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日曜日(1/30)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain スノーグレース(牝・中舘)父ドレフォン 母グローリアスデイズ

日曜東京3R 3歳未勝利・牝馬(ダ1600m)優勝(9番人気) 津村J

初ダート。ゆったりとゲートを出ると、道中は中団後ろよりを追走します。直線では馬群の間を割って脚を伸ばし、残り100m付近で先頭に立つと、そのまま後続の追撃を振り切って、嬉しい初勝利を挙げています。

中舘調教師「おめでとうございます。デビュー前から良さを感じていながらも、競馬ではなかなか思うような結果を残せず歯痒い思いをしていましたが、まずは1つ勝つことが出来てホッとしています。前走時に比べるとまだ落ち着いていたものの、返し馬を終えてから待機所に向かうまでの間にも、何かの拍子でどこかにすっ飛んで行ってしまってもおかしくない雰囲気だったようですし、他馬のゲート入りを待つ間も小さく回っていないと抑えが利かない感じでした。また、練習では大人しくしていましたが、ゲート内では結構ソワソワしていましたし、今日は最後の枠入りだったからまだ良かったものの、今後も駐立の練習は行っていった方が良いのかなと思っています。でも、直線では両サイドからプレッシャーを掛けられて狭いところを割ってくる格好になりながらも、それに怯まずに最後まで頑張ってくれたように、文句を付ける部分は無かったと思います。津村騎手も『今日は最後の枠入りだったのでまだ良かったですが、ゲート内でソワソワするところはありましたし、ゲートに入るまでも精神的に危うい部分は見られました。それでもダートの感触は良かったですし、少し砂を被って躊躇する部分はあったものの、慣れてくれば大丈夫なレベルでした。直線では狭いところを割ってくれたように、良い勝負根性を持っていますね』と話していました。あとは気が強すぎる部分があり、自分で自分を制御できるかが今後の鍵になってくるでしょうから、こちらとしても上手く導いてあげられるように努めていきたいですね。しっかりと結果を残してくれて無理する必要はありませんから、この後は一旦リフレッシュさせる方向で考えています」(レース結果)

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【次走へのメモ】

好仕上がり。落ち着いて周回。出遅れ。直線で外から被されたが、進路ができてからでも楽に間に合った。初ダート起用で芝とは一変。(B誌)

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・在厩場所:2日に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧

中舘師「先週は改めておめでとうございました。調教の動きからは半信半疑な部分もあったのですが、しっかりと結果を残すことが出来て良かったです。トレセンに戻って状態を確認しましたが、脚元に問題は見られませんし、変にカリカリしたりせず落ち着いた様子で過ごせています。ただ、結果を残してくれて無理する必要はありませんし、気持ちに難しさがあるタイプでもありますから、この後は一旦ノーザンファーム天栄へ放牧に出して、牧場での状態を見ながら今後について検討していきます」(2/2近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain カミニートデルレイ(牡・大久保)父ジャスタウェイ 母フェイトカラー

日曜東京9R セントポーリア賞(芝1800m)5着(4番人気) 横山武J

互角のスタートから好位2番手で流れに乗ります。そのままの位置で4コーナーを回ると、残り400m付近から追われますが、ジリジリとしか伸び脚は見られず、5着でゴールしています。

大久保調教師「体つきを見るとまだキ甲が抜け切っていないように、本格化するのはもう少し先なのかなと思います。でも、成長途上ながらも、調教では格上馬を煽るほどの動きを見せていたので、前走以上の競馬を期待していましたが、あれだけ前半からペースが速くなってしまうと、さすがに前で競馬をしている馬にとっては厳しかったと思います。レース後、横山武史騎手に確認したところ、『道中はムキになることはなかったですし、勝負どころの手応えも良かったです。ただ、いざ追い出しに掛かるともうひと脚が使えず、最後は脚が鈍ってしまいました』とコメントしていました。ジョッキーはそこまで流れが速いと感じていなかったものの、前半の1000m通過は58.3秒だったように、リズムよく走っていたとは言え、脚を溜める余裕はなかったように思います。上手く脚を溜めれば初戦のように33秒台の脚を使ってくれる馬ですし、現状はもう少しじっくり脚を溜めていくような競馬の方が良いのかもしれません。良い雰囲気でレースに向かうことが出来たものの、前走のように間隔を詰めて使うと苦しいところを見せてしまうかもしれないですから、トレセンに戻って状態を確認した後は無理せず放牧に出す方が良いのかなと思っています」(レース結果)

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【次走へのメモ】

少し太めに映る体型でも、仕上がりは上々。2番手の内から伸びを欠いたが、逃げ馬を追いかけたクチが苦しくなったとも言える。距離は大丈夫。(B誌)

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・在厩場所:栗東トレセン/3日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

大久保師「先週はハイペースながらも最後までバッタリ止まることはなかったですし、流れ一つでもっと良い競馬が出来ていたと思います。トレセンに戻って状態を確認したところ、目立ったダメージはないものの、レース前と比較すると少し落ち着きのないところを見せていますね。このまま続けて使うより、短期放牧を挟んであげる方が馬の為には良いと思いますので、3日に放牧へ出して心身ともにリフレッシュさせることにしました。次走の予定につきましては、牧場で状態を確かめながら検討していきたいと思います」(2/2近況)

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日曜日(1/30)に出走した出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。

レースを重ねていく中、追い切りで動かなくなってきたり、馬体の成長が案外だったり、自由気ままな面が強調されてきたりと悪いところ尽くしのスノーグレース。父ドレフォンからダート替わりで前進を期待するも、率直な気持ちは大きく変わってくることなく、砂を被るのを嫌がってしまい、今回も大きく沈んでしまうんだろうなあと見ていました。

