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【シルク】週末(5/28・29)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain リヴィア

京阪神5R 3歳未勝利(芝2200m)2着(7番人気) 横山和J

シャドーロール着用。五分のスタートから、道中は無理せず中団後方を追走します。3コーナー付近から進出を開始し、最後の直線コースで外から追われると、ゴール手前まで2頭の激しい追い比べとなりますが、アタマ差及ばず2着でゴールしています。

安田翔伍調教師「あそこまで来たら勝ち上がって欲しかったですが、最後までよく頑張って伸びてくれましたし、ジョッキーが上手くエスコートしてくれましたね。出たなりの位置でリズムよく追走して欲しいとオーダーしていましたが、結果的に位置取りが後方になってしまったものの、勝負どころまでその通りに運んでくれたと思います。最後は勝ち馬に寄られて接触しそうになっていましたが、怯むことなく全力を出し切ってくれました。レース後、横山和生騎手からは『指示通り、最初は無理にポジションを取りに行かずに、バランスを崩さないよう抱えて行きましたが、想定していたより位置取りが悪くなってしまったものの、道中はリズムよく走ってくれました。脚を溜めたまま最後の直線に向きたかったのですが、あれ以上我慢すると届かないと思い、3コーナー付近からジワジワ押し上げていきました。最後は良い脚で伸びたというよりは、消耗戦になってこの馬の持ち味である、ワンペースながらもバテない強みを活かすことが出来たように思います。2戦目でこれだけの走りが出来るのですから、力を付けて行けばもっと良い競馬をしてくれそうです』と前向きなコメントが返ってきました。まだ自分から動いていくほどの体力は兼ね備えていませんが、2戦目でこれだけのパフォーマンスを見せてくれるのですから、何とか良い方向に導けるよう努めていきたいと思います。この後は、トレセンに戻ってどれだけ疲労を見せるかよく確かめたうえで、今後の方針を検討させていただきます」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:6月12日の中京・芝2200m、もしくは6月18日の阪神・芝2400m

安田翔師「トレセンに戻って状態を確認したところ、走ったなりの疲労こそ見られましたが、脚元含めて気になるところはありませんでした。もう少しこちらで様子を見させていただいて、それでも問題なければ続戦させる方向で考えています。候補としては、前走と同条件でもある、6月12日の中京・芝2200m戦、もしくはもう1週待って阪神の芝2400m戦を視野に入れています。あくまで馬の状態を優先と考えていますので、最終的には来週の馬の雰囲気を確かめたうえで判断する方針です」(6/1近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain アナンシエーション

土曜東京12R 4歳上2勝クラス(ダ1600m)6着(1番人気) D.レーンJ

パシュファイヤー着用。スタートでやや後手を踏むも、中団まで巻き返して追走して行きます。直線に向いて追い出されるも伸びを欠き、初めて掲示板外の6着でゴールしています。

手塚調教師「人気に推されていたにもかかわらず、結果を出せず申し訳ございません。今回はかなりゲートの中でバタバタしてしまいましたね。最初の頃は我慢が利いていたものの、時間の経過と共に段々と煩くなり出して、潜ったり後ろにモタれ掛かったりと全くジッとしていられませんでした。案の定スタートで後手を踏むことになってしまい、トレセンでの練習ではそういった仕草を見せないだけに、本当に頭が痛いですね。その後もどこかで外に出せれば良かったものの、最内枠に入ってしまったことでそれも叶わず、ずっと砂を被る格好になってしまいました。全く我慢できないわけではありませんが、まだずっとキックバックを受けても対応できるほどではないですから、今日は全体的にスムーズさを欠く内容でした。D.レーン騎手は、『前走は真ん中くらいの枠からスムーズに進めることが出来ましたが、今回はゲート内で後ろにモタれ掛かって上手くスタートを切ることが出来なかったのが第一です。また、いつもよりもポジションが後ろになってしまったことで、キックバックを大きく受ける格好となり、馬も嫌気が差して最後は止めてしまいました』と話していました。能力は感じているのですが、枠順や位置取り等が噛み合わないと脆さを見せてしまいますし、やはり精神面での難しさをどう克服していくかが今後の鍵になってきそうです。この後は続けて使ってきましたし、一旦リフレッシュさせる方向で考えています」(レース結果)

