焼魚定食の表示価格には消費税が含まれています。

出資しているシルクとロードと東サラのお馬さん情報が中心。(有)シルクホースクラブ&(株)ロードサラブレッドオーナーズ&(株)東京サラブレッドクラブのHP掲載の情報の転載・画像使用の許可を得ています。

左前脚の浅屈腱炎による休養から約2年ぶりの実戦。乗り込みを重ね、ようやく動きに素軽さは出てきたも、長いブランクが響いているようで精神面でピリッとした感じは窺えず。力はこのクラスでも十分足りる馬なので激走があるかもしれないも、まずは無理し過ぎることなく無事に走り終えて欲しい。★パラダイスリーフ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain パラダイスリーフ(牡・岩戸)父ディープインパクトシルキーラグーン

月曜中山10R 2001M・ジャングルポケットC(芝2000m)6枠6番 横山武J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:15日に南Wコースで時計

調教助手「先週末は坂路コースで追い切りを行ったのですが、全体時計は55.0秒と平凡なものの、終いだけある程度強めに追ってラスト1ハロンは12.2秒をマークしています。先週にしっかりと負荷を掛けたことから、さらに終いの脚はキレるようになっていますね。促してからの反応も上々です。そこで、今週は15日に南Wコースで併せて追い切りを行い、道中はパラダイスリーフが3頭併せの2番手を追走して、最後は同入で終えています。先週びっしりと負荷を掛けているので、今週はレース当該週と言うこともあってあまり脚元に負担を掛けすぎないくらいの調整でした。どちらかと言うと動きよりも気持ちの前向きさがもっと出て欲しいなと思い、3頭併せで追い切ったのですが、まだのんびりした部分がありますね。逆に言えばこれだけ乗り込んできても煮詰まることなく、フレッシュな状態を維持しているとも取れるので、その辺りの良し悪しの判断は難しいものの、競馬場へ行ってからはもう少し気持ちが乗ってきてくれると良いですね。長期休養明けとしてはかなり負荷を掛けて南Wコースで併せ馬を消化できたので、体重も前走時から現時点でプラス6キロくらいと見た目も太く映らないですし、十分な仕上がりで送り出せそうです。なお、鞍上は横山武史騎手に依頼しています」(9/16近況)

助 手 12美坂稍 54.9- 40.0- 25.5- 12.2 強めに追う
助 手 15南W稍 85.1- 68.3- 53.4- 38.9- 11.8 馬なり余力 コラリン(二歳1勝)強めの外0.5秒先行同入

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

第4回中山5日目(09月20日
10R Mジャングルポケット
芝2000メートル 3歳上2勝クラス 特指 混合 定量 発走15:10
枠 馬 馬名 性齢    重量 騎手
1 1  ルヴェルソー    牝4 55.0 柴田善臣
2 2  ゴールドティア    牝4 55.0 福永祐一
3 3  ブルーエクセレンス    牡5 57.0 田辺裕信
4 4  マイネルステレール    牡5 57.0 丹内祐次
5 5  モーソンピーク    牡4 57.0 菅原明良
6 6  パラダイスリーフ    牡5 57.0 横山武史
7 7  サトノフォース    せ5 57.0 大野拓弥

○大田助手 「牧場から大事に治療してもらい、脚元は問題ない。追うごとに動きは上昇。ポテンシャルは足りる」(競馬エイトより)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

3戦目の新潟・信濃川特別で初黒星が付いた後、NF天栄でリフレッシュを図り、11月の東京戦へ向け、帰厩して追い切りを重ねていく中で左前脚を腫らし、浅屈腱炎の診断が下ってしまったパラダイスリーフ。ゼーヴィントの全弟という血統背景からも期待の大きい馬だったので喪失感が正直大きかったです。

その後はNF早来へ戻り、長い闘病生活。故障後に初めて騎乗運動を行ったのが昨年の7月頃でしたが、調教のピッチはなかなか上がりませんでしたし、少し脚元がモヤモヤして、トレッドミルへ逆戻りすることも。年が明けてからはハロン15秒に近いところまでペースアップすることは出来ていましたが、馬体に余裕を残し、肝心の動きはもう一つピリッとせず。ブランクの長さからくる難しさをヒシヒシと感じていました。

まあ、それでも再発することはなく、7月末に帰厩。当初は夏の新潟での復帰を視野に入れていましたが、以前屈腱炎を発症した左前の裏がスッキリしない日もあり、1ヶ月ほど出走を先延ばすことに。脚元を考慮し、坂路オンリーの追い切りになってしまうのかなと見ていましたが、そこはケアを行いながら、坂路とコースを併用しての調整。メインはWコースでその後も行われ、ピリッとしなかった動きは9月に入ってから上昇モード。本数を重ねることで無駄肉が削がれ、ようやく動きに素軽さが出てきました。そして約2年ぶりの復帰戦を迎えるにあたり、馬体はきっちり仕上がったと思います。

ただ、以前はピリピリした面が目立ったパラダイスリーフでしたが、現状は実戦モードに入らずにのんびりしている様子。このあたりはまさに長いブランクが響いているので、復帰戦から能力全開とは行かないでしょう。まあ、それでも7頭と手頃な頭数で競馬が出来るのは○ですし、台風の影響から馬場がややソフトになっているのもこの馬の脚元には優しいでしょう。

力はこのクラスでも十分やれるので激走のシーンがあるかもしれませんが、まだまだ長く現役を続けて欲しいので、まずは無理し過ぎることなく、約2年ぶりの実戦を無事に終えて欲しいというのが1番。今回はそれに尽きます。