アナンシエーション(セ・矢嶋)父Union Rags 母Acquant
・在厩場所:美浦トレセン
矢嶋調教師「もう少し体を絞りたかったなと思う部分もあり、動きのキレの面で良化途上かなと思うところもありましたが、調教を重ねて中身が徐々に上がってきた中でレースに向かうことが出来ました。スタートは五分には出ているのですが、オープンともなると周りも速いですし、終いがそこまで切れるタイプではないアナンシエーションの場合は、もっと良いスタートを切って前目のポジションから進めたかったですね。トレセンでもゲート練習はしており、ある程度は出ていましたが、元々そこまでスタートが速いタイプではありませんし、それでもこれまではそのスタートでもポジションを取りに行って勝ってきたものの、このクラスとなるとそうもいかないですね。道中のペースもかなり遅く未勝利戦のような流れになった中で、馬群の中に入って動き辛かったのも痛かったですし、終いはこの馬なりに脚を使っていますが、周りの末脚がある馬たちには敵いませんでした。トレセンに戻って状態を確認したところ、脚元を含めてこれと言ったトラブルはありませんでした。骨瘤が出てきたりとスムーズにいかなかった部分はあるものの、せっかく任せていただいたにもかかわらず良い走りをお見せすることが出来ず、申し訳ありませんでした」(1/15近況)
近走の競走内容を考慮して今後について協議した結果、現状では中央競馬のオープンクラスで勝利を収めるのは容易ではない状況にあることから、活躍の場を求めて賞金面で充実している南関東(大井・藤田輝信厩舎)へ転籍することと致しました。なお、地方競馬ではミッドウェイファームからレース当日に輸送して出走する「外厩制度」を活用する予定となっております。本馬は近日中に中央登録を抹消し、茨城県・ミッドウェイファームへ移動する予定です。詳細は後日メッセージボックスにて出資会員の皆様にご案内申し上げます。
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12日の前走で見せ場を作ることが出来ずに敗れたアナンシエーション。ただ、骨瘤による休養が長かったので使いつつ上昇を遂げてくれればという気持ちでしたが、15日の近況更新でOPでの頭打ちの現状を考慮し、活躍の場を南関東(大井)へ求めることが決定。レース前からある程度流れは決まっていたんでしょう。
また、アナンシエーション自体にも悪い話ではないので、心機一転を図り、コツコツ頑張ってくれることを願っています。