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素質を秘める1頭も、心身の幼さが残るので良血の関西馬相手に現状でどこまでやれるのか。まずは今後に繋がる走りを見せてくれれば良しとしたい。☆スノーグレース

f:id:yakifish:20200513045835g:plain スノーグレース(牝・中舘)父ドレフォン 母グローリアスデイズ

日曜新潟6R メイクデビュー新潟 2歳新馬牝馬(芝1600m)3枠6番 丸山J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:28日に南Wコースで時計

中舘師「28日に南Wコースで追い切りを行いました。先週は併せ馬で長めからしっかりと負荷を掛けた追い切りをこなしていますし、今週は新潟競馬場までの輸送があることも考慮して、半マイルから単走でサッと脚を伸ばす程度に止めました。ハロー明けで走りやすい馬場状態ではあったと思いますが、ラスト1ハロンは11.5秒を計時しているように、直線での脚取りは軽快で良かったですよ。先々週の追い切りでは舌を縛ったことを気にしてしまい、直線で失速するような形になってしまったものの、それ以外は特に問題なく調整することが出来ました。この時期の新馬だと何かしら心配な部分が出て来ることもあるものなのですが、スノーグレースの場合は飼い葉をしっかりと食べてくれていますし、追い切りでも乗り手とちゃんとコンタクトを取って走ることが出来ており、こちらの手を煩わせるようなこともなかったですね。ここまでの調整過程や調教での動きからも、初戦から良い走りを期待しています」(7/29近況)

助 手 28南W稍 53.4- 37.7- 11.5 強めに追う

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第3回新潟4日目(08月01日
6R メイクデビュー新潟 2歳新馬
芝1600メートル 牝馬 馬齢 発走13:00
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 マリネロ 牝2 54.0 柴田大知
1 2 グランスラムアスク 牝2 54.0 川須栄彦
2 3 ナムラクレア 牝2 54.0 鮫島克駿
2 4 バオバブスピリット 牝2 53.0 斎藤新
3 5 ゼロドラゴン 牝2 54.0 菅原明良
3 6 スノーグレース 牝2 54.0 丸山元気
4 7 スピードクィーン 牝2 54.0 武藤雅
4 8 グリーンシアター 牝2 54.0 松若風馬
5 9 トーホウパラダイス 牝2 54.0 幸英明
5 10 サブライムアンセム 牝2 54.0 福永祐一
6 11 ナツイロノオトメ 牝2 51.0 角田大和
6 12 スピーシーズ 牝2 54.0 武士沢友治
7 13 ボンクラージュ 牝2 54.0 津村明秀
7 14 アークヴィクトリア 牝2 54.0 柴田善臣
7 15 ムーンワード 牝2 54.0 木幡巧也
8 16 ミーナティエルナ 牝2 51.0 松本大
8 17 シャドウヴェール 牝2 54.0 西村淳也
8 18 ルミネイト 牝2 54.0 岩田望来

○中舘師 「欠点が見当たらない。切れ味がありそうで、調教の動きもいい。将来性を含めて楽しみ」(競馬エイトより)

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【新潟新馬戦】スノーグレース 良血馬で期待大、中舘師「ストライドが大きく軽い走りする」(スポニチより)

新潟日曜6R(芝1600メートル)に出走するスノーグレース(牝=中舘)は血統面から注目の1頭。父は新種牡馬ドレフォンで、既に産駒4頭が新馬勝ちと好調。母系も優秀で、一族からはヴィクトリー(07年皐月賞)など重賞ウイナーが多数出ている。「ストライドが大きく軽い走りをする。操縦性も高い。福島デビューのプランもあったが、新潟の方が向くと判断して待った。楽しみな馬」と中舘師の期待も大きい。

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祖母グレースアドマイヤは印象深い1頭だったので、縁のある血統に出資する機会があればなあと思ってきましたが、そこで出会ったのがグローリアスデイズの19ことスノーグレース。

父ドレフォンは当時未知数の種牡馬でしたが、母と同じ栗毛に出たので母系の良さが強く出てくれればと思い、また、スノーグレース自体はキビキビとした歩様で可動域の広さは好印象。中舘厩舎も出資したことがなかったので出資申し込みすることにしました。

育成時のスノーグレースは早い組に属し、手の掛からない優等生ぶり+背中の良さを評価。『これは掘り出し物だな』と早くから楽しみにしていましたが、大きな怪我をすることなく順調な育成過程。少し首を斜めにして登坂していたのが気になるぐらいでした。そして4月21日に美浦・中舘厩舎へ初入厩。第一関門のゲートに関しては、非力なところが目立って発馬に一苦労。元々、この母系は少しピリッとしたところを持っているので、練習疲れで精神的に余裕がなくなってきていたのでしょう。それ故、これは一旦仕切り直した方がベターかなと見ていたのですが、練習がてらにゲート試験に挑戦したところ、何とか合格を手にすることが出来ました。

その後はこれまでの疲れを取り除くこと+デビューへ向けて鍛え上げるためにNF天栄へ。体力強化とトモをつかった走りができるように意識して取り組み、それなりに力をつけてきてくれたかなと思います。そして3回新潟開催でのデビューを目指し、6月26日に再入厩となりました。

帰厩後はデビューへ向けての追い切りを本格化させ、早くから余裕のある動きは目に付くも、15日の追い切りでは舌を越して走っていたことを懸念し、舌を縛ってみたところで大失速を経験。高い評価をしていた1頭だったので『アレ?』という感じで暗雲が立ち込めるも、その後は本来の動きの良さを取り戻し、ひと追い毎に態勢を整えてきたと思います。そして最終追いの映像を見ましたが、4ハロンからの上がり重点の内容ながらラスト1ハロンは11秒5。自動計測になったのでアテにならないとは思いますが、少し口向きの悪さを見せながら、エンジンが掛かった時のフットワークはなかなか豪快。非凡な素質は秘めていると思います。

ただ、相手関係に目を遣ると、18頭中10頭が関西馬でスノーグレース以外の関東馬はほとんど印が回っていない様子。その中で強敵は矢作厩舎のグランスラムアスクと藤原英厩舎のサブライムアンセム。両馬共に追い切りも動き、素軽い感じなので、芝の実戦で更に良さそうな雰囲気。スノーグレースもトビが大きく、芝で良いタイプかなと思いますが、自分からグイグイ行くような前向きさがやや物足りなく、心身共に幼さが目立つ印象。いきなり能力全開とはいかないのかなと思います。

ですので、今回に関しては過度の期待を控え、この強豪揃いの中でどこまでやれるのかを冷静に見守りたいところ。その中で末脚のキレなど今後にキラリと光るものを見せてくれれば、合格点は上げられるのかなと個人的に思っています。