ハーツクリスタル(牡・高野)父ハーツクリスタル 母ペンカナプリンセス
・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン15~16秒のキャンター1本、週3回周回コースで軽めのキャンター3500m
担当者「依然として緩さが目立っていましたから、今週は周回コースでの距離を延ばして乗り込み量を増やしています。体重こそ増えてしまいましたが、脂肪から筋肉に変わってきた印象を受けますし、走りに安定感が出て力強さを感じます。馬体重は546キロです」(7/17近況)
・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
担当者「帰厩に向けて徐々に乗り込み量を増やしており、18日には坂路でのペースを上げたところ、右前膝裏に腫れが出てきました。1日休ませても腫れが引かなかったことから、獣医に詳しく診てもらったところ、右前浅屈腱炎の診断が下りました。以前、左前橈側手根骨を骨折したことからも、脚元には細心の注意を払ってじっくりと進めてきましたが、このようなことになってしまい申し訳ございません」(7/20近況)
浅屈腱炎の診断がおり、未勝利戦がある内の復帰は難しく、出走へ向けた調整の過程で再発のリスクも高いと言わざるを得ません。このような状況では、ご出資会員の皆様のご負担が増えるばかりとなってしまう可能性が高いことから、誠に残念ではございますが、このまま引退させることといたしました。近日中に競走馬登録抹消の手続きが取られ、今後は乗馬となる予定ですが、競走馬保険等を含む詳しいご案内は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。
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3歳未勝利の身なので、復帰へ向けて急ピッチで乗り込みを進めていたハーツクリスタル。慎重に立ち上げてきたので、順調に行ってくれるものと思っていたら、通常の更新日とは違う20日に近況が更新されると、右前膝裏に腫れを確認。詳しく検査を行ったところ、右前浅屈腱炎の診断が下ってしまいました。
募集時に膝の骨片摘出手術を受けたり、2戦目で6着に敗れた後には左前橈側手根骨を骨折。大型馬で脚元へのリスクは感じていたので、この診断が下った時には正直遂に来てしまったかあというのが率直な気持ち。それでも半兄ピボットポイントより勝負根性があって、馬体がしっかりしてくれれば上のクラスを目指せそうな素材だったので、残念は残念です。
今後は近日中にJRAの競走馬登録を抹消され、乗馬として第二の馬生を過ごすことになります。少しでも良い余生を送ってくれることを今は願うばかりです。お疲れ様でした。