ボンディマンシュ
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:9日に芝コースで時計
・次走予定:12月19日の阪神・御影S(C.デムーロJ)
中内田師「一昨日の雨の影響でCWコースがかなり悪くなっていましたので、脚元に負担が掛からないように、9日の追い切りは芝コースで行っています。半マイルから終い重点で負荷を掛けましたが、ラスト1ハロンは11.2秒とこれまでになく良く動けていましたし、前走以上にしっかりとしていましたね。夏を過ぎたあたりから良くなってきたなと感じていましたが、以前のような硬さは全く気にならないですし、それだけ中身がしっかりとしてきた証拠だと思います。先週末には坂路でラスト1ハロン11.9秒のタイムで力強く駆け上がってきているように、どのコースでもしっかり時計が出ているのは良いことだと思います。今週の一追いで更に調子が上向いてくると思いますので、この調子で来週の競馬に備えていきたいですね」(12/9近況)
助 手 3栗坂良 60.7- 44.6- 28.9- 14.7 馬なり余力
助 手 5栗坂良 53.5- 38.7- 24.5- 11.9 一杯に追う
西谷誠 9栗芝稍 66.9- 51.3- 36.9- 11.2 強め追伸る
イルデレーヴ
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:8日にCWコースで時計
・次走予定:12月19日の阪神・高砂特別(岩田望J)
池添学師「今週はレース1週前ですので、8日の追い切りはCWコースで行っています。先週まではハミを頼って体が伸びてしまっていたので、この中間は体を起こしつつ、良いところで抱えられるように修正していましたが、今週の追い切りでは良いところで抱えることが出来ていましたね。最後の直線コースで追われると、しっかり伸びてラスト1ハロン12.5秒のタイムをマークしてくれましたし、中間の調整の成果が感じられました。この感じを維持しながら来週の競馬に臨みたいと思っていますが、気持ちが先走り過ぎるとハミに頼りがちになってしまいますから、今週末にプール調教を併用して精神面のゆとりを作ってあげたいと思っています」(12/9近況)
助 手 5栗坂良 59.2- 42.5- 27.4- 13.6 馬なり余力
助 手 8CW重 98.6- 82.0- 67.6- 54.0- 39.0- 12.5 稍一杯追う
アナンシエーション
・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:8日に南Wコースで時計
・次走予定:12月18日の阪神・赤穂特別(C.デムーロJ)
手塚師「8日に南Wコースで追い切りを行いました。早めに前を走っていた馬に追い付いてしまったため、傍から見ると併せ馬に見えたかもしれませんが、形としては単走を採っています。降雨の影響で馬場が重かった中、5ハロンから67.6秒のラスト1ハロンは11.8秒というタイムでまとめることが出来ており、時計的には悪くなかったのかなと思います。直線では少し促す感じにはなったものの、全体的な脚取りはしっかりとしていて良かったですよ。苦しさから馬場入り時にはやや煩いところを見せてしまっていますが、以前に比べると調教を進めていても普段の仕草は大人になってきている印象ですし、馬体もフックラ見せていて馬の雰囲気は悪くありません。なお、鞍上は短期免許で来日中のC.デムーロ騎手に依頼しています」(12/9近況)
助 手 5美坂良 55.2- 40.8- 26.8- 13.0 馬なり余力
助 手 8南W重 67.6- 52.6- 37.9- 11.8 一杯に追う クロンマクノイズ(新馬)一杯の内2.3秒追走0.8秒先着
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:坂路コースでキャンター
・次走予定:12月18日の阪神・芝2000m(C.デムーロJ)
池添学師「その後も状態確認を行っていましたが、脚元を含めて特に問題はなく、乗り運動を開始後も順調に進められていることから、このまま来週の競馬に向けて調整していく方針です。次走は中2週と間隔が詰まることから、時計は週末に幾らか出して、来週の追い切りで態勢を整えるつもりです。使った上積みから前走以上に体つきが良くなっていますし、動きも軽快ですから、次走こそは良い結果を残せるよう努めていきたいと思っています」(12/8近況)
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来週の阪神戦を予定している4頭の近況をまとめて。
ボンディマンシュは意欲的な調整を続け、坂路と芝コースで上がり11秒台をマーク。以前は硬さが目立つタイプでしたが、大事に使ってきたことでだいぶ中身が伴ってきた様子。ひょっとしたら今なら芝でも面白い?かも。次走は昇級戦となりますが、ここに来ての充実ぶりなら連勝を狙っていけるかも。
イルデレーヴは伸びきった走りをする時がありますが、8日の追い切りでは長目7ハロンから時計を出し、ラスト1ハロンは12秒5。少し苦しくなったかなと思いますが、まずまず踏ん張ってくれています。また、これだけやれることは体調面の充実を示すもの。前走では溜めの利いた走りが末脚のキレに繋がったので、その競馬をしっかり自分のモノにしていって欲しいです。
アナンシエーションは淡々と調教・追い切りを消化していく中で、順当に動きの質を高めることが出来ているのは○。また、以前は煩いところが目立ったも、少しずつ大人になってきて、そういう面が軽減されてきたのも嬉しい材料です。8日の追い切りで粗方仕上がったと思うので、直前は輸送を見据えて多少余裕のある内容で止めてもらえればと思います。あとはレベルの高い関西勢に混じって、どういう結果を残せるか。
コンジャンクションはこれまで成長を促す為、出走後は放牧に出していましたが、今回は在厩調整で臨むことに。目に見えない疲れ・ストレスはあると思うので、レースへ臨む際に苦しさからレースを投げ出すことがないように馬体だけでなくメンタルをケアし、4戦目での勝ち上がりへ繋げていって欲しいです。