焼魚定食の表示価格には消費税が含まれています。

出資しているシルクとロードと東サラのお馬さん情報が中心。(有)シルクホースクラブ&(株)ロードサラブレッドオーナーズ&(株)東京サラブレッドクラブのHP掲載の情報の転載・画像使用の許可を得ています。

今週の出走馬・出走記事(3/13・14)

<土曜日>


f:id:yakifish:20200513045835g:plain イルデレーヴ(牡・池添学)父ミッキーアイル 母デイトユアドリーム

土曜阪神2R  3歳未勝利(ダ1200m)7枠14番 石橋脩

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:10日に坂路コースで時計

池添学師「10日に坂路で追い切りました。追走し、途中から同じ3歳未勝利馬に併せて行きましたが、仕掛けていくと反応良く伸びて0.3秒先着しました。帰厩してからここまでテンションが上がることもなく、良い雰囲気で進めることが出来ましたし、良い仕上げで挑めそうです。前回は続けて使ったことでテンションが高く、返し馬では力んでいましたから、その辺りも影響してしまったかもしれません。それに左回りコースだともう一つ手前替えがスムーズでないので、今回は右回りのこの条件に出走させることにしました。レースを使いつつ馬自身は成長していますし、調教の感触から良い走りを見せてくれると思っています。競馬場についてテンションが高くなることも考えられますので、ゲートインするまで細心の注意を払っていきたいと思います」(3/11近況)

助 手 7栗坂稍 56.4- 41.2- 26.5- 12.9 末強め追う
助 手 10栗坂良 53.1- 38.2- 24.9- 12.6 一杯に追う タマモネックタイ(三未勝)末強めを0.9秒追走0.3秒先着


f:id:yakifish:20200513045835g:plain アンダープロット(牡・加藤征)父ハーツクライ 母マチカネタマカズラ

日曜中山7R 3歳1勝クラス(芝2000m)8枠10番 M.デムーロ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:10日に南Wコースで時計

加藤征師「先週末に南Wコースで半マイルから時計を出しましたが、その後も脚元を含めて状態面は問題無かったので、10日には南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はアンダープロットが3馬身ほど先行して、直線では同クラスのプライムデイに一旦馬体を並びかけられるも、最後は1馬身ほど先着して終えています。終始楽な手応えで、併せた馬を悠々と突き放し、ゴールを過ぎてからもある程度しっかりと負荷を掛けられましたから、非常に良い内容の調教だったと思います。前走は直線でスムーズさを欠いてしまい、少し脚を余す格好となってしまったものの、昇級初戦でメドを立てられましたので、当然ここでも良い勝負をしてくれると思います」(3/11近況)

助 手 10南W良 67.8- 53.2- 39.7- 13.5 馬なり余力 ライムデイ(三歳1勝)一杯の外0.6秒先行0.2秒先着


f:id:yakifish:20200513045835g:plain アンブロジオ(セ・菊沢)父ローズキングダムアンティフォナ

土曜中山10R アクアマリンS(芝1200m)7枠13番 三浦J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:10日に坂路コースで時計

菊沢師「10日に坂路コースで追い切りを行いました。単走で終いサッと脚を伸ばす感じでしたが、動きは相変わらず軽快で良かったですね。先週末にも坂路コースで55-40くらいのところをこなしているように、帰厩後からここまで順調に調整を積めていますし、テンション的にも変に昂ったりしておらず、心身の状態はしっかりと整っているように思います。除外になる可能性があったため心配していましたが、無事に予定していたアクアマリンSに出走が確定しました。仕上がりは良いですし、近走6ハロン戦は安定して走ってくれますから、ここでも良い走りを見せてくれることを期待しています」(3/11近況)

助 手 10美坂良 53.7- 39.0- 25.1- 12.6 末強め追う

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

<日曜日>


f:id:yakifish:20200513045835g:plain バラキエル(セ・大久保)父ロードカナロア 母スリールドランジュ

日曜中京5R 3歳未勝利(芝2200m)枠番 西村淳J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:10日にポリトラックコースで時計

大久保師「先週末にCWコースで時計を出しましたが、馬場が重いとまだ動き切れないところがありましたね。10日の追い切りはポリトラックコースで併せてみましたが、最後まで良いフットワークで伸びてくれたことを考えると、現状は軽い馬場の方が走り易いのかもしれません。先週と比較すると動き・反応ともに良くなっていますし、息づかいの感じも良いことから、今回の追い切りで態勢が整ったと言えるでしょう。番組を検討した結果、3月14日の中京・芝2200mなら、最後まで諦めずに追ってくれる西村淳Jが空いていましたので、そこに出馬投票させていただきました。普段の調教では以前のような幼いところは見せなくなっていますが、万全を期するために今回はブリンカーを着用し、ゲートインするまで細心の注意を払っていきたいと思います」(3/11近況)

助 手 7CW稍 84.1- 68.9- 53.9- 40.0- 13.2 馬なり余力 トーテムポール(三未勝)馬なりの外同入
西村淳 10栗P良 80.0- 64.9- 50.6- 37.4- 12.1 馬なり余力 トーテムポール(三未勝)一杯の外0.3秒先行同入

