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鞍上の判断でハナヘ行くことを選択。道中は淀みなくレースを引っ張ることが出来、直線では馬場の良いところへ持ち出しての粘り込み。勝ち馬には次元の違う末脚を繰り出され、距離が微妙ということで最後甘くなってしまう。それでも日本馬最先着の3着は立派。☆サリオス

f:id:yakifish:20200513045835g:plain サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

日曜香港(シャティン)7R 香港マイル(芝1600m)3着(3番人気) D.レーンJ

ブリンカー外す。最内枠からスタートを決めると、二の脚利かせてスッと先手を取ります。直線に入ってからも懸命に粘り込み、初めての海外遠征は3着と健闘しています。

前走のマイルCS後は春先よりも活気があって良い状態だったことから、次走の目標を香港マイルに決定しました。美浦トレセン内の検疫厩舎へ移動後や、香港までの輸送では気持ちの昂ぶりや飼い葉食いが落ちてしまうなど、少なからずストレスを感じていたようですが、現地に着いてからの調整は順調に行えました。レースでは、前走着けていたブリンカーを外しますが、最内枠から楽に二の脚付いて、先手を取ります。そのままの位置で進み、直線では荒れた内側を避けてD.レーン騎手は追い出しに掛かると懸命に粘り込み、勝ち馬のゴールデンシックスティには離されたものの、2着馬とは1/4差の3着で初めての海外遠征を終えました。これまで課題としていた行きっぷりの部分は前走ブリンカーを着けた効果もあって、かなり良くなっていましたのでその点は収穫でした。日本・海外の強敵相手に先着を果たし、徐々に復調気配が窺える内容でしたので、次こそは勝利を掴めるよう努めて参ります。この後はレース後の様子を見た上で判断していくことになります。

なお、この後は15日の夕方に関西国際空港へ到着予定となっており、そのまま輸入検疫のため、兵庫県三木ホースランドパークへ移動することとなっています。

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・在厩場所:15日に兵庫県三木ホースランドパークへ移動

堀宣師「前走は1番枠からのスタートとなりましたが、当日の傾向として内が伸びない状況でした。直線で外へ持ち出す方向で、事前にD.レーン騎手と打ち合わせていましたが、外から先行したのは実力的に劣る馬で、その後ろに付けるとスムーズさを欠く恐れがあったことや、展開を読んだ結果、ジョッキーの判断で逃げる形となりました。もし控えていたら、2着を確保できていた可能性はありますが、ラスト50mで伸びが鈍ったところを見ると、距離も微妙だったのかもしれません。それでも、マイルチャンピオンシップブリンカーを着けた効果があり、スムーズに加速できたのは収穫だったと思います。レース後はよく状態を確認しましたが、脚元に異常はありませんし、飼い葉食いも良く、馬は活気を保っています。本日、現地時間の12時頃に無事に香港を出発しており、関西国際空港を経て、輸入検疫地の三木ホースランドパークには夜に到着する予定となっています。なお、1週間の輸入検疫を終えた後は、ノーザンファームしがらきへ移り着地検疫を受ける予定で、牧場での状態を確認した上で、次の目標などをご相談したいと思います」(12/15近況)

⇒⇒21日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ移動する予定です。(20日・最新情報より)

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香港マイル】サリオス3着が日本勢最先着 初の海外でレーン「誇りに思う」(スポニチより)

サリオスが日本勢最先着の3着。11戦目にしてキャリア初の逃げの作戦に出てペースをつくり、残り250メートルまで先頭を守ったが、最後はゴールデンシックスティの決め手に屈した。昨年ダービー2着以来のコンビとなったレーンは「彼を誇りに思う。初の海外でもうまく走って全力を出してくれた。次の遠征ではもっと良くなると思う」とパートナーを称えた。

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このメンバー相手に正攻法では力が見劣ると思っていたので、末脚に賭けるなど大胆な競馬を期待したサリオス。個人的に予想した形とは異なる競馬になりましたが、陣営と鞍上とで策を練ってもらい、前向きにチャレンジしてくれたことが嬉しかったです。

レースはマズマズのスタートを切り、外枠各馬の出方を伺いながら先行策。どこで折り合うのかなと見ていましたが、D.レーンはハナへ行くことを選択。力を出し切ることを優先したのかなと思います。そして道中のサリオスですが、他馬に絡まれることなく、ペースを落とし過ぎない逃げへ。

淀みなく引っ張ったことで直線を向くまでマイペースで行くことが出来、直線を向いてから馬場の良い真ん中へ。直線でも懸命に追われたサリオスは渋太く踏ん張ってくれていましたが、サリオスの外から1頭だけ違う脚を繰り出したのがゴールデンシックスティ。道中、各馬からマークされ、厳しい競馬だったと思いますが、直線ではレベルの違う末脚。この戦績は伊達ではないですし、海外でも十分やれるでしょうねえ。そしてサリオスはゴール直前でもう1頭・モアザンディスに交わされるも、日本馬最先着の3着。マイルCSからの香港遠征は調整に苦労したと思いますが、さすがは堀厩舎。ノウハウがあるので、低迷が続くサリオスにここで復調の気配を示してくれました。ホント嬉しい3着です。

レース後のサリオスは状態面での不安は少なく15日に帰国。その後は三木ホースランドパークで1週間の輸入検疫を受け、21日にNFしがらきへ移動しています。次走に関しては着地検疫を終えてからの状態次第になってくるかと思いますが、来春も香港遠征が視野に入ってくると思いますし、現状ではマイルは少し長いので、距離短縮も視野に入るのかなと思います。そうなると高松宮記念を目指すこともあり得るでしょう。個人的にはスプリント路線への参戦を支持したいです。

年が明けると5歳になりますが、まだまだ老け込む年齢ではないので、このレースで受けた良い刺激を今後の競走生活にしっかり反映していって欲しいですし、また、勝つ姿を見たいものです。