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土曜日(11/12)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ラクルキャッツ(牝・堀)父キンシャサノキセキ 母ランニングボブキャッツ

土曜中山1R 2歳未勝利・牝馬(ダ1600m)優勝(2番人気) D.レーンJ

内枠から互角のスタートを切ると、好位馬群で脚を溜めます。楽な手応えで直線へ向き、残り200m付近で先頭に立つと、そのまま後続を完封して待望の初勝利を挙げています。

堀調教師「馬運車から装鞍所までずっとイライラしている様子でしたし、今日はパドックでもイレ込みが激しかったですね。また、ジョッキーが乗ってからは汗をびっしょりと掻いてしまっていたので、2人で曳かせるようにしたのですが、それからは何とか我慢していましたし、返し馬でのキャンターは良かったですね。レースに関してダミアンさん(D.レーン騎手)の話は『道中の手応えはずっと良かったのですが、少し他馬を気にして走っていた部分はありましたね。それでも直線ではスムーズに加速することが出来ていましたし、良い競馬でした。まだまだ精神的に幼い馬なので、これからステップアップしていけばもっと走る馬です』との事でした。これまでの2戦よりもテンションの高さが増した印象ですし、その中でひとまず1つ勝てたことは大きいでしょう。上がりの歩様など今のところは問題無いものの、次走に関してはトレセンへ戻ってよく状態を見極めさせていただいてから決めたいと思います」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン/18日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

堀師「レース後は入念に状態をチェックさせていただいていますが、左前脚の繋ぎの腫れや右トモの飛節後腫に悪化は見られません。ただ、トモには疲れが感じられ、ハッキングを行っても不正駈歩になりがちですし、気持ちも昂ってしまっており、飼い葉食いも落ちてしまっています。こういった状況ですので、一旦リフレッシュを挟んだ方が良いでしょうから、明日ノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただき、心身共に整え直した上で次に向かいたいと思います」(11/17近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain セラフィナイト(牡・宮田)父ルーラーシップ 母ブロンシェダーム

土曜東京6R 3歳上1勝クラス(芝1800m)優勝(4番人気) T.マーカンドJ

引き続きブリンカー着用。まずまずのスタートを決めて、道中は中団に構えます。勝負所では外目から徐々に進出を開始すると、直線でもグイグイ伸びて約2年ぶりの勝利を飾っています。

宮田調教師「1度使って若い時の煩い面が出てきたことから、それが良い方へ転ぶか悪い方へ転ぶか半信半疑な部分は正直あったものの、トレセンでの雰囲気や調教の動きからそれをプラスに捉えて今回の出走を決めました。実際にパドックでは、ここ数戦よりも気持ちが入ってこの馬なりにシャキッと歩くことが出来ていましたね。レースに関しては好位から競馬して欲しいとオーダーこそしていたものの、前がまずまず流れていたので結果的には中団前の良いところで収まっていたと思いますし、脚が溜まっていた分だけ直線でも切れましたね。抜け出した時に体が伸びきりそうではあったものの、それを何とかもたせるジョッキーの手腕にも助けられました。T.マーカンド騎手は『前目に付けたかったのですが、ペースは流れていましたし、コントロールの利く馬だったので中団で脚を溜める形をとりました。ハミ掛かりも丁度良かったですので、乗り易かったですよ。この条件も合っていると思います』と話していました。この後は続けて使って多少なりとも疲れはあるでしょうから、一旦牧場へお返ししてリフレッシュを図ろうと思います」(レース回顧)

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・在厩場所:16日に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧

宮田師「先週は改めておめでとうございました。しっかりと走り切った後でしたから、反動がどれくらい出るか心配な部分はあったものの、背腰にややダメージがあるくらいで脚元は問題無さそうですね。クラスが上がっても安定して結果を残せるよう、また牧場サイドとも連携を取りながら進めていきたいと思います。なお、続けて使わせてもらったのでここで一息入れさせてもらいます」(11/16近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain リヴィア

 ⇒⇒別記事にて記載済。

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土曜日(11/12)に出走した出資馬のレース回顧をまとめて。

