レッドセリオン（牡・萩原）父エピファネイア 母ドライヴンスノー
レース後コメント（９着）
戸崎騎手「スタートは出てくれたし、走りのバランスも良かったと思います。道中で抱えるところも作れましたが、直線で促してからは馬場も影響したのかそこまで伸びなかったですね。速い脚がある馬ではないので、結果的にはもう少し前目の位置を取って粘り込むレースをしても良かったかもしれません。ただ、背中の感触は良いものがあったので、今回使ったことで次は変わってくると思います。あとは今日のような広いコースよりも小回りの方が合っていそうなのと、パワーがあるのでダートを試してみるのもいいと思います」
萩原調教師「輸送もクリアして初めての装鞍所やパドックでも落ち着いていましたね。スタートも問題なかったし、道中も良いリズムで運べていたと思います。直線は手応えほど伸びなかったですが、既走馬が相手で不良馬場という条件も堪えたかもしれません。レースを使ったことで次はスタートなども更に良くなりそうですし、もっと器用な競馬もできるようになると思います。次走はジョッキーからの進言も考慮して、ダートも含めて検討したいと思います」
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萩原調教師「レース後なのでここまでは引き運動で様子を見ています。使ったなりのダメージはありますが、大きくガクッと来た感じはないでし、飼い食いもしっかりしています。もう少し状態を見てからこの後の予定を考えますが、問題なさそうならこのまま在厩させて、次の福島開催で使えればと考えています」
萩原調教師「昨日の午後のチェックでも歩様は大丈夫でしたし、気持ちもしっかりしていたので、今日から騎乗運動を再開しています。出掛けの歩様も気にならなかったし、硬さもそこまで感じさせません。飼い葉も完食していますし、体調も問題ありません。乗ってみた感触も悪くないので、このまま厩舎に置いて進めていこうと考えています」
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蹄の不安で一時期はデビューまで辿り着けるか怪しかったレッドセリオン。それ故、この時期とはいえデビューできたのは良かったですし、追い切りの動きが良く、密かにデビュー戦からやれないかなと期待して臨んだ１戦でした。ただ、芝の中距離の未勝利戦はそれなりに相手が揃っていて、想像していた結果とはいきませんでした。
まず、パドックに登場してきたレッドセリオンですが、馬体の張り・艶は良かったですが、重目が残る造り。また、初めての実戦ということで回りに遠慮しているような感じで気配は地味でした。
レースぶりに関してですが、ほぼ互角のスタートを切ると二の脚もマズマズ。中団の外でレースの流れに乗ることになりましたが、折り合いも付いて脚を溜めながらの追走。道中はリズム良くマイペースで走れていたと思いますが、勝負どころから徐々にペースが上がっていくと、セリオンの反応・手応えは段々と怪しくなり、直線でいざ追われてからの伸びは案外。最後も止まってはいないのですが、見せ場を作れずに９着まで。
率直なところ、もう少し頑張ってくれるかなと想像していましたが、トラブル続きを克服してのデビュー戦で無理はできなかったのかなあ？ 馬場の悪化もプラスには出てくれませんでした。
レース後のセリオンですが、心配された脚元（蹄）への反動はなし。ひとまずホッとしましたし、内面の疲れは想定内。８日から騎乗運動を再開していますが、そこまで硬さは気にならず、次の福島開催での出走を目指して在厩で進めていくことになりました。
今回追ってからはもう１つでしたが、スタートは道中の折り合いは問題なく、それなりに競馬センスを経験したので、２戦目となる次走では慣れを見込み、掲示板に載るところまで（５着以内）には来てほしいです。ただ、ダートを試すなら、パサパサのダートで踏ん張りが利くのかどうか心配もあります。
