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【シルク】週末(6/25・26)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain カーペンタリア(牝・木村)父ロードカナロア 母モシーン

土曜東京6R 3歳未勝利(芝1600m)優勝(1番人気) D.レーンJ

約7ヶ月半ぶりの実戦。プラス20キロ。チークピーシズ着用。まずまずのスタートを切ると、道中は好位からレースを進めます。直線では馬場の真ん中辺りに持ち出して追い出されると、しっかりと脚を伸ばして2戦目で嬉しい初勝利を挙げています。

木村調教師「おめでとうございます。久々の実戦でしたが、東京競馬場までの輸送は問題なく対応してくれましたし、競馬場に到着後も変に入れ込むようなことは無かったですね。馬体重は20キロ増えていたものの、休養していた間にフレームは一回り大きくなっていましたし、しっかりと調教を積んでのものでしたので、決して太め残りというわけではありませんでした。初戦は返し馬で我慢できずにバーッと走ってしまっていたのですが、今日はまずまず我慢できていましたし、その点も少なからず成長は感じました。なかなか気持ちに難しいところがある馬なので、今回はチークピーシズを着用しましたが、その効果もあってか道中は前向きに走れていましたし、D.レーン騎手も上手くエスコートしてくれました。直線で追い出されるとしっかり反応してくれましたが、『先頭に立つと気を抜こうとするところがあり、精神的な難しさを感じましたし、そこは今後の課題ですね』とジョッキーは話していました。厩舎としてもそこの課題は感じていて、出来れば道具に頼ることは避けたかったものの、まずは一つ勝たせることが先決でしたから、その点では良い方に作用して良かったです。脚元のこともありますので、この後はしっかりと状態を確認させていただきます」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン/近日中に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

木村師「改めて先週はおめでとうございました。チークピーシズの効果もあって少しは集中して走ることが出来ていたのかなと思いますが、ジョッキーも言っていたように先頭に立つと気を抜いたりする部分があるので、精神的な幼さは依然として課題として残っていますね。レース後は、左前球節に少し腫れがありましたので、レントゲン検査を行ったところ、特に異常は認められませんでした。ただ、時間の経過と共に症状が更に出てくる恐れもありますし、もう少しこちらで様子を見させていただき、それから一旦牧場へお戻しさせていただく予定です」(6/29近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain コンジャンクション

日曜阪神2R 3歳未勝利(ダ2000m)2着(4番人気) D.レーンJ

ブリンカー着用。五分のスタートから、促しつつ好位4~5番手に取り付けます。3~4コーナーから押し上げていくと、最後の直線でもしぶとく伸びて2着に上がったところでゴールしています。

池添学調教師「ここに来て暑さが強くなってきましたので、体調管理には注意していましたが、阪神競馬場に到着後は変わりない様子でしたし、パドックでも発汗はそこまで気にならず、適度な気合いで馬の雰囲気はとても良かったと思います。レースでは、良いポジションで上手く流れに乗せてくれましたし、勝ち馬には及ばなかったものの、最後までしぶとく伸びてくれました。レース後、D.レーン騎手は『前走の内容から、距離が延びればよりレースがし易いと考えていましたが、勝利こそ叶わなかったものの、力は出し切ってくれたと思います。ただ、この条件は合っていると思っていただけに、勝たせることが出来なくて残念です』と悔しがっていました。条件的にもチャンスだと思っていただけに、勝利を挙げることが出来なかったのは残念ですが、何とか未勝利戦がある内に勝利できるよう努めていきたいと思います。この後はトレセンに戻って状態を確認したうえで考えたいと思っています」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン/30日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

池添学調教師「先週は何としても勝ちたかったですが、この馬なりによく頑張って走ってくれましたし、相手次第でチャンスがあると思っています。レース後も脚元含めて目立ったダメージはありませんでしたが、この後は長距離輸送での競馬となりますから、より心身ともに良い状態で臨まないといけません。ですから、一旦牧場へ戻させていただいて、フレッシュな状態でレースに向かいたいと思います」(6/29近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ノワールドゥジェ(牝・宮田)父ハーツクライ 母プチノワール