前走の走りから1ハロン短縮+ワンターンの競馬が良い方へ出るだろうと見ていたミラクルキャッツ。ただ、追い切りの段階から気性面の激しさを考慮し、ソフトなものに終始していたので、落ち着いた精神状態でレースへ臨めるかどうかが1つ鍵になってくるのかなと見ていました。

実際、パドックに登場したミラクルキャッツは気合乗りは抜群。ひとまず内にグッと我慢することはできていたと思いますが、油断するとパニックを起こしそうな雰囲気はありました。また、そういう状態でも返し馬は比較的スムーズだったと思います。

レースぶりに関してですが、ゲート出は若干甘かったですが、二の脚が付いたことでスッと先行へ。内枠だったので馬群で揉まれることになりましたが、D.レーンJの手綱は握ったままで動かず。行きっぷりの良さが目立ちました。そして勝負どころからのペースアップにも難なく対応し、4角を回って直線を向く時の手応えは抜群。あとは前が開けば大丈夫だろうと思う程。実際、直線を向くと前がパッと開いてビクトリーロードを走るのみ。鞍上のGOサインにスッと反応するとじわじわ脚を伸ばし続け、直線の坂を駆け上がったところで先頭へ。その後、外からニシノパプルブリリが強襲してきましたが、相手が伸びてくる分だけミラクルキャッツも伸びるという感じで抜かさずに1着でフィニッシュ。この舞台への適性の高さを実感できましたし、着差以上の完勝だったと思います。

レース後のミラクルキャッツですが、馬体の懸念部分(左前脚の繋ぎの腫れや右トモの飛節後腫)に悪化は見られないも、一生懸命走り抜いたことでトモに疲れを感じさせ、カイ食いも一息。気持ちも更に昂っているとのこと。まだまだ伸びシロを残す馬でもあるので、ここで一旦仕切り直すことに。本日18日にNFしがらきへ移動予定。まずは良い精神状態を取り戻すためにリセットし、焦ることなく、丁寧に作り直してもらえればと思います。また、今回の走りなら1勝クラスでも十分やれると思うので、1つでも上のクラスを目指していって欲しいです。

セラフィナイトはブリンカーを着用し、先行策へ転じることになり、レースぶりには安定感が出てきたも、ワンパンチ足りないのは相変わらず。また、今回の顔ぶれを見ると、イキの良い3歳馬が揃い、それらに対して食い込んでいけるかとなると正直自信はなかったです。ただ、追える鞍上とのコンビで一味違うところが出てくれば嬉しいなあという淡い気持ちはありました。

パドックに登場してきたセラフィナイトはボテッと見せていたのが心配でしたが、落ち着き+馬体の張りは好感。状態面での上積みは少なくても、デキ落ちの心配は要らないかなと見えました。

レースに関してはスタートを決め、積極的に進める姿を想像していましたが、スタート後に両サイドからグッと寄られるところがあり、二の脚はあまり良くなく。その後も他馬が外から前へ出るシーンがあり、位置取りは想像していたよりも後ろの位置。中団あたりでレースの流れに乗ることになりました。道中の行きっぷりや折り合いは問題なく、個人的には脚を溜めながら追走できているなあと見ていました。そして勝負どころからのペースアップにも慌てることなく、じっと我慢。直線での脚比べに徹することになりました。

実際、直線で追われてからのセラフィナイトは早めにエンジンを吹かしていったことが正解。鞍上の叱咤激励にじわじわ加速することで応え、残り250mで早くも先頭へ。その後、少しフワッとしかけましたが、後続からの追撃を余裕を持って封じることが出来ました。そして2年ぶりの2勝目。これまでの詰めの甘さが嘘かのような末脚発揮には嬉しいよりも驚きが先にきましたが、鞍上の巧みな手綱さばきはさすがです。

レース後のセラフィナイトですが、いつものように背腰に疲れが残る様子。このレースの間にひと叩きしていますし、仕方ないところ。16日にNF天栄へ放牧済。まずは次走へ向けて英気を養ってもらえればと思います。

また、ここ数走は前々からの粘り込みで着を拾う感じでしたが、今回のように出たなりの位置で脚を溜め、早めに吹かしていく形がベストかなと思います。昇級して即通用するとは思えないも、今回の形を継続していけばチャンスは巡ってくる筈。3勝目はできるだけ早くに手に入れたいところです。まだまだ息の長い活躍をセラフィナイトには期待したいです。