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競馬が始まる前に雨が上がり、馬場は良へ回復。パドックでの雰囲気も良く、2度目のG1制覇へ良い流れが来ていると思ったのですが、スタートして良いポジションを確保出来なかったことが悪循環を生むことに。どこかで外目へ持ち出せていれば結果は変わったかもしれませんが、内目を立ち回り、ストレスのかかる走りになったのかも。直線でピリッとした脚を使えずにまさかの14着に沈む。★サリオス

f:id:yakifish:20200513045835g:plain サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

日曜阪神11R マイルCS(G1・芝1600m)14着(3番人気) R.ムーアJ

まずまずのスタートを切りますが、道中は中団後ろ寄りからレースを進めます。直線に向いて鞍上のゴーサインが出るも、前走の力強い伸び脚は影を潜め、後方で流れ込んでいます。

堀調教師「輸送で馬体が減ってしまう面を考慮して早めに阪神競馬場へ移動させたこともあり、前走から大きく体重を減らすことなく出走させることが出来ましたし、週中の天気予報を見るとレース当日は雨が降る確率が高く心配だったものの、先週の様な重馬場にならずに済みました。ただ、『スタートしてから促しても反応が鈍くて、あまり進んで行きませんでした。滑ったり空回りしているわけでは無かったものの、上手くパワーが地面に伝わっていない感じでした。結果的にもっと早めに、残り600mくらいからエンジンを掛けていけば良かったのかもしれません。このような結果になってしまい残念です』とムーアさん(R.ムーア騎手)はレース後に話しており、発表では良馬場にまで回復したものの、サリオスにとっては今日の馬場コンディションは向かなかったのかもしれません。それにしてもここまで敗れてしまうとは思いも寄らなかったですし、何かアクシデントがあったのではと心配でしたが、上がって来た際の様子に問題は見られず、息の方もそれほど時間が掛からずに戻っていました。レース直後に異常は見られなかったのは良かったですが、トレセンに戻ってからもしっかりと状態を確認させていただきたいと思います」(レース結果)

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【次走へのメモ】

ダッシュの差で中位後ろ。勝馬と前後する位置で進め、こちらは直線で内を選択。ただそこから前走のような脚は使えず。(B誌より)

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マイルCS】サリオスは14着 まさかの不発にムーア「今日は合図を出しても…」(スポニチより)

サリオスなら必ずや馬群を断ち割ってくれるはず。直線に向いた瞬間には誰もがそう思ったはず。が、4角を13番手で回った毎日王冠覇者の脚勢に勢いがない。最後は内に進路を取るが、不発。まさかの14着。ムーアはかぶりを振る。「今日は合図を出しても返ってくるものがなかった。馬場が柔らかすぎたのか?とても残念だ」。朝から降っていた雨は早々に上がり良馬場発表でも緩い馬場。名手をもってしても手の打ちようがなかった。

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:12月11日のシャティン・香港マイル(G1)・R.ムーアJ

堀師「前走は不可解な競馬に終わってしまいましたし、トレセンに戻ってからも慎重に状態のチェックを行っていました。阪神競馬場への往復輸送を経ても飼い葉食いは安定しており、最新の計測で馬体重は534キロと馬体減りも見られません。馬も元気な様子で過ごしており活気を失った印象はありませんから、招待を受諾していた香港マイルに向けてこのまま進めていきたいと思います。右トモを中心にケアを行いつつ調整を続け、今週末に検疫厩舎に入って、12月3日に香港へ出発する予定となっています。昨年の香港マイルでは海外・国内の強豪相手に良い走りを見せてくれましたし、今回も力を発揮できるように態勢を整えていきたいと思います。なお、鞍上は引き続きR.ムーア騎手で向かう予定となっています」(11/24近況)

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毎日王冠での快走で1つ弾みをつけてG1・マイルCSへ臨んだサリオス。中間の調整もひとまず問題なく消化し、長距離輸送による馬体減対策として1日早く阪神競馬場入り。当日までに馬体を戻すことが出来ていましたし、パドックに登場してきたサリオスは馬体の張り+落ち着きは上々。ホント上手に仕上がったと思っていたので、あとは鞍上の手腕で久々のG1勝利をプレゼントして欲しいとレースを見守ったのですが…。心配していた雨も競馬が始まる前に上がっていましたし、良馬場まで回復。サリオスに良い風が吹いていると信じてもいましたが…。

まずは五分のスタートを切って欲しいと願っていたも、ゲート出は普通だったも、少し外へヨレてしまったのが誤算。スッと二の脚がついて、前々で流れに乗りたかっただけに、位置取りを悪くしてしまいました。ただ、道中の行きっぷりを見ると、脚を温存することが出来ていましたし、見た目に馬場に脚を捉えられる感じはなし。結果的にこのレースを鮮やかに差し切ったセリフォスと同じような位置だったので、伸びてきて当然でしたが、勝負どころで外にそのセリフォスがいたので、早めに外へ切り替え、エンジンを吹かしていくことは出来ずにじっと我慢の追走。ここでポジションが下がる形になったのも何気に痛かったです。また、鞍上のR.ムーアJはマイルCS直前のレースで内を突いて勝利を掴んでいたので、サリオスにも同様なイメージ(インからの抜け出し)を持っていたのかも。

レース前までは良い雰囲気を維持し、2度目のG1制覇に機は熟したと見ていたのですが、スタートで微妙にポジションを取れなかったのが悪循環に。前走では鮮やかに馬群を捌いてきたサリオスでしたが、レース自体は少頭数。一時期の不調は脱したとはいえ、以前には揉まれ弱さを見せていたので、タラレバですが、外目の枠を引き当て、ノビノビ走らせてあげて欲しかったです。2走目のポカではないでしょうし。うーん、運がなかったですかね。

レース後のサリオスですが、力を出し切ったとは言えない分、ダメージは軽め。また、カイ食いも安定し、順調に馬体が戻ったのは何より。そこで招待が届いている香港マイルへの参戦を決め、今週末には検疫厩舎へ。少し慌ただしいですが、この流れは昨年も経験しているので、香港遠征で実績を残す厩舎力にお任せするのみ。

また、香港マイルでの鞍上は引き続きR.ムーアJに決まったので、今回の悔しさを次走でしっかり晴らして欲しいものです。