アンティーゾ（牡・森一）父エピファネイア 母ヒカルアマランサス
・在厩場所：美浦トレセン
森一師「この中間は様々なコースに入って普通キャンターを行った後、ゲート練習を行っています。入厩後は特に気になるようなことは無かったので、ゲート練習を中心に環境に慣らしていくようにしていますが、全体的にテンションが高くてコントロール性という面で難しさを見せています。先週からゲート練習を行っていますが、フレームが長くてそのまま入るとお尻が残ってしまうのですが、最後の1歩を自分から入ろうとしないですし、わざと残しているような感じです。人に対して反抗的とまではいかないものの、こちらに意識が向いていないので、上手くコミュニケーションを取れるように取り組んでいきます。また、ゲートに入った後も結構興奮していましたし、今週の感触次第でゲート試験を受けてみようと思っていましたが、もう少しお時間をいただくことになると思います。また、まだ環境に馴染めていないのか、馬房内でも旋回していて落ち着きがありませんから、もう少し落ち着いて様々なことが出来るように教えていきたいと思います」（12/12近況）
⇒⇒⇒19日にゲート試験を受けて合格しています。
・在厩場所：美浦トレセン
森一師「この中間はゲート練習を中心に進めており、先週は調馬索を行ったりゲートで縛ってみたりするなど、出来ることを徹底的に行いました。その効果もあり、昨日のゲート練習で入りを確認した際にはとても良くなっており、練習の成果が表れているなと感じました。そこで、本日ゲート試験を受けてみたところ、無事に合格することが出来ました。2回目の駐立で少しソワソワする面が見られましたが、これまで発走委員と何度も相談しながら進めてきたこともあり、”この馬はこういうタイプだよね”と理解を示していただきました。ただ、レースに出走するまでには何度か練習するように言われましたから、今後もしっかりと練習をして競馬に臨みたいと考えています。馬房では相変わらず落ち着きが無く、旋回している様子が見受けられます。また、落ち着いていることもあるのですが、何かあるとスイッチが入ってテンションが昂ってしまうような気性的な難しさもありますし、乗り難しいところもありますから、今後も色々と注意しながら進めてまいります。無事にゲート試験に合格することができたため、この後は一度放牧に出させていただく予定です」（12/19近況）
⇒⇒⇒24日に福島県・ノーザンファーム天栄へ移動しています。
・在厩場所：ノーザンファーム天栄
天栄担当者「今週初めにこちらへ戻ってきましたが、脚元を含めてこれと言った異常は見られませんでした。ですので、早速乗り運動をスタートしていて、現在は周回コースで軽めのキャンターを行っています。身のこなしもしっかりとしていますし、今後は坂路調教も交えつつ進めていく予定です。馬体重は５６２キロです」（12/27近況）
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美浦へ戻ったアンティーゾですが、まずはゲート試験の再合格へ向け練習を開始。大型馬故に狭いところを気にするようですし、それに伴い、普段のテンションも高め。「ちょっと苦労するのかな？」と見守っていましたが、調馬索を行ったりゲートで縛ってみたりするなどして対応。アンティーゾもようやく観念してくれたので１９日にゲート試験に挑戦。少し怪しいところはありましたが、無事合格できました。ホッと一安心。
その後はこのままレースへ向かうことが出来るのか放牧を挟むべきかを見守っていましたが、無理することなく一旦放牧へ。環境の変えることでイライラはマシになり、平常心を取り戻してきてくれると思うので、レースへ向けての調教を淡々と積み上げていってもらえればと思います。
