ウォータースケイプ
園田12R デスマッチ・ドラゴン伊東竜二賞Ｃ１（ダ1400m）３着（１番人気）吉村智Ｊ
長南師「先週の追い切り後にソエを気にしてしまったものの、幸いにもすぐ落ちついてくれたので、その後も加減せずに乗り込むことが出来ました。前走から１４キロ体重は減っていましたが、前走時はだいぶ余裕がありましたし、気配も良くなっていたので、Ｃ１クラスでも良い走りを期待していました。スタートはあまり速くないですが、1,400ｍ戦なら流れに乗って行けると見ていたところ、案の定ゲートの出は鈍かったもののスッと好位に取り付けて、勝負どころまで理想の形で進めていくことが出来ました。手応えも良かったので前を交わせると思ったものの、直線では意外にも伸びを欠いてしまって、最後は後続にも交わされてしまいましたね。吉村騎手は『前走の内容からこのクラスでも好勝負になると思っていましたが、最後は思ったほど伸びてくれなかったですね。前走は息づかいが荒くても楽に勝利してくれましたが、今回は距離が延びたことで、その影響が最後に出てしまったのかもしれません。1230ｍ戦なら息はもつと思いますが、今のクラスで同じようなポジションにつけてレースを進められるかは何とも言えないですね』とのことでした。本質的にはゆったりとした距離の方が良いタイプだと思いますが、息づかいのことを考えると、まずは短距離戦で勝利を狙う方がいいでしょう。これからもっと涼しくなれば負担も少なくなって、最後までしっかり走り切ってくれると思いますし、次走こそ結果を出せるように努めていきます。この後は心身の状態を良く確かめてから今後の予定について相談させていただきます」（レース結果）
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・在厩場所：西脇トレセン
長南師「レース後は軽めの運動で疲労回復に努めていました。今週初めから軽く乗り出そうとしたところ、昨日になって右前膝を気にする素振りを見せたことから、獣医師に診てもらった結果、骨折が判明しました。以前痛めた左前脚に関しては問題なく進めることが出来ていましたが、今度は右前膝を骨折してしまったように、５５０キロの大型馬だけに脚元に負担が掛かりやすいのかもしれません。もう一つ勝って良い形で送り出したかっただけに、このような結果になってしまい誠に申し訳ございません」（10/1近況）
中央競馬再登録を目指して地方競馬へ転籍したものの、骨折した経緯を踏まえると、中央競馬再登録の要件を満たすには、時間が掛かりそうな状況であることから、今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、中央競馬再登録を断念しファンドを解散させて頂くことに致しました。なお、今後は乗馬となる予定ですが、詳細は後日メッセージボックスにて出資会員の皆様にご案内申し上げます。
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２連勝でＪＲＡへの再登録を決めてくれることを期待したウォータースケイプ。１度使ってマイナス１４キロと馬体が引き締まり、負けられないなあと見ていましたが、スタートで外へ大きくヨれてしまうも、スピードの違いで前へ。上手にリカバーできたので、あとは逃げ馬をどこで交わしに行くか注目していましたが、今回は勝負どころからの手応え＋反応が一息。逃げ馬の方が手応えが良く、直線入り口では黄色信号でしたが、いざ追われてからもジリジリ。前を捉えることができないだけでなく、差されたのはちょっとショックでした。快勝した前走の疲れ・反動があったのかな？
そして翌日になって、新たな更新が届くと、危惧していた骨折の知らせ。以前の箇所ではなく、今度は右前脚。連勝してＪＲＡの復帰が決まっていたら現役続行だったかもしれませんが、今後について協議の結果、ファンドの解散が緊急決定。うーん、残念でなりません。今後は乗馬に転じるようなので、ウォータースケイプの馬生が良きものとなることを願っています。お疲れさまでした。
