レッドカロス
2021.11.05
山元トレーニングセンター
担当スタッフ「入場時のコンディションに不安点はありません。やはり出掛けの歩様などに気になるところはありますが、もともと少し硬さもある馬ですからね。左前の状態は慎重に見ていく必要があると思いますけど、さほど左右差はありませんので、心配し過ぎなくても大丈夫かと見ています。念のため爪の状態もチェックしましたが問題ありません。特に左前の状況を確認しながらとなりますが、まずは歩様など全体の動きも見ながら慌てずに進めていきたいと思っています。馬体重は506キロです」
2021.11.03
奥村武厩舎→山元トレーニングセンター
本日(水)山元トレセンへ移動しました。
奥村調教師「先週金曜日の午後に2回目の消炎剤の注射を打ちましたが、土曜日の朝のチェック時には歩様もだいぶ良くなっていました。引き続き詳しく調べていったところ、『左肩の出が良くなく、左前の腋窩(脇の下)に痛みが出ていたのではないか』というのが獣医師の見解で、馬房で肩を捻ってしまった可能性が高そうですね。それでも今は跛行している様子は見られませんし、注射の効果もあって歩様はスムーズになってきました。今週月曜日からは注射も止めており、獣医師から移動の許可が出たため、今日(水)山元トレセンに移動しました。まずは痛めてしまった患部の状態を見ながらにはなるものの、回復してから徐々に立ち上げてもらう方向でお願いしています」
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デビュー予定を見送り、左前の歩様の違和感の原因を突き詰めてきたレッドカロス。元々、出が良い馬ではありませんが、獣医師の見立てでは『左前の腋窩(脇の下)に痛みが出ていたのではないか』とのこと。肩を捻ってしまった可能性が高いようです。ひとまず骨折等の厄介な症状ではなさそうでホッとしました。そして獣医師のOKが出て、3日に山元トレセンへ放牧に出ています。
山元トレセンへ到着後も、悪い兆候は見られませんが、焦って進めたことで症状がぶり返す可能性は十分考えられるので、まずは時間をしっかり取って、歩様の改善に努めてもらえればと思います。また、太りやすい体質だと思うので、状況によってはカイ食いの量を調整することも検討しておいて欲しいです。