アルプスソング（牝・宮田）父ロードカナロア 母アーデルハイト
・在厩場所：ノーザンファーム天栄
宮田師「改めて先週は出走が叶わず、申し訳ございませんでした。数日様子を見させていただきましたが、8の字で常歩を行うとやや左前を出す時に首を使う仕草が見られますし、左前深管に触診反応があります。ただ、それよりも右の背腰にダメージがあり、そこから対角線上である左前の跛行に繋がったと思います。右前蹄に関しては特に問題ありませんし、両前膝のレントゲン検査でも所見は無かったことから、本日ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました。もう少し牧場で様子を確かめさせていただき、それから今後のことについて相談していきたいと思います」(9/6近況)
・在厩場所：ノーザンファーム天栄
天栄担当者「こちらに戻って来て状態を確認しましたが、左前については特に異常は見られませんでした。右トモの踏ん張りには少し甘さを感じるものの、元々そういったところは見受けられますし、大きな心配は要りません。現在はトレッドミルで軽めのキャンターを行っていますが、この感じであれば近く乗り運動を始めることが出来そうです。馬体重は４８８キロです」（9/15近況）
ノーザンファーム天栄へ移動後の状態面に問題は見られず、これまでのレース内容に加え、血統背景からも成長の余地を残している現状を踏まえ協議した結果、中央再登録の資格を得ることを目標に、当競走馬ファンドを継続したまま一旦地方競馬へ転籍させることになりました。15日に中央登録抹消の手続きが取られており、今後の詳細につきましては、決定次第ご案内させていただきます。
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ラストチャンスの舞台に辿り着くことが出来なかったアルプスソング。改めて脚元の状態をチェックすると、右の背腰のダメージが１番キツい様子。そしてそれが対角となる左前の跛行へと繋がったとのこと。６日にＮＦ天栄へ放牧に出ています。
また、ＮＦ天栄へ到着後に改めて馬体をチェック。右トモの甘さはこれまでの課題ですし、深刻な問題はなさそう。そこで今後について協議され、競走馬ファンドを継続したまま一旦地方競馬へ転籍し、ＪＲＡの再登録を目指すことになりました。２戦目の芝での一変ぶりを見ると、ここで引退は残念ですし、妥当な判断だと思いますが、ダート適性は疑問なので、少しでも楽な再出発地を選んでもらえればと思います。
