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ゆくゆくはスプリント王を狙える素材も、3歳の現時点でG1で年輩馬を相手に互角に渡り合うのは簡単ではありません。ここはチャレンジャーの立場。結果を恐れずに立ち向かっていって欲しい。☆ピクシーナイト

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ピクシーナイト(牡・音無)父モーリス 母ピクシーホロウ

日曜中山11R スプリンターズS(G1・芝1200m)2枠4番 福永J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:29日に坂路コースで時計

音無師「帰厩後も問題なく進められていたことから、先週末に坂路で15-15より少し強め程度の時計を出して今週の追い切りに備えました。そして29日の追い切りはやれば幾らでも出てしまう馬ですし、前走から中2週の競馬ということを考慮して疲労が残らない程度に負荷を掛けて行いました。道中は1馬身ほど追走して、途中からアメリカズカップに併せて行きましたが、仕掛けに入ると反応良く突き抜けて3馬身ほど先着してくれました。騎乗した助手は『時計を出し過ぎないように気を付けましたが、道中はムキになることもなく、とてもリラックスしていました。以前は力みが目立って、心身ともに余裕のない感じでしたが、ひと夏越して成長したことで、苦しいところが解消されて体の使い方が上手になって走りに余裕が出て来ましたね。硬さなどなく、良い状態で臨めると思います』と話していました。セントウルSから間隔が詰まっていることに加えて、古馬相手のG1だけに、いかに良い状態で臨めるかがカギになると思っていましたが、前走後に5日ほど短期放牧に出したことによって、フレッシュな状態になって戻ってきましたし、帰厩後は何の心配もなく進めることが出来ました。最終追い切りも理想通りに行えましたし、後はこのまま無事にレース当日を迎えられるように努めていきたいですね。勝ち上がりはすべて左回りコースですが、右回りコースでも堅実に走っていますし、その点は心配していません。中山競馬場は直線が短いコースですが、スッと好位に取り付けられる脚質を持っていますし、小回りコースで直線の短い小倉競馬場でも最後は良い脚で伸びてきましたから、展開と立ち回り一つで勝機があると信じています。CBC賞とセントウルSでは共に僅差で敗れてしまいましたが、福永騎手は以前から“この馬はいずれスプリント戦で大きな仕事をする”と自信を持っていましたから、この大舞台で結果を残してもらいたいところです」(9/30近況)

助 手 26栗坂重 57.4- 42.7- 28.4- 14.6 馬なり余力
助 手 29栗坂良 52.1- 38.1- 24.9- 12.5 馬なり余力 アメリカズカップ(障未勝)馬なりを0.2秒追走0.5秒先着

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第4回中山9日目(10月03日)
11R スプリンターズS(G1)
芝1200メートル 3歳上OP 指定 国際 定量 発走15:40
枠 馬 馬名 性齢    重量 騎手
1 1  シヴァージ    牡6    57.0 吉田隼人
1 2  ミッキーブリランテ    牡5 57.0 和田竜二
2 3  ラヴィングアンサー    牡7 57.0 岩田望来
2 4  ピクシーナイト    牡3 55.0 福永祐一
3 5  ファストフォース    牡5 57.0 鮫島克駿
3 6  メイケイエール    牝3 53.0 池添謙一
4 7  タイセイビジョン    牡4 57.0 三浦皇成
4 8  ビアンフェ    セ4    57.0 藤岡佑介
5 9  クリノガウディー    牡5 57.0 岩田康誠
5 10 エイティーンガール    牝5 55.0 横山和生
6 11 ジャンダルム    牡6 57.0 浜中俊
6 12 レシステンシア    牝4 55.0 C.ルメール
7 13 アウィルアウェイ    牝5 55.0 戸崎圭太
7 14 ダノンスマッシュ    牡6 57.0 川田将雅
8 15 ロードアクア    牡5 57.0 田中健
8 16 モズスーパーフレア    牝6 55.0 松若風馬

○音無師 「1200mに特化して、差す競馬を覚えさせているが、こういうレースを続けていければと思う。前走後、5日ほど放牧に出したが、うまくリフレッシュできていい感じ。使った効果は大きし、中2週で長距離輸送もある今回は追い切りもこれで十分。G1でも楽しみ」(競馬ブックより)

