スカイゲイザー（牡・松永幹）父ロードカナロア 母シングルゲイズ
土曜阪神６Ｒ メイクデビュー阪神 ２歳新馬（芝１４００ｍ）１０着（８番人気） 坂井瑠Ｊ
モッサリとしたスタートから行き脚が付かず、道中は後方でレースを進めます。勝負どころから押し上げていこうとしますが、差を詰めることが出来ないまま後方で流れ込んでいます。
松永幹夫調教師「同日にデビューするインテンソと一緒に阪神競馬場に移動させましたが、普段から一緒に調教を行っていることもあって、移動後も安心した様子でとても落ち着いていましたよ。パドックでは馬っ気を出さないように一番後ろを歩かせてもらいましたが、幼いところを見せつつも、概ね落ち着いて周回することが出来ていました。返し馬の感じも良かったですし、これなら良い走りを見せてくれると期待しましたが、レースではゲートの出が一息だったとはいえ、追走で精一杯な感じでしたね。坂井瑠星騎手は『出の反応が鈍く、その後も自分から進んで行くほどの前向きさがないために、追走に余裕がなかったですね。前半に脚を使った分、勝負どころではもう余力がなく、最後はダラっとしか走ってくれませんでした。距離はこれぐらいが合っていると思いますが、心身ともにもう少し成長が必要だと感じました』とのことでした。調教では水準以上に動けるようになっていますが、レースでは追走で精一杯でしたし、心身ともに幼いところが目立ちましたね。この後はトレセンに戻って状態を確認した上で、検討させていただきます」（レース結果）
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・在厩場所：栗東トレセン／近日中に滋賀県・ＮＦしがらきへ放牧予定
・調教内容：軽めの調整
松永幹師「調教では常識的に走ってくれるようになっていたものの、レースでは前半から追走に一杯で最後もダラっとしか走ることが出来なかったところを見ると、まだ中身が伴っていないのかなと思いました。レース後は脚元含めて目立ったダメージは見られなかったものの、走ったなりの疲労は窺えます。さすがにこのまま使っても良い結果に結び付かないでしょうから、近日中に牧場へ戻して鍛えてもらうことにしました。次走の予定については、馬の状態に合わせて検討して行く方針です」（12/7近況）
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ひと追い毎に動けるようになってきていたスカイゲイザー。ただ、併せ馬での追い切りでは遅れるケースばかりでパワー不足。ただ、芝向きの素軽さを備えている可能性は少なからずあったので、実戦タイプであることを願いつつのデビュー戦となりました。
パドックに登場してきたスカイゲイザーは枠番通りではなく、２枠４番だったロードサミットのすぐ後ろを周回。枠番通りなら前２頭が牝馬なので、幼さを覗かせて馬っ気を出し、集中力を欠くことを懸念したのでしょう。その甲斐あって、スカイゲイザーは幼さを覗かせなかったですが、馬体の迫力は一息。馬体重は４３８キロで臨めましたが、数字以上に小柄な感じに見えました。ただ、返し馬の際には気合乗りが良くなり、『実戦で期待できる！？』と淡い期待を持ちましたが…。
レースに関してですが、ゲートは普通に出るも、二の脚が付かずに後方からの競馬に。初めての実戦で戸惑うを素振りが見られ、序盤は促しながらの追走へ。３角手前の内回りと外回りの分岐点あたりではだいぶ前との差を詰めてくるも、そこから更に捲っていくような脚はなし。序盤の追走で結構脚を使っていたようで、４角手前でじりじり先団から引き離される感じで勝負あり。直線は後方で一緒に走っていた馬たちと地味に競り合い、それには勝ちましたが、１０着でのフィニッシュ。９着でゴールしたホビイストとは１秒８もの大きな差。デビュー戦から厳しい結果になるのは分かっていましたが、体力不足を強く強く印象づけるだけで、見せ場すら作れずじまい。単にデビュー戦を経験するだけに終わってしまいました。
レース後のスカイゲイザーはそれなりの疲れを感じさせるも、脚元等は大丈夫。ただ、確かな心身の成長が見込めないと、結果を出すことは出来ないので、近日中にＮＦしがらきへ放牧に出て、鍛え直すことに。コツコツ乗り込みながら、馬体重増が叶わなければなかなか厳しいでしょう。
現状では高い買い物をしてしまっただけなので、２戦目以降は常識に掛かるような走り・結果を出せるように宜しくお願いします。
