アストロフィライト（牝・中内田）父ディープインパクト 母ウェイヴェルアベニュー
日曜阪神４Ｒ メイクデビュー阪神 ２歳新馬・牝馬（芝１６００ｍ）２枠４番 川田Ｊ
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：17日に坂路コースで時計
中内田師「先週の追い切りで長めからしっかり時計を出しているので、17日の追い切りは坂路で終い重点で行いました。全体の時計は54.2秒と目立つものではなかったものの、力のいる馬場にしては最後までしぶとく駆け上がってくれましたし、体全体をよく使って走っていたと思います。非力な割には馬場が悪い中でも辛抱して走ってくれますし、実戦の芝ならもっと良いフックワークを見せてくれそうですね。牝馬にしてはしっかり負荷を掛けても堪えることはないですし、飼い葉をよく食べて体重を気にしなくていいタイプなので、その点に関しては鍛え甲斐がありますね。本格化するのはもう少し先だと思いますが、この時期の2歳馬としては水準以上に動けていますし、ポテンシャルの高さから初戦から好勝負が期待できると感じています。頭数が多いのでいかにスムーズな競馬が出来るかがカギになりますが、リーディング上位である川田騎手なら上手くレースを運んでくれるでしょう」（11/18近況）
助 手 14栗坂良 59.4- 43.1- 28.1- 13.5 馬なり余力
調教師 17栗坂良 54.2- 40.1- 25.7- 12.5 馬なり余力 ライトストリーム（二未勝）強めを0.7秒追走クビ先着
＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊
第5回阪神6日目（11月21日）
4Ｒ メイクデビュー阪神 2歳新馬
芝1600メートル 牝馬 馬齢 発走11:30
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 パープルツバメ 牝2 54.0 鮫島良太
1 2 スマートドラフト 牝2 54.0 武豊
2 3 トモエセンニンギリ 牝2 54.0 浜中俊
2 4 アストロフィライト 牝2 54.0 川田将雅
3 5 ウィシンクアスク 牝2 54.0 岩田望来
3 6 エピプランセス 牝2 54.0 福永祐一
4 7 コスタボニータ 牝2 54.0 田辺裕信
4 8 トーホウクリスタル 牝2 54.0 団野大成
5 9 ラガーフッカー 牝2 51.0 小沢大仁
5 10 クエルチア 牝2 51.0 角田大和
6 11 イテフ 牝2 54.0 池添謙一
6 12 レディズビーク 牝2 54.0 横山武史
7 13 アルティヒ 牝2 54.0 幸英明
7 14 プラティナマリア 牝2 54.0 松山弘平
8 15 ミヤジネズコ 牝2 54.0 和田竜二
8 16 ジャジャカバージョ 牝2 54.0 藤岡康太
○福永助手 「仕上がりは順調。動きも良く切れそうなイメージ。気性的には初戦から動けそうなので、変に気が入り過ぎなければ」（競馬ブックより）
＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊
【阪神新馬戦】アストロフィライト 初戦から動ける、陣営「いい意味で前向きさがある」（スポニチより）
阪神日曜4R（芝1600メートル、牝馬限定）で初陣を迎えるアストロフィライト（中内田、父ディープインパクト）は1歳上の半兄に昨年の朝日杯FS覇者で、マイルCSに出走するグレナディアガーズがいる血統。兄妹、同日Vが懸かる。最終追いは坂路でライトストリーム（2歳未勝利）と併せ馬。3馬身追走する形から徐々に差を詰めると、ゴール前は馬なりでひと伸び。4F54秒2～1F12秒5で首差先着した。福永助手は「いい意味で前向きさがある。初戦から動ける態勢です」と出来の良さを強調。勝って兄にバトンをつなぐ。
＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊
シルクの２歳世代の出資の際、抽優馬として申し込んだのがウェイヴェルアベニューの１９ことアストロフィライト。募集時、のちに朝日杯フューチュリティＳを勝つ半兄グレナディアガ―ズが既に評判となっており、鮮やかなデビュー勝ちを決めていればもう少し人気を集めたと思うのですが、私には運よく２着。最終的には必要実績でも取れたようですが、無事出資することが出来ました。
勿論、母ウェイヴェルアベニューはＢＣフィリー&メアスプリントを勝った活躍馬。これから楽しみな仔を送り出す馬だと思い、先物買いといったところもありました。
馬自体は募集時、トモ高が目立って少しバランスを欠いた馬体。その状態でも前脚の可動域は広くて歩様は滑らか。父ディープインパクトの良さはしっかり受け継いでくれていると思います。
育成時のアストロフィライトは２歳３月頃に左トモの飛節を腫らし、７月半ばに左前球節部を捻挫するアクシデントこそありましたが、大きな頓挫には至らず。ただ、精神面の幼さ、馬体の成長が緩やかということでマイペースの調整。成長を促しながら、心身を整えてきました。そして北海道で一夏を越し、９月１０日に栗東・中内田厩舎へとやってきました。
初入厩後は新しい環境に戸惑うことなく、カイ食いも良好。その後は競走馬としての第一関門・ゲート試験合格を目指しましたが、血統馬らしい学習能力の高さを見せ、入厩から約１週間で無事１発合格。その後は体力不足を補う為、ＮＦしがらきで丹念な乗り込みを課し１０月下旬頃に再入厩。このレースを目標に追い切りを重ねてきました。
実際の調教・追い切りの動きは早くから良好。また、今月７日の坂路追いに中内田師が跨ってからは１７日の最終追いまで毎回騎乗という熱の入れよう。アストロフィライトも坂路だけでなくＣＷコースでも水準以上の時計・動きを披露。映像でも１７日の追い切りの動きを見ましたが、グレナディアガ―ズとそっくりな走り。低い姿勢で回転の利いたフットワークは好感。また、膝が上がる前捌きなので、芝の実戦へ行ってキレのある走りが見込めそうです。
ただ、気性面でピリッとしたところがあるので、初めての競馬で舞い上がらなければ良いのですが。この点は不安なのでパドックの姿はしっかり見ておきたいです。あとは稽古通りの走りを実戦でも見せることができれば、自ずと結果は付いてきてくれるのかなと。まあ、勝ち切れなくても、キレのある末脚を繰り出し、今後への期待が高まる走りをお願いします。
