オリーボーレン
新潟９Ｒ・土湯温泉特別・牝馬・芝1800ｍに柴田裕Ｊとのコンビで出走。13着でした。
柴田裕一郎騎手「良いポジションを取ってスムーズに競馬を進めることが出来たと思うのですが、3～4コーナーでメイショウノブカが上がって来た時に張って行こうとしたものの、その時点では既に余力が無くなっていました。何が原因か断定することは出来ないものの、昨日の雨で馬場は悪くなっており、ズドンズドンとかなり脚を取られてしまっていました。また、新潟・福島と輸送続きですから、もしかしたら幾らか疲れがあったのかもしれません。今日は良い走りをお見せすることが出来ずに申し訳ございませんでした」（レース結果）
ロコポルティ
京都11Ｒ・みやこＳ・ダ1800ｍに丸山Ｊとのコンビで出走。12着でした。
丸山騎手「前走はもう一つ良い脚が使えなかったですが、レースを使った上積みから今回はこの馬の良いところを見せてくれると期待していました。速い馬が揃っていたので、道中は馬のリズムに合わせて追走し、上手く脚を溜めていくことが出来ました。前回よりもハミ掛かりが良くて、これなら伸びてくれると思っていましたが、追い出してからが案外で、最後は止まってしまいました。以前と比較しても物足りないですし、まだ本調子ではなかったのかもしれません」（レース結果）
＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊
初勝利を掴んだ舞台で奮闘してくれることを願ったオリーボーレン。その一方で色々考えながら乗ってくれていた高杉Ｊが先約で乗れず、同期の柴田裕Ｊとの初コンビ。折り合い難など癖のある馬ではないも、牝馬らしい繊細さ・脆さがあるので、如何に気分を損なわずに走らせることが出来るかどうかが鍵でしたが、良いように言えば正攻法の競馬。向正面までの進路取りは悪くなかったと思いますが、３角手前からオリーボーレンの外を捲っていく馬が出てくると、行きっぷりが悪化。また、レース自体の流れが速くなったことで余計にアップアップ。４角手前でズルズル下がっていくと流れ込むのが精一杯。長距離輸送を含む連戦で目に見えない疲れはあったとしても、脆さが出てしまったというのが大きな敗因でしょう。好走するには色々と条件が付きます。
レース後のオリーボーレンですが、全力を出し切っていないこともあって脚元等は大丈夫。ただ、良いところなく負けているので、心身のリフレッシュは不可欠。まずは楽をさせて馬体のボリュームを増してから次走以降の巻き返しに備えてもらいたいです。
ロコポルティは脚抜きの良い馬場になってどこまで対応できるかどうかに注目していましたが、それ以前の問題で１２着と大敗。ひと叩きして状態が上がってくるものと見ていましたが、パドックでもピリッとした感じに欠けましたし、レースで追走している姿を見ても、脚が溜まっている感じはなく、余裕もなし。そして勝負所から押し上げるどころかジリジリ後退していくと見せ場すら作れず。前走（５着）よりメンバーの粒は揃っていましたが、在厩調整で臨んだことが仇になり、内面が疲弊した状態だったのかもしれません。元々、走ることに前向きな馬ではないですし。
レース後のロコポルティですが、反動を心配した脚元等に異常が見られなかったのは幸い。まずはしっかり回復を果たしてから、次走へ向け、再始動してもらえればと思います。次走は間違いなく年明けになってくるでしょうが、３勝クラス→ＯＰを連勝した輝きを取り戻せるようにお願いします。
