ロードクラージュ(セ・安田隆)父ロードカナロア 母レディルージュ
2022.08.22
8月21日(日)小倉9R・耶馬渓特別・混合・芝1200mに和田竜Jで出走。12頭立て12番人気で1枠1番からハイペースの道中を9、12、12番手と進み、4コーナーでは最内を通って3秒5差の12着でした。馬場は稍重。タイム1分10秒4、上がり36秒4。馬体重は増減無しの466キロでした。なお、タイムオーバーの制裁を受けたため9月21日(水)まで平地競走への出走が認められません。
○安田調教師 「『馬自身がラチから離れない感じで、どうにもならず・・・』とのジョッキーの話。中間の調教でも同じような素振りを覗かせていたものの、今日は特に気難しい様子でした。第一希望の条件への出走が叶わなかったとは言え、精神面の影響に因る大敗。芝、ダートの差はあまり関係が無いと思います」
☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★
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2022.08.24
レース後も特に異常は認められません。ここ最近の競走成績等を踏まえて今後について調教師と意見を交えた結果、中央競馬の登録を抹消する方針が決まりました。長い間ご支援を下さいまして誠に有り難うございました。
○安田調教師 「脚元等に不具合は無し。しかしながら、タイムオーバーの制裁を受けるなど、ここ最近は精彩を欠くレース内容が続いています。協議の結果、抹消の手続きを行う方針に。昨夏の転倒で歯車が狂ったかは何とも言えませんが、馬自身はここまで頑張りました」
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ダ1000mを除外になり、芝の特別戦(1200m)へ回ったロードクラージュ。昇級戦後は見事にスピード負けしているので、芝だと余計に辛いだろうなあとレース前から厳しい結果は覚悟していました。
パドックに登場したクラージュですが、馬体はきっちり出来ていたと思いますし、やや気合乗りは平凡も、スムーズな歩様で歩くことは出来ていたと思います。
レースでは最内枠だったので、ゲートが1つ鍵になってくるのかなと見ていましたが、今回は互角に出てくれ、スッと流れに乗れていたと思います。ただ、その後は内ラチ沿いから離れられなくなり、3角で少しフワッとすると、集中力が切れた様子でジリジリ後退。あっという間に先団との差が付くと、和田竜Jの叱咤激励の鞭にも我関せず。ブービーの11着馬から1秒4差をつけられてのフィニッシュ。何とかゴールへ辿り着けた感じです。うーん、難しい気性です。
レース後のクラージュは脚元等は大丈夫。ただ、今回の敗戦ではTO(タイムオーバー)付き。冴えないレース続きの現状を踏まえ、JRAの登録を抹消することとなりました。今にして思えば、ゲート内で転倒して競走除外になったのが歯車を狂わしたのでしょうねえ。昇級後はスピード負けもしていましたが、レース内容が酷すぎましたから。
今後は地方で走らせるか、乗馬等へ転出となるのかは分かりませんが、第2の馬生が良いモノとなることを願っています。父と母は栗東・安田隆厩舎の活躍馬で、両親と同じ厩舎に預託されたことから期待の大きい1頭でしたが、身体能力が高くても、気性面で難しさを抱え、変にズル賢いところもあったので大成できず。残念でなりません。