メッセージソング（牡・藤岡）父ロードカナロア 母チアズメッセージ
土曜東京６Ｒ メイクデビュー東京 ３歳新馬（芝１８００ｍ）６着（５番人気） 石橋修Ｊ
まずまずのスタートから押っ付けながら中団で流れに乗ります。３コーナー手前からジワジワと押し上げていきますが、最後の直線コースではジリジリとしか伸び脚は見られず、デビュー戦は６着でゴールしています。
藤岡調教師「東京競馬場に到着後はいつも通り飼い葉を食べていましたし、若さを見せつつも許容範囲内で問題ありませんでした。ジョッキーには『瞬発力勝負と言うより、長く脚を使うタイプなので、出来れば好位で流れに乗って欲しい』と指示を出していましたが、道中は押っ付け通しでしたね。レース後、石橋脩騎手は『二の脚は付きそうな感じでしたが、促していかないとすぐ気を抜くようなところがありました。ただ、押っ付けていくと上がっていくことが出来ていたように、反応はしてくれましたし、終始促し通しだった割には最後まで辛抱強く走っていましたから、走りに対して前向きになればもっと良い競馬をしてくれるようになるでしょう』とのことでした。レース後は息がそこまで乱れていなかったことを考えると、目一杯に走っていないですね。ジョッキーも話していましたが、あれだけ押っ付け通しでも最後までしぶとく伸びてくれたように、前向きさが出ればもっと良い走りを見せてくれるようになると思います。この後はトレセンに戻って状態をよく確かめたうえで相談させていただきます」（レース結果）
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【次走へのメモ】
二人引き。若干太いがバランス良し。発馬は互角に出たが、気合をつけても中団後方の追走。３角手前から外を進出したが、３～４角ではもう鞭が入る始末。直線は伸びずバテずで流れ込んだだけ。今日のところは競馬が分かっていなかっただけ。能力は感じられた。（Ｂ誌）
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・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：軽めの調整
藤岡師「東京競馬場からトレセンに戻って状態を確認したところ、脚元含めて目立ったダメージはなく、体調も問題ありませんでした。真面目に走っていなかったとはいえ、多少の疲れは見せると思っていましたが、ケロッとした様子で全く走り切っていないですね。ただ、後ろ向きな気性と言うより、まだ競馬が分かっていないだけだと思うので、レースを経験していけば真面目に走ってくるようになるでしょう。レースの反動が出ないか、もう少し確かめさせていただいて、問題なければこのまま続戦させたいと考えています。具体的な番組につきましては、想定と馬の状態を確かめたうえで検討していくつもりですが、馬格があってパワーのある馬ですから、ダート戦も視野に入れていきたいと思っています」（2/9近況）
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心身の幼さを多く残す中でのデビューとなったメッセージソング。パドックでは２人引きでテンションが上がるのを我慢して歩くことが出来ていたと思いますが、見た目の太目感こそないも、歩きにはシャキッとした感じはなし。この辺りはレース経験を積みながら、走る方へ気持ちが出てきてくれないとダメだと感じました。
レースに関しては、スタートが遅いということだったので出遅れを覚悟していましたが、ゲート出はそこまで遅くなかったも、促さないと二の脚が付かない感じ。石橋脩Ｊの手がこんな早い段階から激しく動いているのを見て、正直なところ頭を抱え、大敗まで覚悟することに。向正面半ばまでは中団をモタモタ追走していましたが、人気の１角レッドヴェルティスが早めに押し上げていくと、それについていく感じでメッセージソングもポジションアップ。ようやくレースの流れに乗れてきたかなと思ったのですが、その後も適度に促さないと走りを止めそうな感じに。４角手前から直線を向く時も、これから府中の長い直線が待っているのに、これだけ激しく鞍上の手が動いて大丈夫だろうかと心配になりました。そして集中力が途切れて、ズルズル後退してしまうのかなと…。
しかしながら、直線でのメッセージソングは真面目には走っていなかったも、促された分だけは頑張っていましたし、１番人気のエターナルタイムと馬体を接することになった際には勝負根性を発揮。最後、前が狭くなって外へ切り替えることになりましたが、それまでは内から差し返そうとして伸びていました。
結果、６着に終わりましたが、次走へ向かうにあたり、如何に走る気・やる気を引き出すかを考えていかないとダメですし、１度実戦を経験して良い方へ変わってきてくれるのを信じたいです。レース前、心身の幼さが酷いようなら去勢手術も考えないとダメかもと思っていましたが、それは今のところ必要はなさそうです。
レース後のメッセージソングですが、東京まで連れていった疲れはなさそうですし、競馬を理解せぬまま走り終えた分、ケロッとしているとのこと。このまま疲れが出ないようなら、在厩で調整を進め、２戦目へ向かう方針です。馬格があってどちらかというとパワー型の走りなので、ダートは悪くないと思いますが、デビュー戦でなかなか前へ進んでいかなかったことを考慮すると、前向きに走れるようになるまではリスクが高いと思います。個人的には距離を延ばす方向で検討してもらえたらなあと思います。