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スプリンターズS】ピクシーナイト僚馬に2馬身半先着(サンケイスポーツより)

14年ぶりの3歳馬Vを狙うピクシーナイトは、栗東坂路で併せ馬。ラストまで楽な手応えで、4ハロン52秒1-12秒5をマークし、アメリカズカップ(OP)に2馬身半先着した。「中2週なのでやりすぎず、しまいを伸ばす感じ。元気もあるし、問題ない」と音無調教師。1200メートルに距離を短縮した近2走は、年長馬相手に連続2着。福永騎手は「デビューのときから高いスプリント能力を感じていた。これから成長していく馬ですが、力を出せる状態ならいい勝負をしてくれると思います」と力を込めた。

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スプリンターズS】(4)ピクシーナイト 音無師ニンマリ「いい枠引けた」(スポニチより)

セントウルS・2着から参戦する3歳ピクシーナイトは2枠4番に決まった。音無師は「トップスピードになるのが早いタイプ。いい枠を引けましたね」とニンマリ。1日は坂路を軽く駆け上がった。「今回はテンションを上げないように調整。中身はできているし、変わりなく順調です」とアピールした。

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前走のセントウルSではサマースプリント王の勲章とスプリンターズSへの出走権確保を目指したピクシーナイト。悔いを残さないように目イチに仕上げたのですが、当日の馬体重はプラス8キロ。全体的にボリュームは増したとはいえ、お腹回りを見ると太めの造り。それ故、レースで力を発揮できるかちょっと心配になりましたが、いざレースでは外枠で行きたがる面がありながら、何とか宥め、直線は外から懸命の差し込み。開幕週の内有利な馬場の中、最後はひと追い毎に肉薄。レシステンシアが最後苦しくなったのもありますが、クビ差迫ったところがゴールでした。

正直、交わして欲しかったという気持ちはありますが、G1馬相手に食らい付いたように改めてスプリント能力の確かさを証明。レース後、福永Jも『来年は凄い馬になる』とコメントを残してくれました。

ただ、本番のスプリンターズSには中2週のローテで臨まなくてはなりません。春、NHKマイルCへ臨むときもアーリントンCから中2週のローテでしたが、中間の調整に苦心し、レースまでの追い切りは最終追いのみ1本。ちょっと失敗した経験があるだけに嫌な印象を持っています。そんな中、違うところがあるのが、セントウルS後に5日ほどNFしがらきへ放牧に出したこと。短期間でもトレセンを離れ、牧場でリフレッシュされた効果は大きいと思うので、これは良い試みだったと言えます。

そして帰厩後は週末にサラッと時計を出し、29日の最終追い切りは中山への長距離輸送が控えていることもあり、オーバーワークを避ける形。併走馬は攻め駆けしませんが、最後1ハロンくらいから真一文字に悠々と駆け上がってきた姿は好印象。画面からも推進力が十二分に伝わってきました。前走後からここまでの調整は抜かりなく来ていて、前走時に負けない状態にあると思います。また、木曜時点の馬体重が前走時と同じ。少し余裕があった造りだったので、今回は6キロ前後減った形で出走が叶うかなと思います。

しかしながら、3歳の時点でG1・スプリンターズSを勝つのは至難の業に近いレベル。また、今回はスプリント王・ダノンスマッシュが待ち構えていますし、CBC賞で捉え切れなかったファストフォースも参戦。一段と相手関係も強化されています。勿論、G1を勝って欲しいという気持ちはありますが、現時点では来年のG1取りに繋がる走りが出来れば良いと思っていますし、年上に囲まれる中でまずは平常心でレースへ臨めるかどうかに注目。枠はこれまで外に入ることが多かったですが、今回は2枠4番と内目。さほど影響はないのかなと思うも、偶数枠が当たったのは良かったでしょう。あとは詰まることなく捌き切れるかが1つポイントになってきますが、ここなら前に壁を作りやすいので、今回は少しゲートから出していくかもしれません。まあ、その辺りのレースプランはデビューから7戦、手綱を取り続けている福永Jにお任せする。色々想定してくれていることでしょう。

ここはチャレンジャーという立場。古馬の壁にぶち当たるかもしれませんが、まだまだ伸びしろの大きい馬。良いことも悪いことも経験し、その中でG1を狙っていける実力(スプリント能力)を蓄えていって欲しいです。