アンブロジオ(セ・菊沢)父ローズキングダム 母アンティフォナ
土曜中京11R 浜松S(芝1200m)3着(11番人気) 菊沢J
好スタートから積極的に促して行き、道中は好位のインに付けて行きます。そのままの位置で直線に向き追い出されると、ゴールまでしっかりと脚を使って3着で入線しています。
菊沢調教師「前走から中1週での出走になったものの、状態はキープ出来ていましたし、 1200mに戻したこの条件で改めて期待していましたが、よく頑張ってくれましたね。『開幕週の馬場で内枠に入りましたし、スタートから積極的な競馬がしたい』とレース前に一樹(菊沢一樹騎手)が言っていましたが、その通りにスタートを決めて良い形でレースを進めてくれましたね。前残りの馬場傾向だったことを考えると、好位の内目という絶好のポジションに上手く収まって進めることができ、勝ち馬にはそのまま逃げ切られてしまったものの、アンブロジオも接戦の3着争いをものにして、力はしっかりと示してくれたと思います。この後は短い間隔で続けて使ってきましたし、一旦リフレッシュさせる方向で考えています」(レース結果)
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【次走へのメモ】
スタートから出していって好位のインへ。内々で距離ロスがない立ち回り。ラストはメイショウミモザの内から3番手へ浮上した。内枠をうまく生かしたこともあるが、やはり1200mがいい。(B誌)
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・在厩場所:美浦トレセン/10日に福島県・NF天栄へ放牧予定
・調教内容:軽めの調整
菊沢師「トレセンに戻ってからよく状態を確認しましたが、脚元を含めて特に問題はありませんでした。2戦続けて使った割には馬にそこまでへこたれた様子は見られませんね。ただ、ここで無理する必要はありませんし、時間が空いて疲れが表に出てくる可能性もありますから、この後は予定通り一旦放牧に出させていただきたいと思います」(12/9近況)
⇒⇒10日に福島県・NF天栄へ放牧に出ています。(10日・最新情報より)
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中1週のローテで開幕週の中京参戦。レースもフルゲート18頭立てと苦戦濃厚と見ていたアンブロジオ。正直、少しでも上位に来てくれれば合格かなという期待でした。
スタートを互角に出たアンブロジオ。出たなりの位置で折り合いに専念するのかなと見ていたら、菊沢Jは手綱を押して押してハナを主張する勢い。最終的には内の3番手に控え、ロスのない立ち回りを選びましたが、他馬を気にする素振りもなく、余力十分で直線を向くことが出来ました。
そして最後の直線でもアンブロジオと菊沢Jは内にこだわった走り。進路がなくてドキドキしましたが、勢いが弱まったメイショウミモザの内に進路を見い出すと、最後までジワジワと脚を繰り出して3着を死守。個人的には予想にもしてなかった好走・激走に頭が下がる思いです。菊沢Jは自厩舎の馬とは言え、アンブロジオの長所をしっかり引き出してくれています。欲を言えば、直線で外目に持ち出すことが出来ていれば、もう少し伸び伸び走れたのかなとは思いますが、レースを見返すと出すタイミングがなかったです。
レース後のアンブロジオですが、そこまでクタッとした感じはないも、中京遠征で馬体を減らしましたし、状態が落ち込む前に一息入れることを選択。10日にNF天栄へ放牧に出ています。
今回の走りは現状の精一杯だと思いますが、人気馬の凡走や時計の掛かる馬場が味方してくれれば今回以上の着順を得ることは可能な筈。来年6歳になりますが、まずは堅実駆けしてもらいながら、OP入りのチャンスを常に狙っていてもらいたいです。