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土曜日(2/5)の出資馬・出走記事【東京】

f:id:yakifish:20200513045835g:plain オリーヴベリー

土曜東京2R 3歳未勝利(ダ1300m)5枠10番 三浦J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:2日に南Bコースで時計

武市師「先週の金曜日に南Bコースで半マイルから55-40くらいをメドに時計を出しています。前走時と状態面に関して言えば大きく変わりはありませんし、左トモのクモズレも気にならないくらいまで回復してきました。そして、今週は2日に南Bコースで追い切りを行い、単走で70-40くらいのところで終えています。気持ち外目を回したので、時計以上の負荷を掛けられていますし、1度レースを使っても精神状態は安定しており、折り合い面も特に心配要らないですよ。体をフックラと見せているところからも、今は具合がとても良さそうです。なお、鞍上は皇成(三浦皇成騎手)に依頼していますが、前走のようにトモが嵌まってくるまでは脚を溜める形が合っていそうなので、前半は出たなりでゆっくりと運び、直線に入って終いを活かしてもらうつもりです。あとは前が流れて、この馬の決め手が活きるような形になれば、直線の長い東京コースでさらに前進が見込めると思いますよ」(2/2近況)

助 手 28南B良 55.5- 41.0- 12.5 馬なり余力
助 手 2南B良 70.2- 55.2- 40.2- 12.5 G前仕掛け

f:id:yakifish:20200513045835g:plain セラフィナイト

土曜東京7R 4歳上1勝クラス(芝1600m)4枠7番 戸崎J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:2日に坂路コースで時計

宮田師「先週はかなり速い時計を出したので、その反動がどれくらい出るか心配ではあったものの、思ったほどダメージが無さそうでした。ですので、先週末にも坂路を2本登坂させて、その内の2本目でサッと終いだけ脚を伸ばすような調教を行いましたが、少しずつハミの取る位置も近くなってきたのかなと思います。そこで、最終追い切りは2日に坂路コースで併せて行い、道中はセラフィナイトが2馬身先行して、最後は同入で終えています。1週前追い切りをびっしりとやったことで、中身は良化してきたものの、良い時と比較すると物足りなさは残っていますね。先程も言ったようにハミの位置が遠くて起きて走れていなかったこともあり、坂路でバランスを修正出来ればと思っていましたが、こちらも幾らか改善はしたものの、肩の出が硬く見えるような走りになってしまっていますし、完璧に解消できた感じはありません。だからと言って馬体に痛みがある感じはありませんし、週ごとにパフォーマンスは上がってきましたから、何とか態勢は整ったと見て良いでしょう。今朝の調教で併せ馬のパートナーの方に圭太(戸崎圭太騎手)が乗っていたので、印象を聞いてみたところ、『スパッと切れる走りというよりはある程度前で運んだ方が良さそう』とのことでしたし、私もここまでの動きから今回は後方で脚を溜めるよりは中団前くらいで流れに乗っておいた方が良いのではないかと思っていたので、そのような競馬をしてもらうつもりです」(2/2近況)

助 手 30美坂良 57.0- 41.6- 27.1- 13.0 馬なり余力
助 手 2美坂良 52.8- 37.8- 24.7- 12.4 一杯に追う ヴェールアンレーヴ(三未勝)馬なりに0.3秒先行同入

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アナンシエーション

土曜東京12R 4歳上2勝クラス(ダ1600m)6枠11番 石川J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:2日に南Wコースで時計

手塚師「2日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はアナンシエーションが先行して、直線では外側に進路を取って脚を伸ばしましたが、最後は1馬身ほど遅れてゴールしています。相手はG1ホースのユーバーレーベンでしたし、向こうには体重の軽い乗り役が乗っていたのに対してこちらは助手が騎乗してと、その分の差もありましたから、遅れを気にする必要はありません。先週は裕紀人(石川裕紀人騎手)が乗ってしっかりと負荷を掛けた調教を行っているので、中身の方も整ってきており、状態面に不安はありませんよ。ここまでの調教で特に問題は見られなかったので、本番でもパシュファイヤーを着けることを考えていますが、前走は終始蓋をされる形で可哀そうな競馬になってしまい、あれがこの馬の実力だとは思っていませんから、巻き返しに期待したいですね」(2/3近況)

