焼魚定食の表示価格には消費税が含まれています。

出資しているシルクとロードと東サラのお馬さん情報が中心。(有)シルクホースクラブ&(株)ロードサラブレッドオーナーズ&(株)東京サラブレッドクラブのHP掲載の情報の転載・画像使用の許可を得ています。

正直、大崩れすることは考えてなかったも、前走でスタートから出していった影響もあり、行きたがって折り合いを欠いてしまう。今回はこれが全てで、直線の坂を駆け上がったところで力尽く。よもやの11着。★ペースセッティング

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ペースセッティング(牡・安田隆)父Showcasing 母Jet setting

土曜中京11R ファルコンS(G3・芝1400m)11着(2番人気) 岩田康J

安田隆行調教師「必要以上にテンションが高くなることもなく、良い雰囲気でレースに挑めました。ゲートの出はもう一つでしたが、ジョッキーが促していくとスッと二の脚が付きましたから、その位置でリズムよく運べれば良かったものの、抑えきれず引っ掛かってしまいましたね。岩田康誠騎手は『道中はムキになって折り合いを欠いてしまいましたね。それに道中は手前を何度も替えていましたし、緩い馬場が堪えたように思います』と話していましたから、色々と噛み合わないレースになってしまいました」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:ノーザンファームしがらき

安田隆師「先週は心身ともに良い状態で挑むことが出来ただけに、消化不良なレースになってしまいました。レース後は息の戻りが早く、走り切った感じではなかったですから、途中で嫌気が差して走るのを止めてしまったように思います。ゲートの出がもう一つだったことから、流れに乗り遅れないように押っ付けていったようですが、マイル戦でもあそこまで折り合いを欠くようなことはなかったですし、岩田康Jとは初コンビとは言え、手が合っていない感じでした。21日に一旦牧場へ戻させていただきましたが、次走の予定につきましては立ち上げの様子を確かめつつ検討していく方針です」(3/22近況)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

想像していたよりも道悪が進み、重馬場での1戦となった今回。追い切りでは岩田康Jが2週連続で騎乗して感触を掴んでもらい、ペースセッティングの動き自体も余裕のあるもの。距離短縮でカルロヴェローチェが強敵になってくるのは分かっていましたが、仕上がりの良さと馬場適性で対抗してくれるのではないかなと見ていました。

実際、パドックに出てきたペースセッティングは前走から増減なしの姿できちっと出来ていました。テンションに関しても、問題ない範囲だったと思います。

レースに関しては、前走でハナヘ行く競馬で1つ結果を出しましたが、今回は前走から1ハロン短縮。適性を考えればこれは大歓迎ですが、今回もハナを奪いに行くのかは不透明。先々を見据えれば、好位からの競馬を再度試みる可能性は高そうと思いつつ、控える競馬をした際、前走でスタートから出していった影響(促して逃げた)が出ないかどうか心配もありました。そして実際、好位で折り合おうとするも、少しムキになったペースセッティングを制御できずに引っ掛かることに。序盤でリズムを乱したことが全てです。

最後の直線を向いたペースセッティングは前を追おうと頑張ってくれましたが、坂を駆け上がるところでガス欠。内から外へ出してきたカルロヴェローチェと少しゴチャ付いて嫌気も差した感じですが、その時点で余力なかったです。

血統や走りから道悪でも辛抱できそうで、正直大崩れするイメージはなかったのですが、まだまだ心身の幼さを残すこの馬には1度リズムを欠くと、取り戻すことが出来ませんでした。1200mだとレースが流れやすいので好位でも我慢は利くと思いますが、1400m以上は小細工なしに気分良く走らせた方が良さそうです。

レース後のペースセッティングは力を出し切っていない感じで元気一杯。ただ、気持ちの昂りは残ると思うので、まずはNFしがらきでリフレッシュさせ、落ち着きを取り戻して欲しいです。次走に関しては、賞金が足りるならNHKマイルCが有力かなと思いますが、その際はシンザン記念の再現を狙った競馬を是非。よもやの大敗を今後の糧にしてくれることを願っています。