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日曜日(10/23)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アンブロジオ(セ・菊沢)父ローズキングダムアンティフォナ

日曜新潟4R 障害3歳上未勝利(障2850m)優勝(1番人気) 石神J

まずまずのスタートを切ると、道中は中団に付けて各障害を無難にクリアして行きます。勝負どころを手応え良く回って前を射程圏に入れると、最終障害飛越後はグングン後ろとの差を広げて、6馬身差で障害初勝利を挙げています。

菊沢調教師「おめでとうございます。障害戦にチェンジしてからは善戦するものの、なかなか良い結果を残すことが出来ませんでしたし、こうして勝つことが出来てホッとしています。前走は少しモタモタするところがあったので、石神騎手と相談してレースではメンコを外すことにしましたが、『メンコを外したことで勝負どころの反応は良くなっていました』とプラスに働いたようですね。まだ飛越が安定しているとは言えないものの、ジョッキーも2度目の騎乗でアンブロジオの癖をしっかりと掴んで、自信を持って乗ってくれたことが今回の勝利に繋がったのかなと思います。前日の同条件よりも時計が3秒ほど遅かったものの、『もし前日のレースで走っていたとしてもちゃんと対応できていたと思います』と石神騎手は話していましたから、その点を気にする必要は無いでしょう。今回の勝利で総賞金が1億円を越えたように、ここまでコツコツと頑張って走ってくれるアンブロジオには頭が下がりますし、次はOPに上がりますが、また良い走りをお見せ出来るように努めていきます。この後は無理せずに一旦放牧に出させていただく方向で考えています」(レース結果)

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・在厩場所:26日に福島県ノーザンファーム天栄へ移動

菊沢師「先週は改めておめでとうございました。レース後は脚元に問題は無いものの、背腰には結構疲れがありますね。無理せずリフレッシュさせた方が良いでしょうから、昨日トレセン近郊のセグチレーシングステーブルへ放牧に出しており、今日ノーザンファーム天栄へ移動する形をとっています」(10/26近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain セラフィナイト

日曜新潟6R 3歳上1勝クラス(芝1800m)3着(5番人気) 丸山J

ブリンカー着用。まずまずのスタートから促して、道中は好位の内目からレースを進めます。直線では馬場の内目からジワジワと脚を使って、3着を確保しています。

宮田調教師「私は阪神競馬場に臨場していたので直接ジョッキーの話は聞けていませんが、スタッフには『返し馬では進みがあまり良くなかったですが、スタート後に促すとポジションを取れましたし、道中も上手く抱えながら進めることが出来ました。最後までよく頑張ってくれていますが、良い時に比べると終いの感じは物足りなかったですね』と話していたようです。良かった頃を知っているので、元気(丸山元気騎手)の評価もやや辛口だったものの、競馬の形としては悪くなかったと思いますし、悲観する内容ではありませんでした。ここ最近はブリンカーを着用した効果もあってか、前目に付けられるようになっていますし、後ろから行ってジリジリと脚を使う形よりは、今日のような競馬の方が良いのでしょう。手頃な頭数だったことに加え、ペースもあまり流れませんでしたから、そういった部分がプラスに働いたところはあるものの、自分の力を出せば上位争いに加われることを示せたのは良かったです。優先出走権は獲ったものの、昨年はこの流れで福島開催に向かって良い結果を出せなかったですし、無理はさせない方向で考えています」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整

宮田師「トレセンに戻ってここまで時間を掛けながら様子を見させていただいていますが、背腰にはレースによる疲労が幾分感じられるものの、歩様自体はスムーズで特に問題は無さそうです。レース直後は一旦リフレッシュを挟む方向で考えていましたが、この後乗り出してみてガタッと疲れがこないようであれば、このまま次走に向けて進めていくことも検討しています」(10/27近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain スノーグレース

日曜東京7R 3歳上1勝クラス・牝馬(ダ1600m)4着(13番人気) 柴田大J

少しスタートで後手に回ってしまうと、中団からの競馬になります。勝負所から外へ持ち出されて、鞍上の右ステッキに応えると、2着馬からコンマ1秒差の4着と大健闘を見せています。

中舘調教師「調教ではそれなりに動くことが出来ていましたし、普段の様子から落ち着きが出てきたので、これが実戦にも繋がれば良いなと思っていました。当日もパドックでの雰囲気から勝負になりそうだなと感じるくらい状態は良かったですからね。ただ、ジョッキーは『砂を被ってからはブレーキを掛けるような素振りがあって、走るのを止めようとしていました』と話していたように、まだ精神面の課題は残っていますね。それが無ければ勝ったとまではいかないものの、2着はあったかもしれません。ただ、それでも外へ持ち出されてからは良い脚を使ってくれましたし、未勝利を勝った条件で上手く流れに乗れて濃い内容の競馬は出来たのかなと思いますから、またこの条件で使いたい気持ちを持っています。レース後の状態によりますが、中1週で牝馬限定戦がありますのでそこで再度使いたいと考えているものの、その後も第5回東京開催には毎週ダ1600m戦の番組は組まれていますし、最終的には状態を見てから判断させていただくつもりです」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:11月5日の東京・ダ1600m(牝馬

中舘師「トレセンに戻ってから状態をよく確認していますが、脚元にはこれと言った異常は見られませんでした。飼い葉も通常通りに食べることが出来ており、ここまでの状態面に不安な点はありませんね。今後乗り運動をスタートしてからの状態に問題がなければ、中1週で牝馬限定のダ1600m戦が組まれていますから、そこに向かいたいと考えています」(10/26近況)