日曜東京9R 八ヶ岳特別(芝1800m)優勝(1番人気) 戸崎J

スタートを決めて4~5番手からレースを進めます。楽な手応えで直線へ向いて追い出すと、前の馬を交わして圧倒的な人気に応えて3勝目を挙げています。

宮田調教師「暑さが厳しかったことが原因なのか、普段よりも大人しかったので、これは大丈夫なのかと少し不安になってしまいました。しかし、その心配も杞憂に終わり、レースでは非常に良い勝ち方を見せてくれましたね。道中は2番人気のノーダブルディップが楽に先行して直線でも抜群の手応えだったので、いつ捕らえていくのかと見ていましたが、戸崎騎手はかなり余裕があったみたいですし、楽々と交わしてくれましたね。2着馬とは1馬身と1/2差でしたが、その着差以上に強い内容だったと思いますので、今日に関しては完勝と言って良いでしょう。ジョッキーは『道中良いリズムで追走することが出来ましたから、直線で馬場の良いところを選んで走ると、鋭い脚を使ってくれました。促してからの反応も良くて素晴らしい内容で勝ってくれましたね』と笑みがこぼれていました。2歳時には調教でステッキを入れていかないと反応しないほど緩さの有った馬ですが、時間の経過と共にしっかりとしてきて、2勝クラスを完勝で突破するほど成長を見せてくれています。ただ、もうひと段階良くなってきそうな雰囲気がありますし、更なる成長が楽しみで仕方ありません。この後はトレセンへ戻ってよく馬体を確認しまして、一旦リフレッシュを挟む方向で考えています」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン/近日中に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

宮田師「レース後の歩様は特に問題無さそうでしたが、今朝になって若干右前膝に熱感がありましたので、念のためレントゲン検査を行いました。結果的には骨に異常は無かったものの、多少なりとも疲れは出ているのかなと思います。ただ、飼い葉食いなどは良くてボディコンディションはそれほど落ちてないですね。この暑い中で続けて使うのは酷でしょうし、週末にでも牧場へお戻しさせていただく予定です」(6/29近況)

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週末(6/25・26)に出走したシルクの出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。※G1・宝塚記念へ出走したアリーヴォは別記事にて。

2戦目へ向け、ひと追い毎に動きに素軽さを増していたカーペンタリア。それ故、馬体重のプラス20キロを知った時は『あれ?』と思いましたが、パドックで見た姿は全く太目感なし。増えた分がまさに成長分といった姿。また、1度実戦を経験したことで、気難しさが表面化しないか心配でしたが、パドックではイライラした面を覗かせず、ひとまず我慢は出来ていました。

レースぶりに関してですが、スタートはそこまで速くはなかったですが、二の脚は速くてスッと好位へ。ただ、その後、馬群の中でレースを進めることになると、首を横へ振ったりして行きたがる素振りも。やや心配な目で見守っていましたが、そこはD.レーンJ。巧みな手綱捌きでカーペンタリアを制御し、3角から早めに押し上げていくと、4角を回る時には外からのプレッシャーもなく、直線を向いた時にはスムーズに前が開き、あとは追い出しのタイミングを図るのみ。当面のライバル・セキテイオーが前にいたのも好都合で、それを目標に追い掛けると、残り100mでは先頭へ躍り出てくれました。抜け出してから少し遊んでしまったのは今後の改善点ですが、カーペンタリア自身はそこまで真面目に走っていなくても、1分33秒6の勝ち時計を叩き出すのですから、秘めたる能力は楽しみです。まさに終わってみれば、力が違ったという勝ちっぷりでした。

レース後のカーペンタリアですが、クタッとした感じはないも、左前球節に少し腫れを確認。レントゲン検査を行ったところ、骨折等の診断は下りませんでしたが、場所は以前に骨折したところなので嫌な予感も。気持ちが緩んできた際に骨折が判明するケースは多々あるので心配です。まあ、未勝利を勝ち上がる為に、やや前倒しで進めてきたのもあるのかなあ。また、前回の骨折は歩様を乱した際は治療を行った程度で乗り出し、再度歩様を乱す→骨折が判明という感じだったので、1勝を挙げることが出来ているので、NF天栄へ移動もじっくり回復に努めてから、騎乗運動を開始するように徹底して欲しいです。