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・在厩場所:1日に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧

手塚貴久調教師「トレセンに戻って状態を確認しましたが、脚元を含めて大きな問題はありませんでした。そうは言っても2戦続けて使ってきた疲れはありますし、優先出走権を獲ることも出来ませんでしたから、本日ノーザンファーム天栄へお戻しさせていただきました」(6/1近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain カシオン

日曜東京1R 3歳未勝利(ダ1600m)11着(13番人気) 荻野極J

シャドーロール着用。若干スタートで後手に回ると、中団でレースを進めます。直線へ向いてからも目立った脚は使えず、流れ込むようにゴールしています。

古賀慎明調教師「この中間は併せ馬を消化して、前走時よりも体がしっかりとしましたし、それに伴い動きも良くなってきましたから、2戦目でどれくらいやれるか楽しみにしていました。ただ、飼い葉食いが旺盛になったことは良いものの、それが影響して体が思ったよりも太くなってしまい、その分の重たさはあり、レースでも体を上手く使えずに少しバタバタとした感じでした。コンディションの良さを活かすことが出来ず、申し訳ございません。騎乗した荻野極騎手は『トモが使えていない感じで、ハミに頼って走っていました。その分だけ動けなかったですが、良いモノは持っていそうですし、レースに慣れてくれば変わってきそうですよ。あとはもう少し距離を長くしても良いのかもしれません』と話していました。また、パドックから返し馬など一連の流れはかなり落ち着きがあって雰囲気は良かったので、この点は評価してあげたいですね。レース後の脚元は今のところ問題無さそうですが、トレセンへ戻ってからもよく確認しておきます」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン/2日に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整 

古賀慎師「初戦の内容と中間の動きから上積みが見込めましたので、2戦目でどれくらいやれるのか楽しみにしていたのですが、レースへ向かうまでの過程は良かったものの、内容的には進歩があまりありませんでした。トレセンへ戻ってきてからも今のところスクむことはありませんし、脚元を含めて馬体は問題なかったです。しかし、在厩期間が非常に長くなっているので、一度心身共にリフレッシュさせていただきたいと考えています」(6/1近況)

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週末(5/28・29)に出走したシルクの出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。※日曜の目黒記念(G2)に出走したパラダイスリーフは別記事にて。

2戦目に臨んだリヴィアですが、デビュー戦のレース内容から血統馬が揃ったここではちょっと厳しく、3戦目以降に繋がるモノを見せてくれればOKぐらいの気楽な気持ちでレースを見守っていましたが、パドックに登場したリヴィアは前走から増減なし。とにかく馬体重を減らさずにレースへ臨めたのは良かったですし、1度実戦を経験して前向きさが窺えたのはちょっとビックリ。案外、良い雰囲気だなと見ていました。

レースに関してですが、五分のスタートを切ると二の脚も上々。促していけばポジションを取れそうな勢いでしたが、序盤から動かしていくとフットワークがバラバラになる恐れがあるので、出たなりの位置でジワッと追走。首をリズミカルに使い、折り合ってレースを進めることが出来ていました。ただ、レース自体は先団が固まって追走している感じで緩い流れに見えたので、『この位置では届かないのでは?』と半信半疑。そこで横山和Jもしびれが切れた感じで残り600mあたりから進出を開始。それに対してリヴィアの反応も良かったので、今度は『結構やれるかも!?』と変化。

実際、直線へ向き、横山和Jの鞭が入るとじわじわ加速。そして坂を駆け上がる時に手前が替わるとグンと1段加速。突き抜けそうな勢いでしたが、1歩早めに抜け出しかけていたディーンズリスターが抵抗。最後はマッチレースとなりましたが、相手はさすがの血統馬。デビュー戦で8分ぐらいの仕上がりだったかと思いますが、最後まで抜かさせてくれませんでした。うーん、残念。ただ、2戦目でここまで変わってくるとは想像にもしていませんでしたし、テン乗りとなる横山和Jはホント上手に導いてくれました。

レース後のリヴィアですが、相応の疲れは残るも、脚元等は大丈夫そう。そしてこのまま良い意味で変わりがなければ、在厩調整で3戦目へ向かいます。また、次走の候補も2つ出ており、来週のレースへ使うつもりで調整し、状態と相手関係を見て、1週スライドさせるかどうかを決める模様。結果を出した舞台へ再度挑戦できるのはある程度の計算は立つでしょうし、優位でしょう。個人的には前者を支持します。

