インディゴブラック（牡・奥村豊）父キタサンブラック 母カーニバルダクス
日曜新潟11Ｒ レパードＳ（Ｇ３・ダ１８００ｍ）３枠４番 西村淳Ｊ
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：3日にＣＷコースで時計
奥村豊師「先週と先週末に長めからしっかり時計を出していることと、新潟競馬場までの輸送が控えていることから、3日の追い切りは終い重点でサッと時計を出しています。先週と違って今週は前に馬を置く形を採りましたが、気にして走っている感じが窺えました。ただ、キックバックを気にしながらも、最後の直線で馬体を並べて追い出しに掛かると、ゴールを過ぎた後も交わしていくぐらいの姿勢は見せてくれました。先週に引き続いて、西村淳也騎手に調教を手伝ってもらいましたが、『のびのびと走っていた先週とは違い、ナーバスな感じで終始気を遣って走っていましたね。2週続けてこの馬の感じは掴めましたから、レースでは出来るだけのびのびと走らせるように心掛けたいと思います』とのことでした。キックバックは経験を積んで行けば慣れてくれると思っていましたが、現状は経験が活きていない感じですから、いかに揉まれずにのびのび走れるかがカギになってくると思います。西村淳也騎手もこの馬の特徴は掴んでくれたと思いますから、上手くエスコートして良い走りを引き出してもらいたいところです」（8/4近況）
助 手 31ＣＷ良 89.4- 73.7- 57.5- 42.0- 14.2 馬なり余力
西村淳 ３ＣＷ良 54.7- 39.4- 12.0 馬なり余力 ベルシャンテ（三未勝）馬なりの内0.4秒追走クビ遅れ
＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊
第2回新潟4日目（08月07日）
11Ｒ レパードＳ（G3）
ダ1800メートル 3歳OP 指定 国際 馬齢 発走15:45
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ヘラルドバローズ 牡3 56.0 松山弘平
2 2 タイセイドレフォン 牡3 56.0 川田将雅
2 3 メイショウユズルハ 牡3 56.0 岩田康誠
3 4 インディゴブラック 牡3 56.0 西村淳也
3 5 レッドラパルマ 牡3 56.0 Ｍ．デムーロ
4 6 ビヨンドザファザー 牡3 56.0 北村友一
4 7 バレルゾーン 牡3 56.0 三浦皇成
5 8 トウセツ 牡3 56.0 幸英明
5 9 ハピ 牡3 56.0 藤岡佑介
6 10 ホウオウルーレット 牡3 56.0 福永祐一
6 11 ギャラクシーナイト 牡3 56.0 菊沢一樹
7 12 シダー 牝3 54.0 藤岡康太
7 13 ラブパイロー 牝3 54.0 野中悠太郎
8 14 ライラボンド 牡3 56.0 長岡禎仁
8 15 カフジオクタゴン 牡3 56.0 Ｃ．ホー
○奥村豊師 「ここを目標に順調にきています。現状ではキックバックを気にするところはありますが、前走は広いコースで自分の競馬に持ち込み、いい競馬ができました。今回は新潟の１８００ｍで似たような脚質の馬が何頭かいますので、この条件で自分の形が取れるかどうかですね」（競馬ブックより）
＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊
前走の東京・ダ２１００ｍで他馬を圧倒したインディゴブラック。自分のリズムでノビノビ走れた時のパフォーマンスは底を見せていません。そして前走後は大井のジャパンダートダービーへの出走を願いましたが、補欠の５番手では出番は巡ってこず。
そこで再度、ＮＦしがらきでの再調整を余儀なくされると、新しい目標として新潟のレパードＳをターゲットに。牧場時、インディゴブラックは暑さに負けることなく、乗り込みを継続し、帰厩してからも派手な時計は出ていないも、素軽い動きを披露。特にここ２週は初コンビとなる西村淳Ｊに稽古を付けてもらい、インディゴブラックの長所・短所を掴んでもらうことに。そして今回は追い切りで控える形を試しましたが、以前ほどのムキになるような走りは見せず。ただ、他馬の動きに過敏な反応を示すなどスムーズな走りは出来ませんでした。まだまだ精神面で幼さを残し、牡馬らしい貫禄が出てきて欲しいです。
レースに関しては、とにかくリズム重視の競馬。現状で能力を最大限に発揮するにはやや強引にでもハナへ行くこと。西村淳Ｊにはスタートを決めることに全集中して欲しいですが、ゲート出＋二の脚が速いイメージがないのがなあ…。また、相手関係に目を遣ると、ＴＭの印＋人気を集めるライバルは古馬相手に強い競馬をしている馬が多く、ゆくゆくはＯＰクラスまで出世することでしょう。
インディゴブラックは将来性という面ではヒケを取らないと思うも、現状の完成度の低さから、考えれば考える程、いきなりここで通用するのは難しいのかなと思うようになってきました。ですので、結果は横を置いといて、まずは自分の競馬を貫くことに全集中してもらえればと思います。