パドックでのスノーグレースは地味な存在でしたが、イライラするのかなと見ていましたが、この馬なりに落ち着きは十分。この辺りは立て直された効果なんでしょう。

そしてレースでの最初の注目点はスタート。デビュー2戦は立ち遅れており、この中間はゲートに縛り付けるなど荒療治を実施。その効果が如何ほどかを見たかったですが、今回は大外枠だったの最後に枠入り。スッと入って行儀よくしているなあと見ていましたが、駐立に関しては正直マダマダ。少し前掻きをして、イラッとした面を出したところでゲートが開き、その結果、ワンテンポ遅れる形に。ただ、大外枠が幸いし、中団くらいの位置で芝からダートへと入っていきましたが、その分岐点でもタモタ。一瞬置かれそうになったのはドキッとさせられましたが、ダートでの走りが馴染んでくると、ジワッと中団まで盛り返すことに。フワフワした面は見せず、真面目に走っているように見えましたし、4角手前でアーレンダールに外から交わしにかかっても、動じる素振りはなかったです。

そして最後の直線、どこまで辛抱できるのかなと眺めていましたが、外から抜け出そうとしたアーレンダールに寄られる形。その為、進路が窮屈になって頭を上げる場面はあったも、自由気ままなスノーグレースが他馬と接することで勝負根性へ転化。逆に内から進路をこじあけていき、津村Jの叱咤激励にグイグイ反応。最後まで脚取りは力強かったですし、抜け出してからもフワッとせず。大外からメイリトルラバーが伸びてきましたが、着差以上に余裕があって凌ぎ切りました。ダート替わりで幾らかでも今後に繋がる走りを見せてくれればと淡い・薄い期待だったので、勝ってしまうとは正直ビックリ。相手関係・走破時計に恵まれたとは思いますが、1勝を挙げることが出来たことを今は素直に喜びたいです。

また、今回、津村Jの都合で日曜日のレースへ回りましたが、当初予定していたレースは別馬で津村Jは勝っていましたし、ここも決めてくれたのは感謝感謝です。津村Jはスノーグレースのように気難しさを抱えているミスビアンカで結果を出してくれていますが、改めてこういう牝馬には合うということなんでしょうし、ミスビアンカの経験が幾らかでも生きたかもしれません。

レース後のスノーグレースですが、脚元等に異常はなし。クタッとした感じもないので、続戦することは可能でしょうが、結果を出してくれたので欲張らずに一旦放牧へ。2日にNF天栄へ移動しています。まずはレースでの疲れをしっかり癒し、その後はコツコツ乗り込みながら、心身の成長を促してもらえればと思います。昇級戦となる次走では今回と同舞台(東京・ダ1600m)にまずは狙いを定めて欲しいです。

前走は差のない4着と昇級でも一応の力を示していたカミニートデルレイ。今回は放牧を挟んで立て直し、追い切りでは引き続き絶好の動き。1ハロン延長なら辛抱出来るだろうと見ていたので順当に前走からの前進を見込んでいました。ただ、人気を集めるウィズグレイス・ドゥラドーレスは相当な器だと見ていたので、これらを負かすには乗り方を一工夫して欲しいなあとも考えていました。

発表された馬体重は前走からプラス2キロ。腹袋のある体型なので太めに見えがちですが、パドックではマズマズ落ち着いていましたし、仕上がり自体は何ら問題なかったと思います。

レースは五分のスタートから二の脚を利かせてスッと前へ。一瞬、ハナへ行くのかなと思いましたが、1番人気のウィズグレイスがハナを主張。競り掛けるようなことはせず、2~3番手の位置でレースの流れに乗ることに。行きたがる面はそう見せず、気分良く走れていたのかなと思います。ただ、レース自体は淀みなく流れていて、1000m通過が58秒3。これを知った時は正直、距離が持つのかなあ?と一気に心配になりましたが、2番手をキープして最後の直線へ。

残り400mあたりからハミを掛け直し、横山武JはGOサインを出しましたが、道中で気分良く走り過ぎ、脚が溜まっていなかったことから上へ力が抜ける感じでフワフワした走り。ジリジリとは伸びているのですが、先着を許した馬達とは持久力の差・決め手の差が出てしまい、5着に沈んでしまいました。人気を集めたウィズグレイス・ドゥラドーレスに負けても、それ以外には負けて欲しくなかったというのが本音ですが、流れが向かなかったので仕方ないでしょう。横山武Jの手腕にも期待するところはありましたが、全くのテン乗りではカミニートデルレイの特徴を掴み切れず、さすがに新味を引き出すところまでは行きませんでした。まあ、5着という結果は残念というか寂しいですが、レース内容はそこまで悲観することはないので、今回の結果と走りを次走での巻き返しにどう繋げていくのかが大事になってくるでしょう。正攻法の競馬を続けるのなら、距離短縮を一考して欲しいです。

レース後のカミニートデルレイですが、タフなレースとなった疲れ・反動はひとまず大丈夫そう。ただ、キ甲が抜け切っていなかったり、気性面で幼さを残す現状。詰めて使うことで気持ちが悪い方へ向かってはダメなので、本日3日にNFしがらきへ移動予定です。まずは回復と落ち着きを促してもらって、その後は潜在能力を引き出せるようにコツコツ乗り込みながら、確かな成長を遂げてもらえればと思います。暖かくなるにつれ、馬体に実が詰まってくれば、もっともっと良いパフォーマンスを見せてくれる筈ですから。