オリーヴベリー
土曜東京３Ｒ ２歳未勝利（ダ１４００ｍ）７枠１０番 団野Ｊ
・在厩場所：美浦トレセン
・調教内容：3日に南Ｂコースで時計
武市師「先週しっかりと南Ｂコースで負荷を掛けた追い切りを行ったことに加えて、両前のクモズレのこともありますので、無理をさせずに先週末は速めのところを控えました。ただ、その後も心身の状態は良好でしたから、3日に南Ｂコースで単走での追い切りを行い、全体時計は68.9秒で終えています。精神面を最優先に進めたかったので、今週も単走でサラッと終える形でしたが、前走よりも力を付けてしっかりとしたフットワークを見せていましたし、終いの1ハロンは11.9秒とかなり良い脚を使えましたね。今週のレースへ向けてここまで順調に進めることが出来ましたので、あとはダート替わりで良いところを見せて欲しいですね。なお、ダ1400m戦の方へ団野騎手で臨むこととなりました」（11/4近況）
助 手 ３南Ｂ良 68.9- 53.1- 38.8- 11.9 一杯に追う
アマネセール
日曜福島３Ｒ ３歳１勝クラス（ダ１７００ｍ）１枠１番 菱田Ｊ
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：3日に坂路コースで時計
茶木師「想定を見て相手関係を考慮した結果、11月7日の福島・ダ1700ｍ戦に菱田騎手で出馬投票させていただきました。先週併せてしっかり負荷を掛けて時計を出しているので、3日の追い切りは疲労が残らない程度に行いました。単走で気合いが乗り過ぎないように注意して徐々にスピードを上げていくよう指示を出していましたが、全体が53.8秒で、ラスト1ハロン12.9秒と時計としては平凡なものの、道中はムキになることもなく、最後まで集中して駆け上がってくれましたね。以前だと最後の方になるとダラっとしか伸びてこなかったですが、鞍上のゴーサインが出るとスッと反応して加速していたぐらいですから、転厩してからの中では一番と言っても過言ではないほどの動きを見せてくれました。骨瘤の状態には注意しながら坂路主体で仕上げてきましたが、息づかいの感じや体のシルエットを見る限り問題ないですし、これなら良い状態で競馬に向かえそうですね。3月にこちらに転厩し、2戦ともに芝を使わせていただきましたが、3月の熱田特別では0.3秒差の3着と健闘してくれたものの、4月の阪神の時のように時計が速くなると対応し切れないところがありました。ワンペースなところを考えると、まだ一度も走っていないダート戦を試すのも手だと思いますし、今のフレッシュな状態なら良い見極めになるはずです。2戦続けて良いポジションで流れに乗ることが出来ていましたし、今回も出たなりの位置でリズムよく走らせて、上手く立ち回ればチャンスもあると思いますので、今回騎乗してもらうことになった菱田騎手の手綱捌きに期待したいところです」（11/4近況）
助 手 31栗坂良 60.6- 44.4- 29.2- 14.6 馬なり余力
助 手 ３栗坂良 53.8- 39.5- 26.0- 12.9 一杯に追う
セラフィナイト
日曜新潟10Ｒ 高湯温泉特別（芝１８００ｍ）４枠７番 木幡巧Ｊ
・在厩場所：美浦トレセン
・調教内容：３日に南Ｗコースで時計
宮田師「先週末から坂路コース主体で乗り込みを行い、改めて前走の疲れが出てこないか確かめましたが、気持ち歩様がコトコトしているかなと思うものの、走り出せば問題なさそうですね。3日に南Ｗコースで併せて追い切りを行い、道中はセラフィナイトが5馬身追走する形から、最後は古馬2勝クラスのユナカイトに頭一つ分だけ先着して終えています。1度レースを使っている効果もあって、追ってからの反応が良くなっていますし、終いもしっかりと伸びてきてくれましたね。調教後も歩様は問題なさそうでしたし、週末の天気も何とか持ちそうなので、予定通り今週の高湯温泉特別に出馬投票を行いました。今年の4月に中山でレースを使おうと考えていたものの、その時は両トモの腫れと蹄を痛めたことで出走回避しましたので、これが初めての右回り、かつ初めての1周の競馬になります。諸々と未知な部分はありますが、ここで良い競馬が出来れば、今後のレースにも幅が出てくると思いますから、何とか結果を残したいですね」（11/4近況）
助 手 29美坂稍 57.7- 41.8- 27.6- 14.2 馬なり余力
