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出遅れて最後方からの競馬になった時はドキッとするも、道中は折り合いに専念して脚を温存。直線でGOサインが出ると馬群を一気にのみ込み、デビュー戦からの2連勝を決める。☆ルージュラナキラ

f:id:yakifish:20200825181938g:plain ルージュラナキラ(牝・加藤征)父アドマイヤマーズ 母レッドアネラ

2024.12.07
土曜中京9R つわぶき賞・牝馬(芝1400m)優勝(7番人気)

岩田康誠騎手「おめでとうございます。後手を踏んでしまって焦りましたが、気持ちを切り替えて後ろからの競馬に。前の集団に追いつこうとする気持ちが強かったですが、馬の後ろに付けると思ったよりも楽にフッと抜けたので、その位置で脚を溜めることができました。勝負どころからずっと前の集団がごちゃごちゃしているのがわかっていたので、直線は大外へ。坂を上がり切ったあたりで苦しそうにしていましたが、気持ちだけでスピードを最後まで維持してくれました。気持ちが強いのに操縦性も高いので、これからも楽しみです」

加藤征弘調教師「外から寄られて下がったことで、ジョッキーも腹を括ったみたいです。その後は多少行きたがるところはあったようですが、気持ちを維持しつつ、うまくなだめながら乗ってくれました。初戦もそうでしたが、どんな状況でも冷静に走れるところがこの馬の強み。これで2戦2勝ですから、この後は強気にいきたいですね。今日はおめでとうございました」

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【次走へのメモ】

出遅れて最後方から。掛かりそうになったので折り合い重視でじっくりと。残り600mから仕掛けて進出開始。外へ膨れ気味でコーナーリングは決して上手ではなかったが、あっという間に馬群をのみ込み、ナムラクララとの追い比べを制する。まだ若いが素質は十分。(B誌より)

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2024.12.11
加藤征弘厩舎→リバティホースナヴィゲイト
本日(水)リバティホースナヴィゲイトに移動しました。

加藤征師「レースでは出遅れてしまったものの、パフォーマンスを発揮することができて良かったです。改めてありがとうございました。ここまでは引き運動で様子を見ていましたが、両背腰に使ったなりのダメージはあるものの歩様には問題ありませんし、飼い葉もこの馬なりに食べていますよ。今日(水)リバティホースナヴィゲイトへ放牧に出しました。芝のレースで異なる戦法で2連勝できたので、今後は重賞戦線に挑戦していきたいと思っています。この後の馬のコンディション次第にはなるのですが、現時点では桜花賞トライアルのいずれかへ向かう方向で考えていますよ」

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デビュー戦は楽な展開からの逃げ切り勝ち+関東馬ということで思っていたよりも人気がなかったルージュラナキラ。ただ、追い切りではタメの利いた走りで終いスパッと動けていたので、2戦目となる今回、好位からの競馬でひと伸びしたレースを見せてくれるのかなと期待していました。

パドックに登場してきたルージュラナキラですが、中京への輸送を経て前走から増減なしの馬体重。デビュー戦同様ハミを越したりして幼さを覗かせるも、イレ込みや気負いはなく、雰囲気は良さげに見えました。

レースでは先を見据えて控える競馬を試みるのかなと見ていましたが、ゲート内でややソワソワし、脚を揃える形で発馬。そして隣の馬に寄られたことでリカバーできずに最後方からの競馬に。さすがにこういう極端な競馬は想定外でしたが、道中はルージュラナキラのヤル気を宥めつつ、脚を温存する形。折り合いもすぐ付き、岩田康Jの手応えが凄く良かったので、あとは実際にどこまでの末脚を繰り出せるかどうか。

直線を向く際、隣の馬を気にしたのかスピードが乗り過ぎていたのかコーナーリングが雑になったので嫌な感じはしましたが、鞍上からのGOサインが出るとルージュラナキラも反応して大外から内の各馬を一気に飲み込む感じでいざ先頭へ。ただ、さすがに坂を駆け上がってからは勢いは鈍りましたが、内から抵抗したナムラクララを抜かせなかった根性も立派。育成時、「坂路には、同期生の多くが苦しくなる地点があるのですが、そこから、もうひと伸び出来ることが、この馬のセールスポイント」とのコメントがありましたが、そういう面を実感することが出来ました。

レース後のルージュラナキラですが、力を出し切った分、背腰に疲れは見られるようですが時間の経過と共に解消できるレベル。あとはレースから数日経って気持ちが緩んできた時に疲れが出なければ大丈夫そう。11日に美浦近郊のリバティホースナヴィゲイトへ放牧に出ています。次走については未決定も、桜花賞TRが有力。1ハロン延びるのはどうかな?という気持ちはありますが、今回のような控える競馬が出来るなら気の強さを生かして辛抱してくれるかも。まあ、個人的には芝だけでなくダートも走れる馬だと思うので、息の長い活躍を見せていってくれれば満足です。