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日曜日(10/23)に出走した出資馬の出走結果・レース回顧ををまとめて。

障害での初戦は雑な飛越が目立ち6着に敗れたアンブロジオでしたが、その後は4戦連続で馬券圏内を確保。平地力がある分、安定感に繋がっているのかなと思いますが、あとひと押しが欲しいというのが率直なところ。それでも今回は石神Jへ主戦が変わってから2戦目。障害練習も熱心につけてくれ、信頼関係が築かれつつある中での慣れ・上積みを期待。また、初障害の馬が多かったり、成績がパッとしない馬が多く、障害での初勝利に向かって、最高の舞台が整ったのかなと見ていました。ただ、単勝人気が2倍を切る時点もあったので、それはちょっとやり過ぎかもと見ていました。

パドックに登場してきたアンブロジオは張りのある馬体で落ち着きも○。充実ぶりがハッキリ見て取れました。あとは自分との戦いを制してくれれば大丈夫かなと。

レースぶりに関してですが、ゲートを互角に出るも、マイペースでの追走。最初の障害は相変わらず上へ飛び、褒められたものではなかったですし、その後はマズマズまとめてくれたかなと思います。ただ、イメージしていたよりも後ろからの追走になったのはヒヤヒヤしましたしが、残り600mあたりから前との差を詰めていくと、1頭だけ違う手応えの良さ。そして直線での最終障害を飛び終えると、残り200mぐらいからグングン加速。最後は石神Jが気を抜かさないように気合をつけていましたが、最終的には2着馬に6馬身差をつける圧巻の走り。勝ち切れなかったモヤモヤが一気に吹き飛びました。

レース後のアンブロジオですが、一生懸命走ってくれた分、相応の疲れが蓄積。ただ、脚元等に悪い変化はなく、時間の経過と共に回復できるレベルではあると思います。一旦、トレセン近郊のセグチレーシングステーブルへ移動し、翌日の26日にNF天栄へ放牧に出ています。年内の出走は正直微妙かなと思いますが、新年早々からスタンバイできるように準備を進めていって欲しいです。あとはOPに入ってどこまでやれるか。最悪、平地へ戻すことも視野に入れて欲しいです。

セラフィナイトは前走同様に新潟・芝1800mへ出走。状態の良し悪しは分かりづらいですが、イライラした感じはなかったです。

レースぶりに関しては積極策を想像していましたが、セラフィナイトに唯一の勝利をもたらせてくれた丸山Jだったので、その感触もあるので、型にはめた競馬はしないかなと見ていたら、少し促した程度で内目の3番手を追走。脚を温存し、上手に流れにのれているなあと見ていました。ただ、直線を向く時に少しポジションを下げることになったので、3番手の位置を下げずに最後の直線へ向かって欲しかったところ。そして馬場の真ん中に出せれば良かったのですが、内へ閉じ込められる形になり、ちょっと馬場の傷んだところを走らされてしまいました。まあ、それでも渋太く脚を繰り出し、3着を死守。もうワンパンチ欲しいというのは変わりませんが、崩れずに頑張ってくれたことを評価したいです。

レース後のセラフィナイトですが、無理することなく放牧を挟むのかなと見ていましたが、歩様にそこまで硬さが見られないことから続戦も視野に。もう少し厩舎で進めてから、判断されることになるようです。ローカル開催は福島へと変わっていきますが、東京での出走も視野に、大敗を恐れずにチャレンジしていって欲しいです。

スノーグレースは今回帰厩してから大人しくなったと言われてきましたが、パドックに登場してきたスノーグレースはイライラした面が薄れ、この馬なりに落ち着いた雰囲気。馬体重は前走からプラス2キロ。まだまだ腹回りは寂しく映ったので、あと10キロ以上増えても問題ない馬体の持ち主。これが現実的なものになれば、まだまだ上を目指せるのでしょうが。

レースに関しては、外目の枠が当たったので、そこまでキックバックを気にすることなく進め、気を抜くところがあれば、柴田大Jが諦めずに乗ってきてくれるかなと予め想像していました。

実際のレースぶりは五分のスタートから芝で行き脚が付いて、中団あたりからの追走。淀みなく流れ、馬群がやや縦長になったことはスノーグレースにはプラスに出たと思います。道中の走りはキックバックを浴びると減速する感じがあったようですが、柴田大Jはしっかり促して対応。4角手前から直線を向く際は鞭が入るのを嫌がる感じもありましたし、直線では大外へ持ち出し、柴田大Jの叱咤激励に嫌々対応。終始左手前のままの走りでジリジリ伸びている印象でしたが、坂を駆け上がってからもうひと頑張り。ひと追い毎に脚を伸ばすと、2着馬とはアタマ+クビ差の4着。

勝ち馬が強過ぎた分、展開に乗じて差し込むことは出来たのかなと思いますが、1勝クラスで初めて掲示板に載れたのは事実。まだまだアテには出来ませんが、このクラスでもやれる脚力は秘めていることが改めて分かりました。

レース後のスノーグレースですが、そこまでくたびれた感じはなし。優先権を確保できたこともあり、この後は中1週のローテで再度ダ1600m(牝馬)へ。牝馬限定戦となるとここしかありませんが、状態次第では牡馬相手のダ1600mに使うことも考えて欲しいです。ただ、連続して好走するイメージはないので、次走での大敗も頭にありますが、今回同様に距離損を恐れず、ノビノビ走らせて上げて欲しいです。