ダイアトニック
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：15日に坂路コースで時計
・次走予定：12月24日の阪神・阪神Ｃ（Ｇ２）・岩田康Ｊ
安田隆師「15日に坂路で追い切りを行いました。負荷を掛け過ぎて気持ちが乗り過ぎてしまうといけないので、終い重点の形を採りましたが、全体時計は54.1秒と平凡なものの、ラスト1ハロンは12.1秒の好タイムをマークしてくれました。騎乗者曰く、『涼しい時期が良いのか、年齢を感じさせないほど活気に満ち溢れていますね。終い重点とはいえ、追えばもっと時計が出ていたと思うほどで、迫力満点の動きでした。間違いなく前走以上の出来で来週の競馬に向かうことが出来そうです』と好感触でした。元々、涼しくなって調子を上げていくタイプではあるものの、毛が伸びて見映えが悪くなる馬がいる中でも、ダイアトニックは馬体の張り・艶共に良いですから、それだけ心身の状態が良いのでしょう。この調子で来週の競馬に向けて万全の状態に持って行ければと思っています」（12/15近況）
助 手 11栗坂良 59.0- 43.6- 28.8- 14.5 馬なり余力
助 手 15栗坂良 54.1- 39.2- 24.9- 12.1 末強め追う
ペースセッティング
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：8日に坂路コースで時計
・次走予定：12月24日の阪神・万両賞（C.デムーロＪ）
安田隆師「15日にＣＷコースで追い切りを行いました。道中はペースセッティングが3頭縦列の最後方を追走し、直線で最内へ入れる形を採りましたが、追っ付けている相手に対して、こちらは馬なりのままゴールしています。騎乗者曰く、『競馬を使っていく中でどれだけ前向きさが増してくるか気掛かりではあったものの、道中は上手く折り合って走っていましたし、必要以上にムキになることはありませんでした。追えばもっと動いていたと思いますし、まだ心身ともに幼さが残るものの、この馬なりに逞しくなっていますよ』とのことでした。このひと追いでもう一段階上向いてくると思いますし、レース1週前としては良い状態に仕上がってきていますよ。なお、鞍上はＣ．デムーロ騎手に依頼しています」（12/15近況）
助 手 11栗坂良 56.1- 39.9- 25.7- 12.7 馬なり余力
助 手 15ＣＷ良 82.5- 66.0- 51.4- 37.1- 11.6 馬なり余力 ジャスティンカプリ（二未勝）強めの内2.3秒追走同入 ダノンプレジャー（新馬）一杯の内1.8秒追走同入
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来週末の出走を予定している栗東・安田隆厩舎の牡馬２頭の近況をまとめて。
ダイアトニックは寒さが増す中でも毛ヅヤは上々。７歳馬ながらデキの充実を感じますし、サラッと追った追い切りはスピード感に溢れています。気持ちの昂りも現状では問題ありません。あとは歩様等の硬さが増してこないよう、馬体のメンテナンスは時間を掛けて行ってもらいたいです。
ペースセッティングも１５日にレース１週前追い切りを行っていますが、同世代の馬との併せ馬を敢行。１番後ろから進めていますが、ムキになって前を追い掛けることはありませんし、余力を残した中で同入。少し気合を付けていれば、スッと同僚を突き放せたことでしょう。また、次走の鞍上にはＣ.デムーロＪを確保。スタートを決めれば、正攻法から抜け出しという横綱相撲が出来る筈。来年への飛躍へ向け、年内にもう１勝積み重ねてもらいたいです。
