・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:29日に南Wコースで時計
・次走予定:10月16日の新潟・ダ1800m
古賀慎師「先週は初めて南Wコースで半マイルから追い切りを行ったのですが、その後もスクミはありませんでしたから、先週末も南Wコースでの追い切りを選択しました。6ハロン85.6秒を計時しており、少しずつ走りの質も良くなってきましたね。ただ、長めから追い切ったこともあって息遣いは重たい感じでした。そこで、29日も同様に南Wコースで追い切りを行い、先週末と同じくらいの時計で終えていますが、ラスト1ハロンはダラダラッとした走りになって、もう一つギアが上がってこなかったですね。それでも、息遣いは段々と整ってきているので、中身に関しては上向いてきていると思います。これまでの調教の走りから芝での切れ味勝負では少し分が悪そうな感じがするので、ダート戦へ向かいたいと考えているのですが、今週の動きだと来週は幾らか急ピッチな印象で、再来週の番組を見ると東京はダ1300m戦しか組まれていません。ですので、予定を変更して10月16日の新潟・ダ1800m戦へ向かうことにしました」(9/30近況)
助 手 26南W良 85.6- 68.8- 53.7- 39.1- 12.6 馬なり余力
助 手 29南W良 85.5- 68.6- 53.9- 39.2- 12.1 馬なり余力 サトノアレックス(古馬1勝)馬なりの外1.1秒先行同入
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次の東京開催の前半戦でのデビューを視野に入れて進められているカシオン。この中間も週2本の時計を出すことが出来ているのは○。ただ、自動計測になってからの美浦Wコースはラスト11秒台は普通なので、もう少しピリッとした脚が使えるようになれば…。良いフォームで走る馬ですが、脚の回転力が上がって来ないので、切れ味は見劣り、ワンペースな走りなんでしょうねえ。
また、陣営もそういう特徴を掴んでいって、デビュー戦からダートに矛先を向けることに。スクミやすいように体質面の弱さも抱えるので仕方ないのかなと思います。中身がパンとしてきてくれれば、また違った面を見せてくれることを期待。ただ、東京だと距離の短いところしかないので、16日の新潟・ダ1800mでのデビューを目指すことになりました。
今の感じだとデビュー戦から好結果は正直望みにくいですが、これからもう1段負荷を高めていって、距離を乗り切れるように体力向上に努めていって欲しいです。