アーデルハイトの２０（牝・宮田）父ロードカナロア
・在厩場所：北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容：週3回屋内坂路コースでハロン18秒のキャンター1本と放牧、残りの日は周回コースで軽めのキャンター1800mと放牧
担当者「この中間からは本格的に騎乗運動を開始いたしました。坂路コースではハロン18秒くらいまで進めているのですが、上手くハミを取って走ることが出来ていますので、手応え的には申し分ありません。ただ、こちらへ来た当初から気の入りやすい部分があって、その影響で硬さが生じる等してきたように、この点は今後も気を付けて進めていかないといけないでしょう。恐らく他馬に遠慮がちな感じで気の小ささが影響している印象を受けますので、周回コースで併せる際に馬混みでリラックスしてキャンターが出来るように改善を図りたいと考えています。そうは言っても走ることに対して真面目ですし、気持ちが変に逸れているような感じではありませんので、今後もしっかりと乗り込んでいきます。また、負荷を掛けつつ放牧も取り入れていることで、馬体の張りや艶はグンと良化してきましたよ。馬体重は４８２キロです」（12/1近況）
・在厩場所：北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容：週3回屋内坂路コースでハロン17～18秒のキャンター1本、残りの日は周回コースで軽めのキャンター1800ｍ
担当者「引き続き屋内坂路コースと周回コースを併用し、順調に乗り運動を継続して行うことが出来ています。坂路ではペースを上げて、ハロン17秒くらいまで脚を伸ばしています。現状はややトモの力強さに欠ける走りではあるものの、ペースアップにしっかりと対応出来ていますよ。走り出しの反応も良く、スピードを上げる時の加速力もありますから、本馬のスピードは武器になりそうですね。気性面も変わらず落ち着いており、操作性も良く余計な仕草もしないので、とても乗りやすいですよ。急にテンションが高くなることもないので体重も減りませんし、運動を進めて行くにあたって、馬体に程良い余裕があるのは良い傾向です。今月も負荷を掛けながらも馬体重が増してきているように、トモの筋肉に張りが出て徐々に体力も付いてきて動きの質は高まっています。こちらはさらに寒さが増してきていますから、調教コースに行くまでの準備をしっかりして、怪我等をしないように体調管理に十分注意していきたいと思います。馬体重は４７１キロです」（12/1近況）
・在厩場所：北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容：週3回屋内坂路コースでハロン18～20秒のキャンター1本、残りの日は周回コースで軽めのキャンター1800ｍ
担当者「この中間からは周回コースに加えて、坂路コースでの乗り込みも併用して調教を進めています。坂路コースでは週に1回はハロン18秒まで脚を伸ばしていますが、バランス良くしっかり走ることが出来ています。普段の様子もとても大人しく、乗り役の指示にも素直に従ってくれて乗りやすい馬ですね。これから負荷を掛けていく中でも大事な要素の1つなので、この性格は悪い方へ向かいないよう注意していきたいですね。また、馬体面はまだ少し余裕があるため乗り込みを積んで引き締めていきたいと思います。ここまで順調に進めることが出来ているので、今後はさらに調教のペースも上げていけると思いますが、馬の状態を見ながら焦らずに進めていきたいと思います。馬体重は４２８キロです」（12/1近況）
・在厩場所：北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容：週3回屋内坂路コースでハロン17～18秒のキャンター1本、残りの日は周回コースで軽めのキャンター1800ｍ
担当者「この中間も順調に調教の強度を高めることが出来ています。現在はハロン17秒ペースまで脚を伸ばしていますが、ペースアップには問題なく対応してくれていますね。最初の内は歩様の硬さが窺えてスムーズな脚捌きではなかったものの、体のバランスが良くなってくるのと同時に、しっかり動けるようになってきました。そして、飛節後腫には注意しながら進めていますが、調教の強度を上げた後も良い意味で状態は変わりないですから、今後もこの調子で進めていきたいですね。ただ、これから厳寒期に入ってくることで捌きに硬さが出てくることも考えられるので、その点には注意しながら進めていかないといけません。ここまで乗り込み量が増えても疲れやテンションが上がることはなく、順調に進められていますので、馬の様子に注意して適度にリフレッシュを取り入れながら、徐々にペースアップしていきたいと思います。馬体重は４８２キロです」（12/1近況）
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アーデルハイトの２０は引き続き臆病な面を覗かせながらも、坂路と周回コースを併用して結構な運動量を消化。調教動画を見ると少し頭の高い走法に見えますが、これは性格面が影響していると思いますが、脚捌きはなかなかシャープ。溜めが利けば切れ味鋭い末脚を繰り出してくれそうです。
ランニングボブキャッツの２０は引き続き力強さに欠けますが、与えられたメニューを淡々とこなしてくれているのは好感。また、その中で操縦性の高さ・競走馬としてのセンスの高さも感じます。また、距離は短いところになってくると思いますが、芝の高速決着にも対応できるようなスピードをこれから見せていって欲しいです。
ヴィアフィレンツェの２０はこの中間から坂路調教を開始。前回の更新時より１０キロほど馬体は減ってしまいましたが、ひとまず無駄肉が削がれたものだと思います。これから負荷を高めていく中、着々と筋肉量を増やしていけるかどうが１つポイント。また、調教動画が更新されましたが、ハミ受けは普通ですし、ひとまず操縦性は悪くありません。脚捌きは意外とキレがあるように思います。
プラウドスペルの２０は飛節後腫がぶり返してこないように注意・ケアは欠かせませんが、今のところは悪い兆候はなし。調教内容を高めることも出来ているのは勿論歓迎ですが、坂路調教の動画を見ると、動き自体は正直『うーん』といったところ。鞍上との意思疎通となるハミ受けがもう１つですし、走りはちょこちょこした感じ。歩様が硬めで躓きそうになる時も窺えます。まだまだ体力不足は否ません。個人的には焦ることなく、今は基礎体力をつけることを意識して欲しいです。
