ミスビアンカ（牝・高橋忠）父ロードカナロア 母シャトーブランシュ
土曜中京８Ｒ ３歳上１勝クラス・若手（ダ１４００ｍ）２枠３番 荻野極Ｊ
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：16日にＣＷコースで時計
高橋忠師「前回は好位でレースをすることが出来ましたが、どちらかというとハミをしっかり取っていくほどではなかったですし、馬任せに走らせてそこで馬が納得して止めてしまったような気がします。ですから、16日の追い切りでは荻野極騎手に意識してハミを掛けつつ促しながら時計を出してもらいました。すると最後まで気を抜くこともなく、一生懸命走っていたので、レースでも同じような感じで集中力を切らさないようにレースを運んでもらおうと思います。調教の感じからこのクラスで良い走りが出来るだけの力を持っている馬だと思いますし、いかに気持ちを切らさずに走ってくれるかがカギになると思います。これまである程度時間を掛けて仕上げてきましたが、今回は心身ともに追い込み過ぎないよう意図的にサッと仕上げて出走させてみることにしました。体はふっくらとして良い状態でレースに臨めそうなので、今回の調整パターンが良い方に向いてくれることを期待したいですね」（12/17近況）
助 手 13ＣＷ良 86.5- 71.7- 57.9- 43.7- 14.8 馬なり余力
荻野極 16ＣＷ良 51.8- 38.3- 12.3 末強め追う
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第3回中京5日目（12月19日）
8Ｒ ３歳上１勝クラス
ダ1400メートル 若手 定量 発走13:55
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 インプルソ 牡3 54.0 山田敬士
1 2 アメージングラン 牡3 55.0 亀田温心
2 3 ミスビアンカ 牝3 54.0 荻野極
2 4 ネイビーアッシュ 牝5 54.0 菅原明良
3 5 ブルーパピヨン 牝3 52.0 藤田菜七子
3 6 ルールシェーバー 牡3 56.0 鮫島克駿
4 7 フレンドアリス 牝5 55.0 三津谷隼人
4 8 ロードエクスプレス 牡3 56.0 小崎綾也
5 9 アイムポッシブル 牝3 54.0 西村淳也
5 10 ミッキーチャイルド 牡5 54.0 小林脩斗
6 11 レッドブロンクス 牡3 55.0 富田暁
6 12 スズカクローカス 牝4 54.0 森裕太朗
7 13 エストレーモシチー 牡4 54.0 服部寿希
7 14 サトノポーラスター せ3 53.0 秋山稔樹
8 15 ヴァルゴスピカ 牝3 53.0 菊沢一樹
8 16 メイショウコミチ 牝4 52.0 泉谷楓真
○高橋忠師 「前回も状態は悪くなかったが、気持ちが入っていかなかった感じ。放牧明けでしあがりはいいし、相性のいいジョッキーで」（競馬ブックより）
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前走は牧場でしっかり立て直し、追い切りの雰囲気も良かったミスビアンカ。実際、プラス１４キロとフックラした姿で競馬へ臨めましたし、鞍上には福永Ｊ。これなら巻き返して当然だと見ていたのですが、３角あたりで早めに外から被せられる形になって急変。『２ハロンほど走ったところで急に手応えがスカスカ』と福永Ｊがコメントしていたように一瞬、故障を疑うほど。周りを気にしている素振りはなかったようですが、直線でパタッと止まり、自分から走るのをやめています。牧場での調教では前向きに取り組んでくれているのですが、レースは苦しいものと憶えてしまっているのでしょう。
前走後はＮＦしがらきでリフレッシュ。真面目に走っていない分、レースでの疲れからの回復は早く、コツコツ乗り込むことが出来ました。それにより馬の雰囲気・動きも良好。そして今回はギリギリまで牧場で過ごし、最短の１０日競馬でレースへ臨むことになりました。
帰厩後の追い切りは２本のみとなりますが、１６日の最終追いでは荻野極Ｊが跨り、上がり重点で気持ちを切らさないように。ハミを掛けつつ促されるとしっかり反応出来ていたのは好感。脚力自体は１勝クラスでは上位のモノがあると思うので、真面目に走ってくれさえすれば…。
ただ、この『真面目に走ってくれれば…』がミスビアンカには厄介。牧場での取り組み、厩舎での工夫によって、競馬に対する嫌な気持ちがどこまで改善・解消できているか。レースへ行っても、展開次第でも結果は大きく変わりそう。正直、走ってみないと分かりませんが、ここ２走のような自分から止める姿は見たくありません。
