<土曜日>
ロードスカイブルー
中山2R・2歳未勝利・ダ1800mに横山和Jとのコンビで出走。5着でした。
○和田調教師「行こうと思えば位置を取れるスタートの勢い。でも、レースを教える目的で控えた模様です。動いた際に2着馬に先に出られた関係で捲り切れず、結構なロスが生じる形。ジョッキーが『ポテンシャルは良いモノがある』と改めて素質を評価していたように、次に繋がる内容でした」
ルージュラナキラ
⇒⇒⇒別記事で記載済。
ロードクロンヌ
京都10R・花見小路特別・ダ1900mに藤岡佑Jとのコンビで出走。1着でした。
○四位調教師 「私自身は中京へ臨場。距離が延びる点が少し心配だったものの、全くの杞憂と言える強い競馬でした。ジョッキーは『とても良い内容。初めての1900mにもしっかり対応できた』と話していた模様。夏の連勝後に休養を挟ませてもらい、成長を遂げた姿を見せられたのは何よりです」
ロードデルレイ
中京11R・中日新聞杯(G3)・芝2000mに西村淳Jとのコンビで出走。2着でした。
○猿橋調教助手 「前回と同じ相手に再び逃げ切られただけに、向こうが強いのは確かです。それでも、ジョッキーが『今日は特に硬さが感じられず、気負いも許容範囲内。勝てなかったのは残念だが、やはりポテンシャルは高い』と話していた点は明るい材料。まずはレース後の様子をしっかり確認します」
<日曜日>
オリーボーレン
中京7R・3歳上1勝クラス・牝馬・芝2000mに高杉Jとのコンビで出走。2着でした。
高杉吏麒騎手「この中間の調教に乗せていただきましたが、その時よりも状態は上がっているなと感じました。スタートをタイミング良く決めることが出来たので、最内枠を活かしてハナを取ることが出来ましたし、道中でフッと息を入れられたので、リズム良く運べたと思います。内の馬場はそこまで傷んでいないので、馬場を気にすることも無かったですし、勝負どころの反応も良かったです。直線では思っていた以上に踏ん張ってくれたので、このまま逃げ切れると思ったのですが、最後に交わされてしまいました。改善するところは無いと思えるほど綺麗に進めることが出来たので、ここで勝ちたかったですね」(レース結果)
セラフィナイト
⇒⇒⇒別記事で記載済。
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出走記事は曜日ごとにしていましたが、先週末(12/7・8)の結果をまとめて。※別記事で記載した馬あり。
帰厩後、追い切りの動きに良い変化が見られなかったので、馬体面の成長が案外なのかなと思っていたロードスカイブルーでしたが、当日発表された馬体重は464キロ。前走から18キロ増えていたのは嬉しかったですし、見た目にも太目感はなく全て成長分だと思います。
レースは好発を決めるも、行く気を見せずに控える形。今回も砂を被っても嫌がる面は見せなかったですし、折り合いも問題なし。後方2番手からじっくり進めることになりました。そして1000mを通過したあたりから早めに仕掛けて捲りの形。横山和Jは前走同様のスタイルに持ち込んでくれましたが、上位へ来た2頭の動きによって外々を回らされることになったのは痛恨。直線では渋太く頑張ってくれましたが、ワンパンチ・ツーパンチと足りず。ここでギアが上がってくれていれば馬券に絡むようなところへ行けるのでしょうが…。現状はこれまでといったところです。ただ、夏場とは違い、相手強化の中で成績を上げることができたのは悪くないでしょう。
ロードクロンヌはダートへ矛先を向けて2連勝中。ただ、今回は1900mという距離がマイナスに働きそうに思え、苦戦することを覚悟していました。そんな中、パドックに登場してきたロードクロンヌですが、チャカつく姿を見せるも、以前からこういう面を見せていましたし、馬体はスカッと見せて好仕上がり。デキはかなり良かったと思います。
あとはレースへ行って、どういうパフォーマンスを見せてくれるのかと注目していましたが、好発を決めるとハナへ行く構え。ただ、これはライバルの逃げ馬ジョータルマエへのけん制であり、楽な逃げを許しませんでした。そして後続がややモタモタしていたことで馬群は縦長に。その中でロードクロンヌは2番手追走から抜群の手応え。この走りっぷりを見て、これは勝ちそうだなと思うほど。あとは捲ってくる馬に合わせて動いていくだけでしたが、仕掛けてくる馬はなく、藤岡佑Jは強気に4角手前で先頭へ。直線は残り200mまではしっかり走らせていましたが、後続と差がついたことを確認すると無理に追わずにゴールイン。特殊な展開に恵まれた面はあるでしょうが、これは自分で演出したことですし、単純に強かったということでしょう。連勝後の休養期間で馬にも自信が出て、逞しさが増してくれたんでしょうが、ここまで変わるとはビックリ。今後も先行力を生かした競馬で後続に脚を使わせ、悠々と押し切るスタイルを見せていって欲しいです。
ロードデルレイは脚捌きに硬さがある馬なので、タフな馬場を走った後での中2週がどう出るか心配でしたが、坂路オンリーの仕上げながら肌艶よく、品のある佇まいは良い意味で変わらず。デキは維持していたと思います。
レースぶりですが、まずまずのスタートを切るも、西村淳Jはテン乗りということで折り合いを優先。少しポジションが後ろ目でしたが、リズム良く気分良く走れていたと思います。そして勝負どころからジワッとポジションを押し上げ、直線を向いた際、スムーズに外へ。あとは追ってから脚を繰り出し、逃げ・先行勢を捉え切るのみでしたが、唸るような手応えで逃げていたデシエルトが坂を駆け上がるところで気合をつけるとギアが上がり、後続を突き放すことに。この時点で万事休すでしたが、内でひっそり手応え良く進めていたマテンロウレオとの2着争いは何とか制し、賞金を上乗せできたことは○。同じ相手に連敗は痛いですが、本格化した勝ち馬は強かったです。あと、個人的な見解ですが、気持ちの強い馬ではないので砂を被ったりすると戦意喪失するかもしれませんが、攻めは動く馬なのでダートというのも選択肢としてそろそろ考えても良いのかなと思います。
オリーボーレンは放牧を挟んだとはいえ、前走で大きく崩れることに。それを引きずっていないか心配でしたが、高杉Jに手が戻り、反撃して欲しいなあと見ていました。
パドックに出てきたオリーボーレンですが、お腹回りは若干さみしく見えましたが、意外に肌艶は良く、気分良さそうな周回。デキの良さは感じました。そしてレースではどういう立ち回りを見せるか注目でしたが、今回は最内枠が当たったので、好発を決めると無理しない範囲で前目の競馬を主張。案外楽にハナへ行けたのはビックリでしたが、道中は下手にペースを落とさず、淀みない流れを演出し、途中から動いてくる馬を牽制。パドックでの気分良さそうな周回がレースでも同じように発揮されると直線の坂を駆け上がったところで後続を少し突き放し、逃げ切り態勢。「これはやったあ!」と思ったのですが、内々で息を潜めていたスズカミエールに良い瞬発力を発揮されて無念の2着。惜しかったですが、コツコツ稼いで欲しい気持ちが強いので、ナイスな2着と言って良いのかなと思います。今後も逃げのスタイルを極めていって欲しいです。