サンデュエル(牡・栗田)父ロードカナロア 母サンドクイーン
土曜福島5R メイクデビュー福島 2歳新馬(芝1800m)1枠1番 石橋脩J
・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:6日に南Wコースで時計
栗田師「6日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。先週と同じく古馬2勝クラスのホウオウルーレットとの併せ馬を消化しましたが、最後は同入で終えています。先週あたりからトモの弱さが少しずつ改善されてきたことで、今週はこれまで以上にトモの嵌まりは良かったですし、調教を手伝っていただいた石橋脩騎手も『前の馬を良い形で追走することが出来ましたね。反応・動き共に良かったですから、デビュー戦が楽しみです』と好感触を持ってくれました。あまりガツガツし過ぎることが無くて普段から何事にもどっしりと構えてくれているため、福島競馬場までの輸送であったり、レース当日の雰囲気はあまり心配していません。また、今日は念のためにゲート練習を行いましたが、決して速い方ではないものの、水準くらいは出てくれましたので、実戦でも他馬と互角くらい発馬を決めてくれればと思います」(7/6近況)
石橋脩 6南W稍 68.2- 52.9- 38.1- 11.8 馬なり余力 ホウオウルーレット(古馬2勝)馬なりの外2.0秒先行同入
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
第2回福島3日目(07月09日)
5R メイクデビュー福島 2歳新馬
芝1800メートル 馬齢 発走12:35
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 サンデュエル 牡2 54.0 石橋脩
2 2 レイシン 牡2 54.0 田中勝春
3 3 アカサンピン 牝2 54.0 木幡初也
4 4 クリノクオン 牡2 54.0 松岡正海
5 5 マイネルズーメン 牡2 54.0 柴田大知
6 6 スナイチゴールド 牡2 52.0 藤田菜七子
6 7 バンドネオン 牡2 54.0 戸崎圭太
7 8 アギレラビーム 牝2 51.0 水沼元輝
7 9 アンタノバラード 牝2 54.0 杉原誠人
8 10 アップトゥミー 牝2 54.0 菅原明良
8 11 フィールザオーラ 牝2 54.0 三浦皇成
○栗田師 「性格は素直で、いい意味で気持ちには遊びがある。追い切りの動きはいいし、初戦からやれて不思議ないと思う」(競馬ブックより)
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
フェアリードール系ですが、祖母からは目立った産駒は出ていないのに、1口10万円と割高感があり、先行募集では満口にならなかったサンドクイーンの20ことさんデュエル。個人的に興味を惹いたのはロードカナロア産駒なのに体高があり、体つきも父の仔とすれば珍しくギュッと詰まったシャープな造り。母父ゴールドアリュールの血が強く出ているようで、芝がダメでも、ダートで潰しが利きそうなところ。繊細な面を持っているカナロア産の牡馬がチラホラいる中、募集動画では堂々と振る舞うことができていたのも好印象でした。
育成時のサンデュエルは、最初、何かあると上に逃げようとするところが見受けられた理、ハミに反抗する面も見受けられたりと嫌な雰囲気が漂いましたが、少しずつ人間との信頼関係が出来てくると扱いやすさが出てきて、順調に乗り込みを強化。走ることへの前向きさも徐々に芽生えてきました。そして3月24日に美浦・栗田厩舎へ初入厩することが出来ました。
第一関門のゲートに関しては、駐立で少し落ち着きがないところを見せていましたが、物覚えは良い様で練習を重ねることで良化。約1週間で合格できたの優秀でしょう。そしてその後はNF天栄へ移動し、デビューへ向けての乗り込みを強化してきました。
6月7日に帰厩してからは2回福島開催でのデビューを目指して、追い切りを本格化。息遣いが重かったり、トモを使い切れていないなど課題を残しつつも、追い切りの時計&内容は順調に良化。脚力自体は水準以上のモノは間違いなく秘めています。ただ、追い切りの映像を見ると、スムーズな加速がまだ出来ていない感じですし、前捌きを見ると硬めのフットワークなので、芝の実戦でスピード感のある動きが出来るかとなると、正直半信半疑。また、自分からグイグイ行くところが足りていないので、まだ目覚めていない感じも。ですので、デビュー戦の今回は初めての競馬に戸惑い、良いところなく終わってしまう可能性は結構あると見ています。
まあ、それでも長い目で見れば、走ってきてくれる1頭だと思うので、色んなことを経験させることで学んでもらい、良い意味でピリッとしてきてくれることを願っています。また、当面は出走と放牧を繰り返し、走ることに嫌なイメージを持たせないように対応していって欲しいです。