レッドカロス（牡・奥村武）父イスラボニータ 母ビジュアルショック
2021.10.29
美浦：奥村武厩舎
舎飼。
奥村調教師「昨日（木）の午後に診断麻酔検査を再度受けました。左前の腕節から前腕までの部分の検査をしたところ、こちらも異常なし。跛行の原因が未だ掴めていません。検査が終わってから消炎剤の注射を打ち、時間を置いてから歩様チェックをしましたが、まだ左前の出が今ひとつ。今週末までは厩舎で脚元のケアと痛みの原因を引き続き探っていくつもりですが、この後は一旦放牧に出して立て直したいと考えています」
2021.10.28
美浦：奥村武厩舎
舎飼。
奥村調教師「昨日（水）午後に診断麻酔検査を受けました。診断麻酔は関節や神経に直接麻酔薬を注射し、痛みの原因部位の神経を麻痺させて、跛行が消失するかしないかを確認する検査。最初に左前の蹄でおこなったところ、異常は見られませんでした。次に左前球節、管部と下から順に検査をしていきましたが、どちらも異常なし。一度に多くの箇所はできないため、管から上の腕節、前腕は後日改めて検査をおこなう予定です。レントゲン検査も併せておこない、痛みの原因を早急に断定できればと思います」
2021.10.27
美浦：奥村武厩舎
舎飼。
奥村調教師「昨日（火）の調教は問題なく消化したのですが、午後のチェック時に左前の出が良くなかったため、すぐに獣医師を呼んで診察を受けました。常歩ではそこまで気にならなかったものの、ダクになると頭を上げて痛がる素振りを見せていました。触診で嫌がることはなかった反面、歩様は気にしている状況。念のため左前を中心にレントゲン検査をおこなった結果、骨に異常は見られませんでした。蹄や深管を痛めている可能性もあるため、今日（水）午後にもう一度レントゲン検査をおこない、経過を観察していきたいと思います。今週にデビューする予定だったのですが、回避することになってしまい申し訳ありません」
＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊～＊
デビュー戦の予定が決まり、あとは最終調整という段階だったレッドカロスは追い切りに備えて火曜に調教を消化。ただ、その日の午後になって、左前脚の出に違和感。ダクを踏むと痛がる素振りを見せるように。その為、先週末に予定していたデビューを回避することになってしまいました。
その後は麻酔検査を行いながら、左前脚の悪いところを追求していますが、これという原因は掴み切れず。一通りの検査が終わった後、消炎剤による処置を行いましたが、やはり左前脚の出は今ひとつとのこと。もう少し詳しく調べて欲しいところですが、時間の経過を待ってみて、良化が窺えるかチェックして欲しいです。
今後は山元トレセンへ戻して、１から立て直しを図ることになりますが、負の連鎖が続くことがないように慎重を期していって欲しいです。
