ルシルクの２１（牡・音無）父ニューイヤーズデイ
・在厩場所：北海道・ノーザンファーム空港
担当者「この中間からは坂路コースと周回コースでの調教を本格的に開始しています。現在は週4回坂路をハロン17～18秒のキャンターで登坂しています。坂路での動きは力強く、体を大きく使った走りをしています。少し前掛かりではありますが、この時期にしてはバランスも良いですし、最後までしっかりとした手応えで登板することが出来ています。ただ、背中の使い方やトモの踏み込みの甘さなど課題もありますので、乗り込みながら良化を図っていきたいと思います。脚元や体調面に問題はなく、飼い葉食いも良好です。馬体面に関しては現状でも見映えのする好馬体をしていますが、全体的に筋肉が付いてくるとさらに良くなりそうですね。今後については基礎体力、バランスのさらなる向上を意識して、調教に取り組んでいきたいと思っています。馬体重は４９０キロです」（11/1近況）
ペニーウェディングの２１（牡・清水）父シルバーステート
・在厩場所：北海道・ノーザンファーム空港
担当者「この中間も坂路コースと周回コースでの調教を行っていましたが、先月下旬からはリフレッシュのためにウォーキングマシンとトレッドミルでの運動に止めています。リフレッシュ前の動きに関しては、相変わらず背中が柔らかく柔軟性があり、身のこなしが上手だなという印象です。また、坂路・周回共に伸びのある走りをしていますね。脚元や体調面に問題はなく、飼い葉食いも良好です。馬体面に関しては、筋肉が付いてきたことで体にメリハリが出てきましたね。ここまで大きな怪我をすることもなく、順調に進められていますので、リフレッシュ明けからも焦らず馬の状態に合わせつつ成長を促していきたいと思います。馬体重は４９３キロです」（11/1近況）
キープシークレットの２１（牡・杉山晴）父ドレフォン
・在厩場所：北海道・ノーザンファーム早来
担当者「この中間は坂路コースでのペースを上げており、ハロン17秒まで脚を伸ばしています。前進気勢が強く、ややハミに頼りながら走っていますが、トモが緩いために前に頼っている部分もあるので、その辺りには注意しながら乗り進めています。鍛えていくにつれてトモに筋肉が付いてきた感じではあるものの、乗り込んでいる割には良化がゆっくりですから、有酸素運動を増やす等して調教メニューを工夫しながら進めていきたいと思います。調教の強度を上げた後は腹袋がスッキリとして、メリハリのある体付きになってきましたから、この波を崩さずに良化を促していければと考えています。馬体重は４８６キロです」（11/1近況）
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ルシルクの２１は育成厩舎へ移動し、着実にステップアップ。トモの力強さがもう１つなので、前かがみの走りになっているようですが、継続して乗り込んでいく中でまとまりのあるフォームなどを身につけていってもらいたいです。そして走ることへの前向きさが溢れてきて欲しいです。
ペニーウェディングの２１は心身の幼さを覗かせながらも、調教メニューを淡々と消化。背中の良さ・身のこなしの良さと父シルバーステートのような能力の高さを感じられるのが魅力。現在はリフレッシュ中みたいですが、騎乗運動再開後もマイペースを崩さず、無駄な怪我をしないように心掛けていって欲しいです。
キープシークレットの２１は順調に乗り運動の負荷を高め、年内にはハロン１５秒の調教へ踏み出せそうですが、馬体の良化度はもう１つ。内面に弱いところがあるのかな？ また、性格的にタフな馬ではないと思うので、競走馬として弱点・課題になりそうな点は早く潰してもらいたいです。そして操縦性の高さを身に着けてもらえればと思います。
