ミスターサファリ（牡・藤岡）父ハーツクライ 母サファリミス
日曜新潟４Ｒ ３歳未勝利（ダ１８００ｍ）７着（７番人気） 藤岡康Ｊ
まずまずのスタートから促しながら好位の一角で流れに乗ります。３～４コーナーから鞍上の手が動き始めますが、目立った伸び脚は見られず、初めてのダート戦は７着入線しています。
藤岡師「ここに来て調教ではしっかり動けるようになり、体つきも良くなってきたなと感じていましたが、新潟競馬場までの輸送がありながらも１４キロ増えていたように、成長が感じられました。芝でのスピードが足りないことから、今回はダート戦を試させていただきましたが、走り自体は悪くなかったものの、勝負どころでスッと動いていくほどの余力がなかったですね。レース後、康太(藤岡康太騎手)にどうだったか確認したところ、『スッと好位で競馬が出来たように、ダートの走りそのものは悪くなかったものの、ペースが上がったあたりで同じように上がっていくことが出来なかったです。それに、最後もジリジリとしか伸びてくれなかったですし、グッとくるほどの勢いはありませんでした』とコメントしていました。初戦で４着に来てくれた時は、すぐ勝ち上がってくれると期待していましたが、この馬なりにしっかりとしてきているものの、思いのほか成長に乏しく、レース内容に進展が見られないですね。最低でも、掲示板を確保して優先出走権は獲らないといけない状況だっただけに、申し訳ない気持ちでいっぱいです」（レース結果）
中央競馬の未勝利戦があるうちでの出走が難しい状況となり、これまでの競走内容を踏まえ、今後について協議した結果、誠に残念ではありますが、このまま引退させることといたします。近日中に抹消の手続きを行わせていただき、12日(木)のサラブレッドオークションに上場する予定です。詳しいご案内は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。
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心身の成長を促しながら、レースと出走を繰り返してきたミスターサファリ。今回は追い切りの動き・内容に進歩が窺え、速い脚がない分をパサパサのダートでどこまで補えるかに注目。何とか５着以内を確保し、次走へ繋いで欲しかったですが…。
当日発表された馬体重はプラス１４キロ。見た目に太め感はなく、雰囲気も良かったと思います。ただ、相手は揃っている印象を持っていたので、甘くはないんだろうなあとも見ていました。
レースは五分のスタートを決め、二の脚はマズマズ。他馬に速い馬がいたので５番手あたりからの追走となりましたが、砂を嫌がったりする素振りはなく、脚を温存しながら追走出来ていたと思います。ただ、３角手前からのペースアップに際しては一気に余裕がなくなる感じに。藤岡康Ｊは叱咤激励をして前へ前へと促しましたが、グッとスピードに乗ってくる感じがないまま最後の直線へ。いざ直線では差し脚を伸ばそうと頑張ってくれましたが、その伸びはジリジリといった感じ。諦めることなく頑張ってくれた姿勢には敬意を表しますが、ワンパンチ・ツーパンチと足りませんでした。
レース後のミスターサファリですが、目立ったダメージはなし。ダート自体の走りは悪くなかったので、次の小倉開催でラストチャンスかなと見ていたら、今後について協議が行われ、今回が最終戦となってしまいました。正直なところ、アッサリと終わってしまいました。
デビュー戦は確かに４着に食い込みましたが、レースレベルはかなり低いと見ていましたし、実際に２戦目以降は４着を上回る着順はなし。トモの緩さはなかなか解消されませんでしたが、馬体の成長力自体にも問題があったということですねえ。
今後は近日中に抹消の手続きが行われ、１２日のサラブレットオークションに上場予定。新たな馬主（買い手）によって第２の馬生が少しでも良いモノになってくれることを今は願うばかりです。地方ならまだまだ活躍できる余地はあるかと思います。ひとまず、ミスターサファリ、お疲れ様でした。
