ボンディマンシュ(セ・藤田輝【大井】)父ロードカナロア 母ビアンカシェボン
6月5日(月) 大井11R ジューン賞(ダ1400m) 3着(1番人気) 笹川J
藤田輝信調教師「馬体重はほとんど増減がなかったように、良い意味で前走時と変わりない状態で出走させることが出来たと思います。速くはないですが、スタートもこの馬なりには出ていますし、その後もリズム良く運ぶことが出来たと思います。笹川翼騎手は、『良い意味で馬が大人なので、とても乗りやすかったですね。4コーナーの手応えも良くて、これなら差し切れるかと思ったのですが、重馬場ということもあってか前も止まらなかったですね。上手く乗れたと思っただけに、勝つことが出来ず残念です』と話し、悔しがっていました。それでもちゃんと脚は使って頑張っていますから、この競馬を続けていけばまたチャンスが巡ってくるはずです。この後はミッドウェイファームでの状態を見て最終的に判断しますが、ここで一息入れてあげても良いのかなと考えています」(レース結果)
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・在厩場所:ノーザンファーム天栄
ミッドウェイファーム担当者「前走は勝つことが出来ず残念でしたが、この日の大井は内を通った馬が有利な傾向にありましたし、ボンディマンシュにとって馬場傾向がマイナスに働いた影響もあったと思います。それでも、馬体が絞れてからは安定して走ることが出来ていますし、この競馬を続けていけばまた良い結果が期待できるはずです。レース後は脚元を含めた馬体面に異常は無いものの、ここまでコンスタントにレースに使ってきましたし、精神面でのリフレッシュを図るために、今日ノーザンファーム天栄さんに移動させていただきました」(6/8近況)
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前走で地方(大井)での初勝利を掴み、その勢いに乗って連勝してくれることを願ったボンディマンシュ。前走からプラス2キロと絞れた馬体をキープし、レースへ臨めたのは良かったと思います。
レースに関しては、スタートを決めて欲しいと見ていましたが、少しタイミングが合わず、二の脚も一息。ドキッとさせられましたが、レースの流れが緩やかだった分、大きなロスとまでは至らず。先行勢の動きを見ながら中団でリズム良く追走出来ていたと思います。そして3角過ぎからは距離ロスを避けるために馬群を捌く感じで進出を開始するも、勢い・反応はやや物足らず。4角を回り、直線を向いた際は伸びを欠いてしまうかなあと心配するも、いざ追われてからはジリジリ加速。ただ、まとめて面倒を見てしまうような迫力には欠けていましたし、内から馬場が乾く感じだったのか内有利の傾向。そして緩やかな流れも先行勢に大きく味方したと思います。ボンディマンシュは1番人気の支持を裏切ることになってしまいましたが、今回は運がなかっただけですし、最後まで渋太く脚を伸ばしたことは今後の収穫だと思います。悪くない1戦でしょう。
また、レース後のボンディマンシュですが、脚元等に異常はなし。ただ、コンスタントに4戦してきたこともあり、ここで小休止を挟むことに。8日にNF天栄へ移動しています。まずは心身の疲れを癒してもらい、暑さ等に気を配りながり、帰厩へ向けての上昇カーブを描いていって欲しいです。