レッドセリオン（牡・萩原）父エピファネイア 母ドライヴンスノー
2022.07.07
美浦：萩原清厩舎
坂路1本登板後、ゲート練習。
坂路 71.7-54.2-36.1-18.3 馬なり
萩原調教師「昨日（水）午後に獣医師の診察を受けました。血液検査も合わせておこなったところ、スクミの数値は正常値まで下がっていました。昨日まではセーブ気味だったのですが、『これなら普通に乗っても大丈夫』と獣医から許可が出たため、今日は坂路を軽く乗ってからゲート練習をおこないました。乗り手が背中の感触を褒めていたように乗り味がいいみたいですし、フットワークも軽快。ゲート練習では最初に前扉を開けた状態で何度か通過させましたが、スムーズに対応していたので、次に普通に枠入りを試してから後ろ出しを1回やってみたところ、チャカつくこともなく我慢していました。最後に消音ゲートから普通にスタートを出してみましたが、少しモタつくところはあったものの、初日にしては上々の内容だったと思います。物覚えの早い馬ですし、今日の感じですとゲート試験まですぐに行けるかもしれません。調教後も暑さがこたえた様子もなく、飼い葉の食いも良好。まずはゲート試験を突破に向けて進めていきたいと思います」
2022.07.06
美浦：萩原清厩舎
角馬場運動後、Bコースを1周。
萩原調教師「先週の土曜日に入厩しました。日曜日から軽く乗ってみたのですが、調教では問題なく走っていたものの、暑さの影響か馬房に戻ってからグッタリしてしまう感じでした。その日の午後のチェックでも歩様も縮こまっていて、気もどこか遠くに行ってしまっていたため、獣医師に診てもらったところ『夏負けではないか』のことでした。念のため血液検査を受けましたが、スクミの数値も高かったですね。それでもケアしながら進めていて、数値もだいぶ下がってきたこともあって火曜日から騎乗運動を再開。昨日と今日は角馬場とBコースでジックリ乗っています。もう少し気持ちが入って欲しいところはあるものの、歩様などは心配ありません。すぐにゲート練習を始めるのは避けたいと考えていますが、回復傾向にはあるだけに、騎乗運動は継続しつつ様子を見たいと思っています」
＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊
北海道からの長距離輸送をクリアし、ＮＦ天栄で１泊過ごした後、２日に美浦・萩原厩舎へやってきたレッドセリオン。６月末に更新された画像を見て、目の周りが黒ずんでいたのがちょっと気掛かりでしたが、翌日曜日から跨り出したところでクタッとした素振り。獣医師に診てもらうと、夏負けの兆候だと示され、血液検査を行ったところでスクミの数値が高いことも発覚。いきなり出鼻をくじかれることとなりましたが、治療・ケアの甲斐があり、火曜日には数値が落ち着き、運動を再開。まだまだ無理は避けて欲しいですが、大事には至らずホッとしています。
そして、改めて獣医師に診てもらったところ、『普通に乗っても大丈夫』という許可が出て、坂路を駆け上がり、ゲート練習にも着手。北海道時でも物覚えの早さを褒められていましたが、枠入り・駐立は問題なし。発馬がモッサリしているのは仕方ないので、練習を重ねていけば解消されてくるかと思います。また、その後、暑さにクタッとするところはないので、北海道からの長旅が堪えていたんでしょう。ここからはリズムを取り戻し、早期のゲート試験合格を掴み取って欲しいです。
