ロードベイリーフ
2022.12.05
12月4日(日)中山11R・ラピスラズリS(L)・国際・芝1200mにM.デムーロJで出走。16頭立て8番人気で4枠7番から平均ペースの道中を6、8、8番手と進み、4コーナーでは中央を通って0秒3差の7着でした。馬場は良。タイム1分08秒4、上がり34秒2。馬体重は8キロ増加の492キロでした。
○森田調教師 「勝負所の手応えが非常に良く、直線は伸びるだけのシチュエーション。『ずっと詰まって抜け出せなかったのが全てで、進路さえ開いていれば勝てた』とジョッキーは振り返ると共に、スムーズに導けずに敗れた点を謝る様子でした。歯痒い競馬に終わり、申し訳無いばかり。ただ、スプリント戦で改めて能力を示せただけに、今後もこの路線に拘りましょう」
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2022.12.07
レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。馬自身の状態に応じて追い切りを行い、12月17日(土)阪神・タンザナイトS(OP)・国際・芝1200mに予定しています。
○森田調教師 「馬なり調教ぐらいの疲れ方。一回も追えなかったように、全く走り切っていません。脚元等に関する不具合も認められない点を踏まえ、中1週で組まれるタンザナイトS(OP)への参戦を模索。除外の可能性も高いだけに、ジョッキーについては検討段階です」
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ポレンティア
日曜中山12R 3歳上2勝クラス(芝2500m)3着(6番人気) H.ドイルJ
マイナス28キロ。まずまずのスタートを切ると、道中は中団からレースを進めます。直線では内ラチ沿いに進路を取って脚を伸ばすと、2着馬とハナ差の3着でゴールしています。
田中博康調教師「この中間にお伝えさせていただいた通り、馬体重は20キロ以上絞れていて、余分なものが取れた状態で送り出すことが出来ました。減少幅としては20キロ台前半で収まるかなと思っていたので、その点では想像していたよりも減ってしまっていたものの、馬体を見ても細くは映りませんでしたから、許容範囲内だったと思います。余計な脂が取れたからか、今回の調整時には鼻出血の気配は見られず、状態の良さを感じていましたし、あとは競馬に行って出来るだけテンションを上げたくないと考えていましたから、今回は耳を二重に覆ったメンコを着用してレースに挑みました。その分スタートしてからの進みはあまり良くなかったものの、一方で道中はリラックスして運ぶことが出来ていました。余計なスタミナをロスすることが無かったことで、勝負どころを回ってくる際には内か外か進路を選べるくらい手応えに余裕がありましたし、直線でもしっかりと脚を伸ばしてくれました。ドイル騎手は、『スタートはあまり良くなかったですが、その後は焦らず落ち着かせて走らせることが出来ましたし、良いリズムで運べたので、結果的に良い走りが出来たと思います。ゴールしてからもなかなか止まる気配が無かったですし、スタミナが豊富な馬ですが、もう少し距離が短くても対応できそうな印象は持ちました。とても良い馬ですね』と話していました。ジョッキーはもう少し距離を詰めてもと話していたものの、そうするともっと切れ味のある馬にやられてしまう恐れがありますし、この馬の長所であるスタミナを活かすには、これくらいの条件を使っていった方が良いのかなというのが、レース直後の率直な印象です。上がって来た際の様子にこれと言った問題は無かったものの、トレセンに戻ってからもよく状態を確認させていただきます」(レース結果)
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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:12月25日の中山・グッドラックHC
田中博師「トレセンに戻ってよく状態を確認していますが、鼻出血の兆候は見られませんし、精神的にも煮詰まってしまった印象はありません。これから乗り運動を開始して、疲れが出て来るようであれば無理はさせませんが、問題なさそうなら中2週の同条件に向かいたいと考えています」(12/7近況)
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日曜日(12/4)に出走した出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。
当初の予定を変更し、中山・ラピスラズリSへの出走となったロードベイリーフ。プラス8キロでの出走で若干立派に見えましたが、いつも通りの落ち着いた様子。あとはここ2戦が千直での出走だったので、戸惑うことなく走れるかどうかに注目しました。
スタートは若干甘かったですが、M.デムーロJは少し促して中団を確保。そこからは下手に動かずに馬群で脚を溜めることに専念。思ったよりもペースが流れず、ごちゃごちゃしたのは痛かったですが、勝負どころからのペースアップにも余裕を持って対応。直線を向くまで持ったままの手応えで来たのはちょっとビックリ。やはり鞍上と手が合うんだなあと見ていたのですが…。
ただ、直線を向いた時に内へ拘ったのが痛恨。前に実績&人気のシャインガーネットがいたので、確実に伸びてくると見て、その抜けた進路を生かしたかったところ。それなのにどん詰まり状態で直線の急坂を駆け上がってくるとは、うーん。そして駆け上がったところで勢いの優劣がハッキリして馬群が少しバラける形。そこから急追しても7着が精一杯でした。完全に脚を余してしまいました。
レース後のベイリーフは走ったなりの疲れは残るも、ほぼほぼ追えなかったので元気一杯。ひとまず在厩調整を続け、中1週のローテで阪神・タンザナイトSを目指すことに。何とか出走へ漕ぎ着けて欲しいですが、現実的には除外濃厚でしょう。前走は枠順にも泣きましたし、ちょっと運から見放されています。ただ、噛み合えば、OPでも通用することは示しているので、今後、何とかチャンスをモノにして欲しいです。
ポレンティアはレース前から20キロほど絞れていると言われましたが、実際は更に減ってのマイナス28キロでの出走に。お腹回りは若干寂しくなっていたかと思いますが、馬体がスッキリしたことで雰囲気は良化。この馬なりに落ち着きはキープできていました。
レースでは若干出が甘くなり、中団からの競馬に。積極的に運ぶことを予想していただけに意外な展開になりましたが、H.ドイルJは折り合いをしっかり付け、リズム良く走ることが出来ていたと思います。そして勝負どころから直線を向くところでは、このレースを逃げ切ることになるサザンナイツの手応えが抜けていましたが、ポレンティアも先団の後ろで余力十分。直線で捌き切れれば、上位へ来れるなあと思いました。そして実際、直線を向いたポレンティアとH.ドイルJは最内の狭いところを突き、最後の急坂を駆け上がるところでは2着安泰という雰囲気。ただ、最後の最後で脚が上がり、交わしていたミステリーウェイに頭の上げ下げで3着へ。器用に立ち回ることは出来ましたが、若干距離が長いんでしょう。相手関係&頭数に恵まれたのは確かですが、現状の力をしっかり出し切れたのは評価できます。
レース後のポレンティアは鼻出血を発症することもなく、脚元も大丈夫そう。このまま変わりない状態を保てれば、中2週のローテで有馬記念当日の中山・グッドラックHCへ向かうとのこと。今回できっちり仕上がっていた分、上積みは見込めないですが、まずは回復に努めてもらい、好調を維持して次走へと臨んでもらえればと思います。そして次走はハンデ戦なので軽量を生かし、今回以上の結果を求めたいです。