ハーレクイーンの20(牡・藤原英)父ハーツクライ
・在厩場所:北海道・ノーザンファームYearling
Yearling担当者「父の産駒にしては、現時点でもかなり筋骨隆々で、母の血を色濃く受け継いでいるように思います。そして、夏を迎えていっそう馬体に厚みが増しましたね。動きには力強さと共にキレがあり、放牧地ではあっという間にトップスピードに乗る様子が見られます。強い気持ちを持ちながらもかなり冷静な性格で、馴致の進みも早く、体を洗ってもらうのが大好きなようです。背中に物を乗せる馴致も始めましたが、スムーズに終えることが出来るでしょう。馬体重は431キロです」(8/14近況)
○誕生日:2月9日生まれ
○育成:ノーザンファーム早来
○馬体重:432キロ 体高 150.5センチ 胸囲 172.0センチ 管囲 21.1センチ(募集時)
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エディスワートンの20同様に種牡馬引退が報じられた父ハーツクライということで、積極的に出資したいと思っていたことから触手が伸びたのがハーレクイーンの20。
ひ弱さが残るも、手足が長くて伸びやかな馬体が特徴的な父ハーツクライとは一線を画し、ハーレクイーンの20は良い意味でコンパクトに馬体が纏まり、素軽い歩様。トモの運びは力強さだけでなくバネを感じさせてくれます。気性面に関しては、おうちツアー内で2度ほどあくびをしているようにマイペースな馬。それでも動画内では嫌々歩いている感じはなく、適度な前向きさを見せてくれています。預託先が藤原英厩舎なので、もっと人気になるのかなと想像していましたが、個人的には良いところで落ち着いてもらったのは何より。動画での印象が良く、欲しかった1頭でした。
母系が少し色濃く出ているタイプかなと思いますが、母はイギリスとアイルランドのオークスで共に3着とクラシックディスタンスを意識させてくれます。そしてリファールのクロスから距離の融通性と成長力が補完されればと。
未知な部分はありますが、初めての近況更新はなかなか良さげだと思うので、短所や課題は早い内に修正し、動きの良さに磨きを掛けていってもらいたいです。