カーペンタリア(牝・木村(岩戸))父ロードカナロア 母モシーン
・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:ウォーキングマシン
天栄担当者「今週初めに熱発してしまい、体温自体はガツンと上がったわけではないものの、平熱に戻るまで3日ほど時間を要しました。現在は落ち着いていますし、ウォーキングマシンで軽めに動かしていますが、まだ目に見えない疲れが残っている可能性もありますから、しばらくはじっくりと進めていきたいと思います。馬体重は487キロです」(7/9近況)
天栄担当者「その後は体調面も落ち着いていたので、トレッドミルで軽めのキャンターを行っていたのですが、昨日の午後に再び熱発してしまったため、現在は舎飼で様子を見ています。もしかすると暑さにあまり強くないタイプなのかもしれませんし、よく注意しながら調整していきたいと思います。馬体重は499キロです」(7/16近況)
天栄担当者「この中間も無理せず舎飼で様子を見ています。体温自体は若干高めなので無理はさせられませんが、馬房では元気そうな姿を見せてくれています。今後も獣医師とよく相談しながら、運動再開のタイミングも含めて決めていければと思います」(7/23近況)
・在厩場所:福島県・ノーザンファーム天栄
・調教内容:ウォーキングマシン
天栄担当者「その後は体温も落ち着いてきていることから、今週半ばからウォーキングマシンで無理のない範囲で動かしています。運動開始後も体温は維持することが出来ていますし、まだ油断は出来ませんが、今後は段々と乗り運動へとステップアップしていければと考えています」(7/30近況)
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6月中は淡々と乗り込むことができていたカーペンタリアですが、7月上旬頃に熱発を発症してからは見事にリズムが狂ってしまっています。
体温の上昇自体は酷いものではなかったようですが、落ち着くまでに3日を要し、落ち着きを取り戻してからウォーキングマシン⇒トレッドミルでの運動とじわじわ負荷を高めていったところで再度の熱発。軽い運動すら止めて、約2週間は舎飼で静養に努める羽目に。父の仔は暑さに弱い馬が多いですし、カーペンタリア自身は遅生まれで体質面の弱さもあるのでしょう。
その後の経過として、楽をさせたことで体温は落ち着いてきた様子で、7月下旬頃からウォーキングマシンで軽く動かすように。今のところ、体温は安定しているようですが、もう少し様子を見極めてから、トレッドミルでの運動を始めてもらえればと思います。
ただ、同じことを繰り返してしまうと、馬自身が萎えてくると思うので、走ることへの気持ちが切れないようにより丁寧に接していって欲しいです。とにかく焦りは禁物です。