クールキャット（牝・奥村武）父スクリーンヒーロー 母メジロトンキニーズ
土曜東京11Ｒ 府中牝馬Ｓ（Ｇ２・芝１８００ｍ）１１着（１３番人気） 団野Ｊ
まずまずのスタートを切りますが、道中は中団後ろ寄りからレースを進めます。直線では内に進路を取って脚を伸ばそうとしますが、前との差を詰めることが出来ず、中団で流れ込んでいます。
奥村武調教師「外目の枠に入りましたし、この条件はクールキャットにとってチャンスが大きいと思っていたものの、良い結果を残すことが出来ず残念です。団野大成騎手は、『良い時に比べるとハミに突っかかり気味なフォームで走っていました。前走はもっと馬体を起こして走れていたのが、今回は前ノメリ気味でしたし、メリハリのある走りが出来ず、ダラッとした感じでゴールしてしまいました』と話していました。悪い動きでは無かったものの、この中間の追い切りでは終いの反応に少しズブさを感じていて、そういったところがレースでも出てしまったのかもしれません。パドックでの様子を見ていても、トレセンでの調整時よりも少しトモ周りが寂しく映り、その点が後ろを踏ん張り切れずハミにモタレる部分に繋がってしまったのかもしれませんし、そういった意味では上手く状態をキープ出来なかった可能性もあり申し訳なく思います。また、今回は馬場入りの際にメンコを外したのですが、返し馬で少し気が入り過ぎてしまった感じもあり、その点も良くない方に作用してしまったのかなと反省しています。上がって来た時の馬の様子に問題は見られなかったものの、レース後の状態をよく確認させていただきたいと思います」（レース結果）
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奥村武調教師「先週は良い走りをお見せ出来ず申し訳ありませんでした。トレセンに戻って状態を確認しましたが、全体的に疲れが見られ、レース前よりも皮膚感が落ちてしまっていますし、トモの感じも幾らか寂しく映ります。一旦牧場に戻してしっかりと疲れを取ってから次に向けて進めていった方が良いでしょうから、本日ＮＦ天栄へ移動させていただいています」（10/19近況）
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ソダシ・アカイイトとＧ１馬が出走してきたＧ２戦・府中牝馬Ｓ。定量戦の真っ向勝負では厳しいとは思いつつ、待望の外枠を引き当てたので、ブレーキを踏まずにスムーズな競馬に終始し、どこまで踏ん張ってくれるのかと淡い期待はありました。
パドックに登場してきたクールキャットは前走からマイナス６キロ。悪くない仕上がりだったと思いますが、馬体の張りにはやや欠け、ピリッとした感じが薄かったかなと思います。
レースは互角のスタートを切るも、枠の並びが悪かったのか、スッと押し上げていくことは出来ず。その為、団野Ｊは脚を溜めることを意識し、マイペースの追走。レースの流れが落ち着きそうなら、早めにポジションを押し上げていって欲しかったですが、馬の並びが良くなかったのか、道中は動けず、内目へ進路を切り替えていくことに。
そして最後の直線。団野Ｊの仕掛けに応じ、クールキャットは一瞬伸びてきましたが、坂を駆け上がるちょっと手前で勢いに陰り。そこからは苦しくなり、内へモタれる感じで伸び切れず。うーん、窮屈なところへ入ったのが悪かったのか、追い切りの動きが冴えなかったので、状態が上がってきていなかったのかなぁ。
レース後のクールキャットは脚元こそ大丈夫も、トモが幾らか寂しく、毛ヅヤも今イチと全体的に疲労感が漂います。１９日にＮＦ天栄へ放牧に出ています。
今後については回復次第となるでしょうが、年内の出走は可能性が低く、年明け早々の牝馬限定重賞・愛知杯での始動が有力かなと思います。状態を整え直し、トモをしっかり使える走りが戻ってくるようにお願いします。
