エバーフレッシュ（牝・松永幹）父ハーツクライ 母パーシステントリー
日曜小倉２Ｒ ３歳未勝利（芝２６００ｍ）１２着（１３番人気） 松本Ｊ
チークピーシズ着用。モッサリとしたスタートから促しつつ中団外目でレースを進めます。２周目の向正面を過ぎてから押し上げていきますが、直線では目立つほどの伸び脚はなく後方で流れ込んでいます。
松永幹夫調教師「小倉競馬場までの輸送がありながらも、前走から６キロ増えていたように、レースを経験する毎に中身がしっかりとして、以前ほど細く映ることはなかったです。平均ペースで走る馬ですから、この条件で上手く消耗戦に持ち込むことが出来れば良い走りを見せてくれると期待したものの、勝負どころで疲れてしまいましたね。レース後、松本大輝騎手は『前半は急がせずにリズムよく走らせましたが、上手く追走することが出来ましたし、勝負どころまで考えていた通りに進めることが出来ました。ただ、ペースが上がったところでは余力が残っておらず、最後は脚が上がってしまいました』とコメントしていました。レース自体は上手に走ってくれたものの、勝負どころで甘くなってしまったところを見ると、２６００ｍの距離は少し長かったのかもしれません。何とか勝ち上がらせたいと思っていましたが、優先出走権を獲ることも出来ず、申し訳ございませんでした」（レース結果）
中央競馬の未勝利戦があるうちでの出走が難しい状況となり、これまでの競走内容を踏まえ、今後について協議した結果、誠に残念ではございますが、このまま引退させることといたしました。近日中に競走馬登録を抹消し、今後は繁殖牝馬となる予定ですが、詳細は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。
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エバーフレッシュは速い脚が使えないので、ダートの方が良さそうですが、砂を被るとフワフワするところがあり、勝負所で置かれ気味になって掲示板入りが精一杯。そこで芝へ戻してのラストチャンスとなりました。
パドックに登場してきたエバーフレッシュはプラス６キロでの出走。線の細さが課題だったので、これ自体は歓迎なのですが、本当はもっともっと増えてもいいぐらい。結局、手脚の長さに見合ったボリュームが備わることはありませんでした。
レースでは五分のスタートを切るも、行きっぷりは一息で中団より後方を追走。道中、もっと楽についていけると見ていましたが、揉まれ込んだり、外から被せられたりしていないのに、終始促しながらの追走。松本Ｊは２週目の向正面で動いていきたかったと思うのですが、エバーフレッシュは反応し切れず。そして４角の手前では早くもジリジリ後退していくことに。結局、この距離は長すぎたと言えるでしょうが、適条件に使っていたとしても、勝ち上がるのは難しかったでしょうねえ。
募集時は５月の遅生まれを感じさせない馬体だと思っていましたが、１発長打が狙える馬として期待値は高かったのですが、牝馬らしい性格が影響しているのか、馬体面での成長が乏しかったのが誤算。また、更新されていく調教動画では正直パッとしなかったので薄々は厳しいのかなとは覚悟していましたが…。
この１戦によって、未勝利期間への出走が難しくなったエバーフレッシュ。これまでの競走成績・内容も踏まえ、引退することになってしまいました。今後は繁殖牝馬として第２の馬生がスタートしますが、ＮＦの繁殖牝馬セールとかでＮＦからは出されちゃうのかな？ 少しでも良い余生となることを願っています。お疲れ様でした。