まだまだ心身共に頼りなさを残す現状ですが、2戦目でこれだけやれたのは素質がある証。また、1つ勝てば長く楽しめそうな馬だと思うので、残されたチャンスでまずは1勝を掴み取って欲しいです。それが次走であることを強く願います。

アナンシエーションの前走は勝ち馬の末脚を褒めるしかないですし、この馬自身の立ち回りは上々。スタートを決めて気分良く走れれば、クラス卒業はホント目の前。今回、幾分メンバーに恵まれた感があったので、ここはしっかり決めて欲しい1戦でしたが、在厩調整+最内枠は大きな課題。ただ、これはハンデみたいなもので、素質の違いを見せつけてくれるかと信じていました。

そして注目のスタート。最内枠なので中で待たされ、辛抱し切れずにガチャガチャしているのは映像からもよーく分かり、これはピンチだなと。この時点で出遅れを覚悟しましたが、煽るような感じでゲートを出てしまい、後手を踏んでしまいました。ただ、出遅れることはある程度陣営も覚悟していたと思いますが、D.レーンJは促してポジンションを押し上げていくことを選択。人気を背負っていましたし、仕方ないところですが、馬群の内を選択したことでキックバックを嫌がり、頭を振ったりする素振り。タラレバを言えば、出遅れた時点で腹を括り、後方からじっくり進める形を取って欲しかったです。そして気分を損ねないように外々を回して。稍重馬場で届き切れなかったかもしれませんが、3着には来れていたかもしれません。まあ、今回に関してはアナンシエーションの難しさ・脆さが全てでしょう。

レース後のアナンシエーションは必要以上にピリピリせず、脚元等は大丈夫。ただ、2戦連続で使ったことによる疲れ+節を稼ぐ必要があるので、1日にNF天栄へ放牧に出ています。ひとまずはリラックスに努めてもらい、その後は次走でしっかり反撃できるように甘やかすことなく乗り進めて行って欲しいです。噛み合った時のパフォーマンスは上のクラスでもヒケを取らないでしょうし。

カシオンはデビュー戦10着から中2週のローテでの2戦目。一時期の体質の弱さで悩んでいた時期を考えると、詰めて使えるのはビックリですが、気難しさを抱えるので、2戦目でそういう特徴が前面に出てこないかの心配はありました。

パドックに登場したカシオンは前走からプラス8キロ。見た目にはひと叩きして幅が出たのかなと思いましたし、ピリピリした感じはなく、2戦目でも落ち着いて周回できていたのは○。ただ、前向きさという点では物足りず。正直、2戦目で変わってくる気配は薄かったと思います。

レースぶりに関してですが、マズマズのスタートを切るも、荻野極Jは出たなりの位置で折り合いを重視。砂を被っても嫌がる素振りはなかったと思います。そして道中は馬の間に入れて気持ちを引き出そうという乗り方。これによってフワフワする面は薄れましたが、勝負どころから4角で押し上げていくことはできず、逆にやや失速気味にも見えました。

直線でいざ追われたカシオンはスッと反応してギアを上げることは出来ませんでしたが、伸びずバテずの末脚でジリジリ。走るのを止めたりはしていなのですが、伸びていく上位馬との差は広がっていき、11着でのフィニッシュ。1度実戦を経験して前進して欲しかったですが、走破時計を詰めただけで着順・勝ち馬との差はデビュー戦と同じような感じで…。物足りなさを感じるレースになってしまいました。

レース後のカシオンですが、疲れ・反動が大きく出ることはなく、マズマズの雰囲気。ただ、在厩での調整が長くなってしまったので、心身のリフレッシュを図ることに。2日にNF天栄へ移動済です。

2戦目を終わってみれば、プラス8キロは重目残りだったようですし、レース内容に成長・進展が見られなかったのは悩ましい限り。また、体質の弱さは解消していないでしょうが、結果を残していくには甘やかすことなく、牧場でしっかり鍛え上げていかないとダメでしょう。そして良い意味での煩さが出て、走ることへの意欲を増していって欲しいです。