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ここに来て馬体に無駄がなくなってきて着実に力をつけてきているのは魅力も、開幕週のこの舞台で8枠から上位へ差し込んでくるのは難解。そこは鞍上の手腕に頼るしかないも、道中の折り合いをつけ、直線でもスムーズに加速をつけて欲しい。何とか2着以内に食い込んでオークスへの優先権を手にしたい。☆クールキャット

f:id:yakifish:20200513045835g:plain クールキャット(牝・奥村武)父スクリーンヒーローメジロトンキニーズ

日曜東京11R フローラS(G2・芝2000m)8枠15番 C.ルメール

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:21日に南Wコースで時計

奥村武師「21日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はクールキャットが追走して、直線ではしっかりと脚を伸ばして、最後はやや先着しています。先週の1週前追い切りでかなり良い動きを見せてくれましたし、今週は無理せず終始相手のペースに合わせる様なイメージで行いました。今回も楽な感じで走れていて、良い意味で動きには余裕がありましたし、前走時よりも一段アップした状態で送り出すことが出来そうです。前走は他馬の影響もあって道中スムーズにいかなかったところがあり、それが結果に響いてしまいました。トビの大きいタイプで、コーナーでせわしなくなってしまう中山から広々とした東京に舞台が変わるのは、この馬にとってはプラスに働くでしょう。新馬戦で勝利に導いてくれたルメール騎手に手綱を取ってもらえるのも心強いですし、前走よりもさらに良い結果を期待しています」(4/21近況)

助 手 18南W重 71.6- 55.5- 41.0- 13.4 馬なり余力
岩田康 21南W良 68.8- 53.9- 39.7- 12.8 馬なり余力 リスペクト(古馬2勝)馬なりの内0.6秒追走0.2秒先着

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第2回東京2日目(04月25日)
11R フローラS(G2)
芝2000メートル 3歳OP 指定 国際 牝馬 馬齢 発走15:45
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ウインアグライア 牝3 54.0 和田竜二
1 2 グローリアスサルム 牝3 54.0 吉田豊
2 3 ユーバーレーベン 牝3 54.0 M.デムーロ
2 4 レッジャードロ 牝3 54.0 柴田善臣
3 5 スノークォーツ 牝3 54.0 戸崎圭太
3 6 ルース 牝3 54.0 横山典弘
4 7 メイサウザンアワー 牝3 54.0 石橋脩
4 8 オヌール 牝3 54.0 川田将雅
5 9 パープルレディー 牝3 54.0 田辺裕信
5 10 ララサンスフル 牝3 54.0 大野拓弥
6 11 スノーハレーション 牝3 54.0 丸山元気
6 12 スライリー 牝3 54.0 石川裕紀人
7 13 ジェニーアムレット 牝3 54.0 三浦皇成
7 14 オメガロマンス 牝3 54.0 横山武史
8 15 クールキャット 牝3 54.0 C.ルメール
8 16 アンフィニドール 牝3 54.0 川島信二
8 17 エトワールマタン 牝3 54.0 内田博幸

○奥村武師 「前走は一旦下がるロスがあったが、スタートが遅くてコーナーで窮屈になる走りなので、中山だと、自分自身でレースを難しくしてしまう。距離が延びて、広々としたコース向きのタイプ。距離はもっとあってもいいが、好レースを」(競馬ブックより)

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ポテンシャルの高さからもっともっと活躍していい素材のクールキャット。ただ、大型馬らしい不器用さがレースで足を引っ張り、結果を残すことが出来きないでいました。

前走でもスタートで後手を踏み、小回り・芝1800mを後方から進める形に。ただ、人気馬(ユーバーレーベン)が目の前にいたのでレースは進めやすかったも、勝負どころでその人気馬の反応が鈍り、進路を更に外へ切り替えることに。直線は残り100mぐらいから大外をよく伸びたのですが5着止まり。ちょっと勿体ない結果に終わりましたが、脚を溜めれば良い脚が使えることがよく分かったので、スタートで立ち遅れても、道中はジタバタすることなく、末脚を信じる競馬を今後も続けてもらいたいと思いました。

前走後はNF天栄へ放牧。ただ、陣営から次走はオークスTRへと示唆されていたので、馬体を緩めることなく回復に努め、約2週間で厩舎へ舞い戻ってきました。そして早速、オークスのTR戦・フローラSへ駒を進めてきました。鞍上はデビュー戦以来となるC.ルメールJを確保し、十二分に意欲を感じます。また、帰厩後の調教・追い切りは引き続き良好。まあ、元々攻め駆けしますし、前走ぐらいから馬体の良化が窺えます。暖かい季節を迎え、馬体が引き締まってきて無駄なところが少なくなってきたのかなと思います。良いように言えば、研ぎ澄まされてきたと言えますが、追い切りで少し気になったのが行きたがる素振り。走る気満々なのは頼もしいですが、力んでいまうと末脚の威力を削ってしまうことになりますから。そういうことを防止する為、前に壁を作りやすい内枠が欲しかったかなと思いますが、今回は8枠15番。これはちょっと痛いかなと思いますが、トビの大きい走りで器用な脚に欠けるのでノビノビ走らせる分には悪くありません。あとはC.ルメールJの手腕で行きたがるのを宥め、府中の長い直線でクールキャットの末脚を爆発させて欲しいです。

相手関係に目を遣ると、血統馬のオヌールが1番の強敵かなと思いますが、細身の馬なので関東圏への輸送で馬体を減らす可能性も。クールキャットの同僚・パープルレディーはディープインパクト産駒らしい末脚の切れで時計勝負も対応できそう。安定感はこの馬かと思いますが、軽い芝で台頭してくる伏兵も出てくるでしょうねえ。

クールキャットも時計勝負に対応できるかが1つポイントになってきますが、推進力のある走りをしているので、直線でいざ追われてからスムーズに加速が付けば、パワー・スタミナを生かして勢いを持続できるかと思います。放牧を挟み、前走からもう1つ馬体の良化を辿っている感じですから。折り合いと勝負どころからのスムーズさが結果に直結してくると思うので、ここは鞍上の手腕に託すのみ。何とか2着以内に食い込み、本番・オークスへの出走権をここで掴み取って欲しいです。