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

今週末に出走する4頭の出走記事をまとめて。

イルデレーヴは未勝利では上位のスピードを誇りますが、最後のワンパンチが効いていない状況。スッと先行することは出来るのですが、気分良く行き過ぎると追ってからの伸びを欠いてしまいます。前走はまさにそういう競馬で、いざ追ってからモタモタして手前をスムーズに替えることが出来ませんでした。

前走後はNFしがらきでリフレッシュして帰厩。今回は少し目先を替える意味で実績のある中京・ダ1200mではなく、右回りの阪神・ダ1200mを選択。手前をスムーズに替え切れなかったことを踏まえてのものですが、3走前の京都・ダ1200mを走った時もスッと好位を確保するも、直線では意外に伸び切れませんでした。個人的な見解ですが、回り云々よりも、当日の精神状態が大いに関係してくると思います。前走の敗因には在厩調整で臨んだことを挙げることが出来ます。その点、今回はNFしがらきで立て直して臨む1戦。気分一新したことは大いにプラス。そして追い切りでは僚馬を追走して先着。イルデレーヴとすればラスト1ハロン12秒6は上々。これまでとはちょっと違う良い雰囲気なので、ここで未勝利脱出を決めて欲しいです。

アンダープロットは前走、疲れから予定を1週延ばして自己条件の特別戦へ。東西から血統馬が揃い、レベルの高い1戦になったので、アンダープロットの能力&将来性を占う意味では試金石に。最後の直線で少し狭いところに入ってしまい、外へ出すのに一苦労。残り100mぐらいからはひと追いごとに差を詰めてきたのですが、コースロスなく内を立ち回った上位2頭は捉え切れず。少し脚を余す形になってしまいました。

正直、勿体ない1戦になったなあと思いますが、新馬戦以来のキャリア2戦目で精神的にタフなレースを体験して、へこたれずに伸びてきたことは評価して良いと思います。

ただ、今回はそのレースから中2週の間隔。在厩調整での出走となります。目に見えない疲れが蓄積していることが予想されますし、ここ2走よりはテンションが上がっての出走となるでしょう。今回もそれなりに相手が揃っていますが、まずは自分との戦いを制することが大事になってきそう。パワー型なので道悪はこなせそうも、トモの緩さが残る現状では意外に伸びを欠いてしまうかも。プラスに働くことはないでしょう。春に大舞台を目指すには譲れない1戦ですが、期待と不安が半々です。

アンブロジオは掴みどころのない馬で、期待した時は案外な結果に、そして期待していない時に予想外の好走・激走を見せてくれます。前走がまさにそういう競馬・結果で、東京・芝1400mで10着に終わった後、中1週での中京競馬参戦。普通は厳しいイメージしか沸かないと思いますが、インの好位を取り切ると、コースロスなく立ち回って直線でも渋い伸び・粘りを発揮。1200mの距離が合うというのもあるのでしょうが3着と好走。展開や相手関係など噛み合えば、まだまだやれることを見せてくれました。

前走後はNF天栄で再調整することになりましたが、右前膝に骨膜が出てきて、2度ほど歩様を気にする素振り。回復するのに時間を要するかなと心配でしたが、蹄にも問題があったことを確認し、4分の3蹄鉄に変更することで不安は緩和。その後は急ピッチで調整が進むと、何とかここへ間に合わせることが出来ました。帰厩後の調整・調教に関しても概ね順調。ひと追い毎に態勢は整ってきたかと思いますが、今回の最終追いは坂路でサラッとやった程度。除外になる可能性が高かったので、少し軽くなってしまったのがレースでどう響くか。また、アンブロジオの性質上、連続して好走してくれるかとなると疑いの気持ちは強いです。まあ、それでも1200mでは大きく崩れていませんし、雨で時計の掛かる馬場はプラス。他馬を少し気にするところがあるので、揉まれにくい外枠も良いでしょう。あとはテン乗りとなる三浦Jの手腕に託したいですが、追い切りで1度感触を掴んでおいて欲しかったです。

バラキエルは母父ゼンノロブロイ+速い脚を使えない現状から、ダート替わりで浮上のキッカケを掴んで欲しいと思っていましたが、砂を被った際の不安やトモに緩さが残ることから、芝の中距離戦へ活路を見い出すことに。デビュー2戦はマイルを使いましたが、今回は一気に距離を延ばして2200mへの挑戦。こちらの方がまだ期待できるかな。相手関係は強力ながら、9頭と少頭数でやれるのはプラスに働いてくれると思います。

追い切りの動き・時計は相変わらず地味ですが、脚元に不安がないのでビシビシやることは出来ているのは○。仕上がりに関してはひと追い毎に態勢が整ってきたと言えるでしょう。

レースではどの位置で流れに乗れるかが1つ注目していますし、今回はまだまだ幼さを残る点を考慮してブリンカーを装着。この効果で幾らかでも集中力が増し、走る方へ気持ちが向いてきて欲しいです。ただ、相手関係やこれまでのレースぶり・結果から、大きく変わってくるのは正直難しいところ。ただ、今回のチャレンジ(距離延長・馬具のの工夫)で次走以降に少しでも希望が出てくるような走りを見せてもらいたいです。