カミニートデルレイ(牡・大久保)父ジャスタウェイ 母フェイトカラー
・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
担当者「曳き運動を続けていましたが、今週に入ってから左前脚に裂蹄線が見られるようになりました。心配していたことが現実となってしまったのですが、長期休養の原因となっている個所ですし、半年かけて伸びた蹄の質があまり良くないのでしょう。ここからさらに半年かけて蹄が伸びるのを待ったとしても、恐らく質の良い蹄は伸びてこないでしょうし、同じことの繰り返しとなりそうです。もう少し蹄掌側であれば四分の三蹄鉄などを履かせて、蹄に掛かる力を逃がす等の対応策も考えられるのですが、発症箇所が蹄尖寄りであることからそれも難しい状況です。新馬戦の勝ち方から能力を感じていただけに、このような判断をしなければならないのはとても残念です」(11/23近況)
上記のように再び左前蹄にトラブルが起こり、復帰までにかなりの時間を要する見込みです。さらに、再発のリスクも高く、このような状況ではご出資会員の皆様のご負担が増えるばかりとなってしまう可能性が高いことから、誠に残念ではございますが、このまま引退させることといたしました。近日中に競走馬登録抹消の手続きが取られ、今後は乗馬となる予定ですが、詳細は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。
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トレッドミルでのキャンター調教を繰り返し、もう少しで騎乗運動をスタートできそうだったカミニートデルレイ。前々回の更新で左前を跛行してしまうトラブル発生。丁寧に積み重ねてきたものが台無しになり、ショックは大きかったですが、牧場組の更新日ではない23日に新たな近況が届くことに。
そこでは避けたかった裂蹄の症状が露になり、時間を掛けて伸ばしてきた蹄の状態自体が芳しくないとのこと。蹄鉄を履き替えたりして負担を軽減させようと考慮したのですが、今後も同じことを繰り返す可能性が高いこともあり、近日中にJRAの競走馬登録を抹消することになってしまいました。
正直なところ、遂にこの日が来てしまったなあという心境ですが、デビュー戦で手綱を取った福永Jが芝で新馬勝ちしたのに、ダートも良さそうとのコメント。攻め駆けする馬でしたし、感触通りの砂適性を示していたら、同厩舎の同世代のハピやブリッツファングのような活躍が出来たかもしれません。改めて順調に使えることの重要性を意識させられましたし、悔いが残る1頭として自分の中で刻み込んでおきたいです。お疲れ様でした。