コンジャンクションは引き続きD.レーンJが跨ってくれるので、何とかここは決めたかった1戦。中2週のローテでも活気は窺えましたが、欲を言えば、少し馬体を引き締めてレースへ臨んで欲しかったなあというのが本音ではありますが。

レースはマズマズのスタートから最初はジワッと進めるのかなと見ていたら、ダートへ入ってからじわじわ押し上げて行き、1角を回る時には馬群に潜り込む形。終始、外々を回らされることになると最後甘さを覗かせるとD.レーンJは判断したんだと思います。そして道中は脚を溜めながらの追走。首を上手に使ってリズム良く走れていたと思います。また、3角過ぎからは他馬が早めに外を押し上げて行きましたが、そこではバタバタすることなく一呼吸置き、4角手前からじわっと外へ回して進出を開始。4角を回る際には少しズブさを覗かせましたが、直線で鞍上のGOサインが出ると、渋太さを発揮。じわじわ前との差を詰めていき、『前をまとめて面倒みれるかも!?』と一瞬力は入ったのですが、コンジャンクションの後ろで息を潜めていたスーパーチーフが強襲。明らかに勢いが違い、コンジャンクションとD.レーンJは内から抵抗することも出来ず、2着争いを制するのが精一杯。4馬身も突き放されてしまいました。相手が悪かったとしか言いようがありません。

レース後のコンジャンクションは目立った疲れこそ感じさせないも、次走で小倉へ使うなら長距離輸送が待っています。また、生き残りを賭けた1戦になってくるので、その際にはフレッシュな状態で臨みたいというのもあり、早めにここで一息入れることになりました。まあ、賢明な判断だと思います。

ここ2走の走りから時計の掛かるダートが合っていることを確認できたコンジャンクション。次走へ臨む際には悔いを残さないように少し馬体を引き締め、走る方へ気持ちを高めていけるようにお願いします。そして待望の1勝を手にして欲しいです。

昇級戦の前走ではハナ差の2着といきなり結果を出してくれたノワールドゥジェ。その当時よりも馬体面での不安がなく、リフレッシュされて心身共に充実。間違いなくデキは前走時以上だったと思いますが、今度は牡馬との1戦。2倍を切る単勝オッズにはさすがにちょっと見込まれ過ぎかなと思いましたが。

パドックに登場したノワールドゥジェは毛色もありますが、見栄えのする好馬体。それでいて隙のない仕上がりでしたし、活気も○。デビュー以来、最高の雰囲気&状態だったと言っても過言ではないでしょう。

レースに関しては、まさに『テンよし・中よし・終いよし』と安定感抜群の取り口。ゲートをポンと出るも、行きたい馬を先にやり、ノワールドゥジェと戸崎Jは4~5番手をガチッとキープ。そして4角手前からジワッと仕掛けて行きましたが、持ったままの手応えで直線へ。この時点で勝ち負けになることは確信しましたが、手綱を少し緩めただけで前との差を詰めていくと、坂を駆け上がった残り200mあたりで早くも先頭へ。あとは後続からの強襲に備えるのみでしたが、並び掛けてくる馬はいかなかったのですし、着差以上の楽勝だったと思います。

レース後のノワールドゥジェですが、右前膝に若干熱を持ったのはドキッとさせられましたが、検査の結果は大丈夫とのこと。少し疲れが出た程度で落ち着いてくれることを願うばかりです。

また、ここに来て本格化してきたノワールドゥジェ。まだ伸びシロはあると思いますし、この舞台なら大崩れはなさそう。昇級しても即通用していいと思いますが、更に上を目指していくにはもう少しパワーアップしてもらい、決め手に磨きが掛かってきてくれることを期待したいです。