オリーヴベリー(牡・武市)父リオンディーズ 母ウインフロレゾン
・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:ゲート練習
武市師「先週こちらへ入厩させていただき、まずはトレセン内の環境に慣らしつつゲート練習を開始しています。リオンディーズ産駒はゲートに課題のある馬が多い印象を受けますので、慎重に進めているのですが、入っていくことに対して抵抗は無いものの、扉の開閉に対してはビクビクしている様子ですね。ただ、今日は音を出しての発馬を行ったのですが、それに関しては思ったよりもすんなり受け入れてくれましたし、学習能力は高い馬だと思います。また、飼い葉もこの馬なりには食べられており、体重こそ減っているものの、牧場で見させていただいた時よりも腹回りは膨らんできていますね。心身のバランスを見ながら引き続き練習を行っていき、今週末か来週には試験を受けられればと考えています」(4/7近況)
⇒⇒9日にゲート試験を受けて合格しています。(9日・最新情報より)
・在厩場所:13日に福島県・NF天栄へ放牧
武市師「課題としていた扉の開閉に慣れたことから、9日に練習がてらゲート試験を受けてみたところ、見事一発で合格いたしました。先週もお伝えしましたが、学習能力の高い馬なので一度である程度覚えてくれますし、その通りきちんと応えてくれました。ただ、入りから出まで完璧とは言い難いので、今後も要所要所で練習していく必要があるでしょう。また、ゲート練習を積んでいく内に心身共に疲れを感じますし、5月生まれで成長の余地がたっぷりありますから、焦らずにNF天栄へお戻しさせていただきました。牧場での動きや状態を見ながら、デビュー時期を決めたいと考えています」(4/14近況)
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我が厩舎の2歳馬で1番最初のトレセン入りとなったオリーヴベリー。まずは競走馬としての第一関門・ゲート試験合格に向けて進められていましたが、ゲートの開閉に少し戸惑う素振り。この様子では時間を掛け、丁寧に慣らしていかないとダメかなと見ていましたが、9日に練習がてらにゲート試験を受験。そうしたところ、ややビックリの1発合格を果たしてくれました。
性格的には慎重なところはあるのでしょうが、教えてもらったことへの吸収力は立派。この学習能力の高さは実戦へ行っての操縦性などレースで大いに役立ってくれそうです。
その後のオリーヴベリーはクタッとした素振りはないも、初入厩からゲート練習・試験とストレスの溜まる日々を過ごしていたと思います。実際、馬体重も減少傾向だった様子。一旦リセットする意味でも13日にNF天栄へ放牧に出ています。まずは少し楽をさせて馬体をフックラすることが大事。それが叶えば、デビューへ向けてマイペースで乗り込みを重ねていってもらえればと思います。
また、8日付でJRAの競走馬登録も完了。晴れてJRAの一員になることが出来ましたし、専門誌・スポーツ紙等でオリーヴベリーという文字が賑わうことを今から楽しみにしたいです。