助 手 31美坂良 62.3- 45.8- 29.8- 14.9 馬なり余力
助 手 ２美坂良 63.5- 46.0- 30.0- 14.8 馬なり余力
野 中 ３南Ｗ良 83.8- 67.3- 52.4- 37.8- 12.0 馬なり余力 ユナカイト（古馬２勝）末強めの内1.0秒追走同入
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週末（11/6･7）に出走する出資馬（シルク）の出走記事をまとめて。
デビューから２戦は芝のレースを使ってきたオリーヴベリー。走ることに前向き過ぎる気性と馬体の緩さというアンバランスな面がレースでも出てしまい、最後にピリッとした脚を繰り出せず。前走では案外レースの流れに乗れていたように見えたのですが、いざ追い出してからサッパリ。道中、脚が溜まるところがなかったようです。
レース後はＮＦ天栄でリフレッシュ。暑い時季に走ったダメージ・疲れは少なかったですが、心身の成長を促す為に意識的にじっくり進め、３戦目となる今回は約３ヶ月ぶりの実戦。正直、成長を感じ取れるとは言えないも、帰厩後の調整は順調。ここ２週はＢコース（ダート）でビシッと追われ、スッと反応する感じではないも、最後までしっかり脚を伸ばしています。
そして今回、切れる脚に欠けることを踏まえ、ダートへ矛先を向けることに。適性はそこまで高いとは思わないも、砂を被っても怯むような感じはなさそう。あとは出たなりの位置でレースを進め、最後にビュッと加速することが出来るかどうか。前走のように気分良く進め過ぎるとダラッとした脚しか使えないでしょう。今回の鞍上は海外遠征から帰国した団野Ｊ。デビュー戦での鞍上でもあり、オリーヴベリーの特徴は掴んでくれていると思うので、メリハリの効いた走りを心掛けて欲しいところ。
相手関係に目を遣ると、人気を集める馬たちの力が少し抜けている感じですが、それらに食らい付く姿を見せて欲しいです。
アマエセールは前走から約７ヶ月ぶりの実戦。本当は短期放牧から４月末に帰厩予定でしたが、その目前で右前脚の歩様に違和感を発症。詳しく調べ見ると、以前と同じ骨瘤がぶり返していることが判明しました。その為、まずは治療に努め、またまた骨瘤が悪さをしないように慎重を期して進めることに。脚元の状態が安定せず、トレッドミルでの運動だけという日が長く続いたこともあり、レース間隔が開いてしまいました。
先月８日に栗東へ戻ってからの調整・追い切りは順調。アマエセールとすれば最後までしっかり脚を使えているのでトモの甘さは少し改善されてきたのかなと思います。これはじっくり進めるしかなかった中での副産物と言えるでしょう。
そして今回は切れる脚を使えないことを踏まえ、ダートへ初挑戦。リフレッシュ明けで試すのは良い機会だと思いますが、果たして適性があるかどうか。最内枠に入ったのも良い方or悪い方、どう転ぶのかも注目したいです。まあ、１勝クラスなら通用する力は秘めていると思いますし、ダート替わりを契機に再浮上できることを願っています。
人気を集めた前走で直線で外へフラれる不利が応えたセラフィナイト。ただ、Ｓペースからの瞬発力勝負では上位に来た馬達に分があったとも言えます。その後は一旦放牧に出して再調整されるのかなと思っていたら、中２週のローテで福島転戦へ。春に右回りの中山を使う予定がありましたが、状態が整わずに回避。それにより、これまでずっと左回りのレースを走ってきたので、ここらで１度右回りのレースを試すことになりました。
正直、前走後に歩様がゴトゴトした面を覗かせ、状態に関しては良くて現状維持といったところ。小回りコースへの対応力も求められますが、そこまで不器用とイメージはありません。また、そこまで決め手があるとは言えない中、ずっと直線の長いコースを選んできました。一瞬のキレを生かすなら、コース替わりがプラスに出るかもしれません。
今回の鞍上は初コンビとなる木幡巧Ｊ。数週間前、同厩舎のノワールドゥジェを上手にリードしてくれましたし、腕はある騎手です。鞍上の勝ち気なところがセラフィナイトにフィットしてくれれば、勝ち負けの争いに加わってくるでしょう。まあ、１勝クラスでは上位の存在ですが、まずは初めての右回りでもスムーズに走ってもらい、今後の選択肢が広がる走りを見せて欲しいです。