助 手 30美坂良 56.0- 41.6- 27.0- 13.3 馬なり余力
助 手 2南W良 69.5- 53.3- 38.5- 11.8 一杯に追う ユーバーレーベン(古オープン)末強めの外0.7秒先行0.2秒遅れ

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土曜日(2/5)の東京で出走する出資馬の出走記事をまとめて。※同日東京でデビュー戦を迎えるメッセージソングは別記事にて。

3ヶ月ぶりの実戦となった前走ではプラス12キロでの出走となったオリーヴベリー。太目感なく確かな成長を感じられたのは良かったですが、スタートで痛恨の出遅れ。今回も厳しい結果に終わることを覚悟したのですが、少し離れた最後方を走っている姿が気分良さそうだったので、『ひょっとして届くの?』と見ていたら、3角過ぎから大外へ持ち出すと、少し内へモタれながらじわじわ加速。そして直線でも大外から伸び続けると、ゴール前で逃げ・先行馬が失速。そこをグイグイ伸び、最後は1頭だけ脚色が全く違いましたが、3着に食い込み、初めて馬券に絡んでくれました。ただ、終わってから時間が経つにつれ、スタート後のロスが勿体なかったです。

その後は在厩で調整を続け、中2週のローテでここへ。前走後に発覚したクモズレはそこまで酷くなく、時間の経過と共に回復傾向。中間の調整は少し軽いかなとも思いますが、2本時計はマークしています。前走の追い込みを見ると、直線の長い東京へ替わるのはプラスだと思われるも、激流になりやすい中山・ダ1200mだから嵌ったという見方もできます。また、今回、三浦Jとの初コンビとなるので、前走のように脚を溜めることが出来るかとなると半信半疑。ひとまずスタートを決め、出たなりの位置で無理なく進め、直線に賭けてもらってどこまでやれるかを見守りたいです。今回も上位に食い込んでくれば、本物と見ていいと思いますが…。

セラフィナイトはNF天栄から帰厩後、時計になるところを熱心に乗られていますが、同厩舎のノワールドゥジェと同様にハミを取る位置が遠く、追い切りでは終いだらーっとした脚になってしまうとのこと。寒い時期ということで硬さもあるのかもしれません。まあ、それでも2日の追い切りは意欲的に出来たので、このひと追いでどこまで上向いてきてくれるか。

また、戸崎Jとのコンビ+1ハロン短縮のマイル戦はセラフィナイトには好材料だと見ていますが、ここは1勝クラスの平場戦とは思えない粒の揃ったメンバー構成。特に上位人気を形成する馬たちは1年後に東京新聞杯に出ていても不思議ではないでしょう。セラフィナイト自身も上を目指せる馬だと期待していますが、現状のデキで真っ向勝負は厳しそう。ですので、結果に一喜一憂せず、何か次走以降に繋がるモノを見ることが出来ればと思います。個人的には1度ダートを試してみることを検討して欲しいです。

アナンシエーションはこのクラス2戦目。昇級戦となった前走は初めての関西遠征でしたが輸送は無難にクリア。ただ、2倍を切るほどの人気はさすがに行き過ぎていたと思いますし、圧倒的人気を集めたことで岩田康Jから必要以上に外から蓋をされ、その結果、馬群内で揉まれ、キックバックを浴びて嫌がる素振り。普通の馬なら戦意喪失して大敗しても不思議ではないところ、直線で進路を見つけるとジリジリながらも巻き返して4着。上位3頭とは差がつきましたが、そこまで悲観する走りではなかったと思います。

その後はNF天栄でのリフレッシュを挟み、昇級2戦目は走り慣れた東京・ダ1600m。ノビノビ走れる点ではこの舞台が1番合っているのかなと思います。また、今回は前走でキックバックを嫌がったことからパシュファイヤーを着用予定。追い切りで試しに着用したところ、感触は悪くないようです。ただ、レースへ行って、イレ込みに繋がらないければ良いのですが…。

また、相手関係に目を遣ると、同世代のキタノリューオー・エコロファルコン・タイセイスラッガーは前走で馬券に絡む走り。素質は見劣らないと思いますが、経験値はリードされているので、これらの牙城を崩していけるかどうか。逆に互角以上の走りが出来れば、1つ上の3勝クラスでも十分やっていけそうに思います。あと、冬場ということで少し馬体に余裕がある様子。最終追いでG1馬・ユーバーレーベンに胸を借りた効果でどこまで状態アップ・馬体の引き締めが叶っているかもよーくチェックしたいです。