ロードデルレイ(牡・中内田)父ロードカナロア 母デルフィーノ
2025.01.20
1月19日(日)中京11R・日経新春杯(G2)・国際・芝2200mに西村淳Jで出走。16頭立て4番人気で4枠8番からハイペースの道中を8、8、8、6番手と進み、4コーナーでは内を通って0秒5差で優勝。6勝目を飾りました。馬場は良。タイム2分09秒8、上がり35秒6。馬体重は4キロ増加の490キロでした。
○中内田調教師 「若干、噛むところを見せたものの、上手く我慢できた様子。ハイペースもプラスに働いた印象ながら、馬群でしっかりレースをして2200mに対応できたのは収穫で、凄く強かったと思います。ジョッキーは『今日も硬さは感じられず、能力を発揮できる好仕上がり。気持ちの強い部分を生かして勝負所で早目に進出し、抜け出すとソラを使う形。それ以外に課題は特に無く、今後が更に楽しみだと思う』とコメント。まずは状態を確認し、次の方針を決めたいです」
☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★
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芝中距離の王道路線に大物誕生!ロードデルレイが強い内容で重賞初V(日刊スポーツより)
威風堂々たる走りは、まさに圧巻だった。ロードデルレイは2着に3馬身差をつける完勝で、念願の重賞初制覇を飾った。デビューから1度も掲示板を外したことがない“堅実派”が、明け5歳で才能を開花させた。西村淳騎手は「うれしいですね。(今後も)本当に楽しみな1頭です」と目を細めた。
来るなら来い。能力を信じた競馬だった。メイショウタバルの大逃げで、1000メートル通過が57秒7のハイペースとなったが、慌てず騒がず。中団内で流れに乗り、自分のリズムで脚をためた。
「(道中は)特に考えることはなく、あの子のペースで行きました。少し折り合いに難しいところはありますけど、勝負しに行きました」
3、4角では馬群の内をさばき、積極的に2番手まで押し上げて直線へ。坂の途中、残り200メートル標識の手前で先頭に立つと、最後まで後続を寄せ付けなかった。余力さえ感じさせる強い内容に、中内田師も「もともと期待していた馬。抜け出すのが少し早くてソラを使いましたが、それでも勝ち切ってくれました」と笑顔を見せた。
さあ、目指すはさらなる大舞台だ。重賞タイトルを手にし、次のステップへと歩みを進める。「2000メートルをメインにしてきましたが、2200メートルもこなしてくれたのは大きな収穫。選択肢が広がりました」と師。日本競馬の王道、芝の中距離路線でチャンピオンへ。“王への道”は始まったばかりだ。
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デシエルトに2戦連続で完封され、勢いのある4歳馬が参戦するなど粒の揃ったメンバー構成。ロードデルレイの人気が落ちるのは当然だと思いますし、距離に関しては神戸新聞杯(芝2400m)ではラスト1ハロンで脚色が一緒になっていたので、2200mなら辛抱してくれそうとは思っていましたが、実際には結果の出ていない距離。プラス材料とは言えません。
ただ、今回は坂路オンリーではなく、CWコースでもしっかり負荷を掛けることが出来ていましたし、最終追いは木曜追いでも坂路で楽に好時計をマーク。前脚をスッと前へ振り出していたようにデキの良さは確認。ここまで夏負けによるダメージが尾を引いてきましたが、ようやく寒さが増したことで本来の姿を取り戻してきたのかなと見ていました。
パドックに登場してきたロードデルレイはいつも通り、大人しく周回。いつもより少し内目を歩いているのはちょっと心配でしたが、毛ヅヤや張りは良い意味で変わらず。あとはライバルとの力量差がどうなのか。
レースに関してですが、五分のスタートから出たなりの位置で追走。少し行きたがる面を覗かせましたが、前に馬を置いたり、馬の間に入れたりして落ち着かせ、向正面では上々の手応えで追走。そして勝負どころからのペースアップにも今回は西村淳Jの手綱はほとんど動かずに内で息を潜め、4角手前でサンライズアースが外へモタれたことで目に前にパカッと広がるVロード。そこを躊躇なく突っ込んでいくと直線入り口で早くも2番手。そしてギアが上がって直線での伸びを確認したところで勝利を確信しましたし、これまでの鬱憤を晴らすかのような圧勝劇。ホッとしましたし、父にも母にも出資していたのでちょっと格別なものはありました。これで賞金に泣かされることはないでしょう。
今後は昨年出走が叶わなかった大阪杯(G1)が大目標となり、おそらく直行かなと思います。まずは良い状態で臨めること+気温が上がり過ぎないことを早くも願うばかりです。